みなさんは、お墓参りにはいつ行きますか?
お盆やお正月、お彼岸、命日など、お墓参りのタイミングはたくさんありますが、一体、いつ行くのが良いのでしょうか?
お墓参りに適した服装は?決まったマナーはあるのでしょうか?
今回は、お墓参りの疑問について調べてみました。
お墓参りはいつ行けばいいの?
基本的にお墓参りは、先祖を供養する気持ちの表れです。
そのため、「お墓参りに行くタイミング」については、特に決まりはありません。
毎年の命日、月命日、それぞれの年忌の法要の後など、その故人を偲ぶ時にお墓参りをすることがありますし、進学、就職、結婚など、人生の転機の報告を行うためお墓参りをすることもあります。
ですから、「お墓参りはいつしなければならない」ということはなく、 自分の気持ちが故人に向いた時にお墓参りに出掛けるのが、いちばん良いでしょう。
多くの人がお墓参りに行く時期
お墓参りに行くタイミングはありませんが、多くの人がお墓参りに行く時期があります。
それは、 「お盆」と「お彼岸」の時期です。
「お盆」は8月15日を中心とした期間に行われることが多いのですが、地域によっては7月15日に行うこともあります。
お盆休みや夏休みとも重なりますので、故郷に帰省して家族そろってお墓参りに行く人が多くなります。
「お彼岸」は、「春のお彼岸」と「秋のお彼岸」の年に2回あります。
春分の日(しゅんぶんのひ・毎年3月20日ごろ)と秋分の日(しゅうぶんのひ・毎年9月23日ごろ)を中日とし、前後それぞれ3日間を合わせた7日間のことを「お彼岸」といいます。
お彼岸は仏教で先祖供養をする日なので、お墓参りに行く人が多いです。
その他、故郷に帰省するタイミングで 「お正月」にお墓参りをする人も多いです。
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お墓参りの時の服装は?
お墓参りをする際の服装は特に決まったものはありませんが、華美(かび・派手)な服装は避けましょう。
また、墓石のある場所が、駐車場から遠かったり、階段をたくさん登らなくてはならない場所のこともありますので、ハイヒールなどは履かないほうがいいでしょう。
墓石の掃除や、花の水替えなどもしなくてはならないので、動きやすい服装がいいですね。
お墓参りの時のマナーは?
お墓参りで決められたルールは特にありませんが、基本的なマナーは以下の通りです。
お墓参りに行くときの持ち物
●お線香
●ろうそく
●マッチやライター
●数珠
●お花
●お供え物
●掃除道具(バケツ、たわし、タオル、スポンジ、ほうき、ゴミ袋、半紙または懐紙など)
お墓参りの手順
①本堂をお参りし、挨拶をする
墓地に本堂がある場合は、まず本堂をお参りします。
ご住職がいらっしゃる場合は、ご住職にも挨拶をしましょう。
②道具を借りる
墓地や霊園によっては、お墓参りに必要な道具を販売していたり、貸し出していたりします。
手桶とひしゃくを借りて、手桶に水を満たして墓前まで行きます。
※貸し出しの準備がなく、自分で持って行く墓地もあるので事前にご確認ください。
③礼拝
墓前に着いたら、合掌し、礼拝します。
④お墓の周りを掃除する
墓石の周りの草を取ったり、ゴミを拾ったりします。
⑤墓石を洗う
手桶とひしゃくで墓石に水をかけ、柔らかいスポンジやタオルで汚れを洗い流します。
⑥墓石を拭く
仕上げにもう一度水をかけ、タオルや雑巾で水気を拭き取ります。
⑦花を挿す
古い花を取り除き、花立ての中を掃除したら新しい花を挿します。
⑧お供えをする
二つ折りにした半紙や、懐紙の上にお供え物を置きます。
この時、「故人が好きだったから」とお酒やジュースを墓石にかける人がいますが、墓石が変色・変質する可能性があるので避けましょう。
⑨お参りをする
ろうそくに火を灯し、線香に火をつけ、故人に関係の深い人からお参りします。
⑩片づけをする
ろうそくや線香の火が消えているか、マッチの燃えカスがないか、火の後始末には十分気を付けてください。
ろうそくや線香の火を消すときは、手で仰いで消しましょう。
⑪道具を返して終了
手桶とひしゃくを返して、お墓参りは完了です。
他の道具(ほうきやバケツなど)も借りていたら忘れずに返しましょう。
お供え物は、すべて持ち帰って自分たちで召し上がってください。
お供え物をそのまま置いていたら、墓石にシミやサビができる可能性がありますし、カラスや猫などに荒らされてしまいます。
以上が基本的なマナーとなりますが、墓地や霊園によって独自のルールやマナーを設けている場合もありますので、その場合は従いましょう。
いかがでしたでしょうか?
お墓参りのタイミングに決まりはないのですね。
多くの人がお盆やお彼岸に行きますが、遠方に住んでいたり、忙しかったりと様々な事情でお墓参りに行けない人もいらっしゃると思います。
お墓参りは「先祖のおかげで、今の私がある」という感謝の意を表す行いです。
時期にとらわれず、お礼を言いたい時、報告がある時、久しぶりに故郷に帰省した時などに足を運べると良いですね。
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