日本文化研究ブログ Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

「事八日」「事始め」「事納め」の意味とは?針供養ってどんな行事?

      2018/09/14

日本には、昔から続く風習がたくさんありますよね。

「事八日」、「事始め」、「事納め」も、数多くある風習のひとつなのですが、どういう意味なのかご存知ですか?

針供養という行事にも関係してきますので、お裁縫をする人は知っておいたほうが良いかもしれません。

今回は、事八日、事始め、事納めについて調べてみました。

 

スポンサードリンク

事八日、事始め、事納めとは?

読み方はそれぞれ「事八日(ことようか)」「事始め(ことはじめ)」「事納め(ことおさめ)」です。

 

「事八日」は、旧暦の12月8日と2月8日のことです

12月8日は新たに物事に着手するという意味から「事始め(ことはじめ)」、2月8日は物事を終えるという意味から「事納め(ことおさめ)」といわれ、この2つをまとめて「事八日」といいます。またその逆で2月8日を「事始め」、12月8日を「事納め」という場合があります。

これは、始める「事」が新年に年神様(としがみさま・毎年お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)を迎える「事」なのか、春になって農作業を始める「事」なのかの違いです。

新年に「年神様」を迎えるための準備を始める場合、12月8日が「事始め」で、お正月が終わり後片付けもすべて終わらせるのが2月8日の「事納め」です。

逆にお正月が終わり、人々が日常生活に戻り、農作業を始める場合、2月8日が「事始め」で、一年の農作業を終わらせるのが12月8日の「事納め」です。

 

事八日の行事は、2月8日と12月8日の両日か、どちらか一方で行われます。

 

事八日では、「お事汁(おことじる)」を食べ、無病息災を願います。

「お事汁」の具は地域によってさまざまですが、大根、人参、小豆、こんにゃく、ごぼう、里芋、6種類の野菜を入れたみそ汁で、別名「六質汁(むしつじる)」といいます。

 


 

また、地域によって異なりますが、事八日には一つ目小僧が家にやってくるという伝承があるため、目籠(めかご・目を粗く編んだ竹籠)を軒先に掲げます。

目籠は、たくさんの目があるように見えるため、一つ目小僧が驚いて逃げて行くので魔除けになると考えられているそうです。

 

スポンサードリンク


 

針供養ってどんな行事?

針供養とは、折れたり、曲がったり、錆びたりすることで使えなくなった縫い針を神社に納め、針を供養し、裁縫の上達を祈る行事です。

供養の仕方は地域によって異なりますが、一般的には、豆腐やこんにゃくのような柔らかいものに針を刺します。

それまで硬い生地に何度も糸を通してきた針に、最後は柔らかいところで休んで成仏してほしいという労いの意味が込められているそうです。

針供養は事八日の行事のひとつで、神事や祭事であることから、神様を迎えるために慎みを持って過ごす日とされ、針仕事を休むべきだと考えられていました。

関東では2月8日、関西では12月8日に行われることが多いようです。

 

 

事八日は年に2回ありますが、目的によって「事始め」と「事納め」の日にちが逆になるのですね。

事八日に行われる針供養も、地域によって日にちが異なりますので、「お裁縫で使って折れた針を針供養していただこう!」と思っている人は、お住いの地域ではいつ針供養を行っているのか、事前にチェックしておいてくださいね!

 

関連:「針供養」の意味とは?豆腐やこんにゃくに刺すのはなぜ?針供養のやり方

 

スポンサードリンク


おすすめの記事と広告

 - 12月, 2月