日本文化研究ブログ – Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

啓蟄の意味とは?2017年はいつ?菰(こも)はずし、虫出しの雷って何?

   

keichitsu-1

啓蟄・・・「けいちつ」と読みます。

読み方が難しいですね。

季節を表す言葉のひとつですが、いつのことを指しているのでしょう?

今回は、啓蟄の意味や、2017年はいつなのか、啓蟄に関係のある菰はずし、虫出しの雷について調べていきましょう。

スポンサードリンク


啓蟄の意味とは?

05_24_l

啓蟄は、一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。

啓蟄の「啓」は「ひらく」、「蟄」は「土中で冬ごもりしている虫」という意味があり、「啓蟄」は「冬眠していた虫が、春の訪れを感じて土の中から出てくるころ」という意味になります。

関連:『二十四節気』の読み方と意味とは?その覚え方


2017年はいつ?

24sekki

二十四節気は、太陽の動きによって決まります。

そのため、日付は毎年同じではなく、微妙に異なります。

2017年の啓蟄は、3月5日(日)です。

期間を示す言葉でもあり、その場合は3月5日から春分の日(3月20日(月))の前日までということになります。

スポンサードリンク


菰はずしとは?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

菰(こも)とは、藁で作った筵(むしろ)のことです。

害虫であるマツカレハの幼虫を駆除するために、11月ごろに松の地上2メートルほどの高さに菰を巻きつけることを「菰巻き」といいます。

江戸時代から伝わる害虫駆除の方法で、マツカレハの幼虫は冬になると枯れ葉の中などで越冬する習性があり、春先に菰を取り外して焼却することで害虫駆除の効果があると考えられていました。

実際には害虫駆除の効果はなく、皇居外苑や姫路城など、菰巻きを中止した場所もあり、続けている場所では冬の風物詩として行われているとも言われています。

11月ごろに巻いた菰を取り外すことを「菰外し」といい、啓蟄の日に行われます。

菰の中で越冬していた虫たちが起き、自ら出ていく前に菰ごと取り外し、害虫駆除を行っていたのですね。


虫出しの雷とは?

large

 「むしだしのかみなり」または「むしだしのらい」と読みます。

立春(りっしゅん・二十四節気のひとつ。2月4日ごろ)の後の初めての雷をさす言葉で、土の中で冬眠中の虫たちの目覚めを促す雷と言う意味があります。

 立春を過ぎ、啓蟄のころには大気が不安定になり、雷が鳴ることがあります。

この雷は、春の到来を伝えてくれるめでたいものと考えられており、啓蟄という言葉の意味するところと、雷に驚いて虫たちが出てくることから「虫出しの雷」と名付けられました。

啓蟄になり、春の訪れを感じてそろそろ活動を開始しようとしている虫たちにとって、雷は目覚まし時計のような存在なのかもしれませんね。

  keichitsu001

 寒い冬の時期は、越冬のために冬眠する生き物がたくさんいます。

厳しい冬を越え、春になって活動を開始するのが、啓蟄のころなのですね。

虫出しの雷を聞くことがあったら、虫たちがそろそろ目を覚ますんだなぁ~と想像しながら、春の訪れを感じたいですね。

スポンサードリンク

 - 3月