新しく始まる学校生活の第一歩となる入学式。
これから学校生活を送る子どもたちはもちろん、保護者のみなさんも期待や不安を抱いて臨むという方も少なくないかもしれません。
そんな入学式は、何時から何時まで行われるのでしょうか?
流れや、やることはどのようになっているのでしょうか?
今回は、入学式について解説します。
入学式とは?
入学式は、学校の入学を許可し、お祝いをする目的で行われる式典です。
幼稚園や保育園では「入園式」と呼びます。
入学式は何時から何時まで?時間どれぐらい?
入学式の開始は9時~9時半の学校が多いようです。
入学式に参加する「新入生」は8時半ごろまでに保護者と一緒に登校するのが一般的です。
小学校の場合、保護者と一緒に受付を済ませたあとは別行動となり、5年生や6年生のお兄さん・お姉さんが一年生の教室へ案内してくれます。
中学校や高校の場合は、保護者と別行動になったあとは各自で案内を確認して教室へ移動するのが一般的です。
入学式は、1時間ぐらいかかるのが一般的です。
9時~9時半に入学式が始まった場合、10時~10時半ごろには終わります。
また、小学校、中学校、高校、幼稚園や保育園の入学式は兄弟姉妹がいるご家庭に配慮して日にちが被らないように別の日にすることが多いですが、地域によっては同じ日に行われることもあります。
その場合は、時間帯をずらして午後に入学式が行われる学校もあります。
また、大学や専門学校は学部や学科ごとに時間をずらして行うこともあります。
入学式の流れ、やることとは?
学校ごとに異なりますが、小学校・中学校・高校の一般的な入学式の流れとやることは以下の通りです。
① 開会の言葉
司会者が開会を宣言します。
② 新入生入場
保護者や在校生が拍手で新入生を迎えます。
小学校の場合、5年生や6年生の在校生が新入生と手を繋いで入場することもあります。
③ 国歌斉唱
省略されることもありますが、国歌斉唱をします。
④ 校長、来賓などの挨拶
校長先生や来賓の挨拶や祝辞、祝電の紹介などをします。
⑤ 学級担任紹介
各クラスの担任を紹介します。
学校によっては、学級担任紹介のあとに担任の先生が新入生の名前を呼ぶことがあります。
その場合は、「着席のまま返事」「起立をして返事」「手を挙げて返事」するなどします。
⑥ 在校生の歓迎の言葉
在校生から新入生へ、歓迎の言葉をおくります。
在校生は、学校によって違いますが、
小学校の場合
「6年生だけ」「5年生と6年生だけ」「全校生徒」
中学校の場合
「3年生だけ」「全校生徒」「生徒会だけ」
高校の場合
「歓迎の言葉を述べる生徒だけ」「生徒会だけ」
とさまざまです。
⑦ 新入生代表挨拶
中学や高校の場合、ここで「新入生代表挨拶」が入ることが一般的です。
公立中学校で新入生代表に選ばれるのは小学校からの推薦された人です。
私立中学や高校のように、入試が行われる場合は・・・
●入学試験で成績が優秀だった人
●入学試験の面接で新入生代表に適任と判断された人
などが新入生代表に選ばれます。
⑧ 校歌斉唱
新入生はまだ歌えませんので、在校生や教師が歌います。
⑨ 職員紹介
担任以外の教職員を紹介します。
⑩ 閉会の言葉
司会者が閉会を宣言します。
⑪ 新入生退場
保護者と在校生が拍手で新入生を見送ります。
入学式が終わると、新入生と保護者、担任は教室へ移動します。
新しい教科書や書類などが配られ、時間割や学校設備の説明、行事の説明、提出書類の説明などが行われ、終わったクラスから解散となります。
中学校や高校では部活紹介や部活の勧誘などが行われることもあり、仮入部の手続きをしたりします。
いかがでしたでしょうか?
新入生や保護者にとって、入学式はその学校で最初のイベントです。
初めてのことだらけで緊張すると思いますが、誰にとっても新しい環境での最初の一歩です。
みんなが緊張していると思えば、少しだけリラックスすることができるかもしれませんね。
入学後もしばらくは、勉強や部活、友人関係など新しいことが続きますので、しっかりと休息をとって頑張っていきましょう!
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