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獅子舞の意味や由来とは?頭を噛むのはなぜ?

      2016/01/26

shishimai

お正月やお祭り、おめでたい日など色々なところで目にする「獅子舞」ですが、その意味や由来がどんなものか知っている人はあまりいないのではないでしょうか?

獅子舞は、周りにいる人たちの頭を噛んでいきます。それが怖くて泣いてしまう子どもも多いようですが・・・

獅子舞が頭を噛むのは一体どうしてなのでしょうか?

今回は獅子舞の意味や由来について調べてみたいと思います。

 

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獅子舞の意味や由来とは?

 獅子舞には、悪魔祓い、飢饉や疫病を追い払う意味が込められています。

獅子舞は、インドから中国へ、中国から日本へ伝わったといわれています。

獅子舞の獅子とはライオンのことでインドの遊牧民族が力の強いライオンを霊獣・神として崇めるようになり、ライオンを模した舞を踊るようになったものが獅子舞の原型と考えられています。

日本では、16世紀の初め、室町時代(1338年~1573年ごろ)に伊勢の国(現在の三重県)で飢饉や疫病を追い払うため、お正月に獅子舞を舞ったのが始まりといわれています。

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その後、伊勢から江戸(現在の東京)へ伝わり、祝い事や祭り事で獅子舞が定着し、江戸時代(1603年~1868年)の初期ごろまでに「江戸大神楽師(えどだいかぐらし)」「伊勢大神楽師(いせだいがくらし)」といわれる団体が獅子舞を舞いながら全国をまわり、悪魔祓いをしたことで日本各地へ広がりました。


獅子舞の種類は?

 獅子舞は、日本各地でさまざまな種類がありますが、大きく分けて二つの系統があります。

西日本を中心に全国へ広まった獅子舞は、基本的には2人以上で一匹の獅子を演じ「伎楽系(ぎがくけい)」といわれています。お正月に見られるのはこの伎楽系が多いそうです。

関東、東北地方などで主に見られる獅子舞は、基本的に1人で1匹を演じ「風流系(ふうりゅうけい)」といわれています。1人で舞い、お腹に太鼓をくくりつけて打ちながら踊るものもあります。

また、風流系では頭にかぶる動物が獅子だけではないことも特徴のひとつです。

各地域で信仰するものによって変化し、獅子以外には、鹿や牛、中国の霊獣「麒麟(きりん)」など、さまざまな動物に扮する舞が存在します。

  

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頭を噛むのはなぜ?

それではどうして頭を噛むのでしょうか?

それは獅子舞が人の頭を噛むことによって、その人についた邪気を食べてくれるからです。悪魔祓いや疫病退治の意味があるため、悪いことから守ってくれ、ご利益があると考えられているのです。

子どもの場合は、厄除けの効果が強くなるともいわれており、学力向上や無病息災、健やかな成長にご利益があるといわれています。

そして、初詣で獅子舞に頭を噛まれると、魔除けになり、一年をより良く過ごすことができると信じられています。

また、語呂合わせで「獅子が噛みつくと神が付く」という縁起かつぎの意味もあるということです。

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 獅子舞は室町時代から続いています。

悪魔祓いや疫病退治はもちろんのこと、より良い一年を過ごしたいという願いは今も昔も変わりませんね。

獅子舞が近づいてくると怖がって泣いてしまう子どももいますが、その子の健やかな成長を願う親としては・・・泣いていても獅子舞に頭を噛んでもらいたいと思うのでしょうね。

初詣で獅子舞をみかけたら、ぜひ、家族全員で頭を噛まれに行きましょう!

 

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