【11月11日はもやしの日】もやし値段が安い理由

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いろいろな食材との相性が良いもやしは、日々の食卓に登場することも多いのではないでしょうか?

栄養バランスが良いうえにカロリーが抑えられるため、ダイエット中の食事では特に重宝します。

食材としてとても優秀なもやしはなぜ安いのでしょうか?

また、そんなもやしには「もやしの日」という記念日があるそうです。

今回は、「もやしの日」やもやしの値段が安い理由をご紹介します。

 

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目次

もやしとは?

もやしは漢字で「萌やし」と書きます。

もやしは植物の固有名詞というわけではなく、発芽することを「萌ゆる」、発芽させることを「萌やす」ということが、「萌やし」の名前の由来になっているのだそうです。

 

もやしはおよそ95%が水分ですが、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、カルシウム、葉酸、食物繊維、アミノ酸など、多くの栄養素が含まれており、栄養バランスが良いです。

 

もやしは、穀類や豆類の種子を暗所で人工的に発芽させたものです。

日本のスーパーで多く流通している原材料の豆の種類はすべて同じというわけではなく、緑豆、ブラックマッペ、子大豆、大豆の4種類が使用されています。

これら日本で流通しているもやしは土や太陽光を必要とする畑ではなく、光を遮断した工場の容器の中で生産されます。

 

もやしが安いのはなぜ?

もやしが安いのは以下のような理由があるようです。

 

生産量の調整が簡単にできる

工場で生産することにより生産量の増加・抑制が簡単です。世間の需要が大きければ出荷数を増やし売り上げをのばすチャンスを逃しにくいです。逆に生産しすぎて在庫を抱えるリスクも少ないため、年中安定した安価で市場にもやしを供給できます。

 

気候や自然災害に左右されない

屋外の畑などで作られる農作物と違い、気温や天候、台風などの自然災害、害虫などに自然災害に左右されず、安定的に生産できるため、安く提供できるのです。

 

出荷までの期間が短い

もやしは出荷までの期間が7日~10日ほどと、とても短期間であるため、他の野菜に比べて世間の需要にすぐに対応することができます。

そのため、需要と供給のバランスを保つことができ、多く作りすぎたり、少なすぎたりして損をすることがほとんどありません。

 

生産するためのコストがかからない

土や肥料を必要としないので、他の作物に比べるとコストがかかりません。

 

 

小売店の努力

もやしが安い理由にはスーパーなどの小売店側にも理由があります。

スーパーがチラシなどで宣伝をする際、客側がお得感を感じるような目玉商品を作ることが多いです。もともと安価なもやしですが「半額」を銘打って目立たせたり、10円より安い値段で販売するなど、インパクトのある宣伝をして集客を増やす効果が期待できます。

 

時には店側が赤字になることを承知で目玉商品を販売することもあります。

赤字を出してでも目玉商品を作ることで集客につながります。客が目玉商品と一緒に他の商品を購入することで、赤字を補填できるほど利益を見込めるからです。

 

目玉商品にもやしが選ぶことで赤字を最小限に抑えるメリットもあります。

もともと安価なもやしをさらに安くしても、赤字は少額で済み、最小限に抑えることもできます。例えば、原価20円のもやしをどんなに安く販売しても20円以内の赤字ですみます。

 

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11月11日はもやしの日

毎年11月11日は「もやしの日」です。

「もやしの日」は成24年(2012年)11月11日にもやし生産者協会により制定されました。

もやしがまっすぐ伸びる様子に見えることや、もやしが4本並んでいるように見えることから11月11になった由来だそうです。

 

 

屋外の畑で栽培される野菜は、自然災害や天候によっては価格が高騰することも珍しくありません。

他の野菜の価格が高騰しても、もやしだけは安定した価格で一年中販売されていることを不思議に思った人もいるかと思いますが、もやしが一年を通じて安いのはなぜなのかわかりましたね。

もやしは栄養バランスも良いですから、日々の食事に取り入れて美味しくいただきましょう!

 

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