私たちは普段の生活の中で「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という挨拶を何度も口にしますが使い分けをどうしていますか?
「朝、学校や会社で最初にする挨拶は『おはよう』だよね」「昼に知り合いに会えば『こんにちは』でしょう?」「夜なら『こんばんは』となんじゃないの?」と朝・昼・夜の使い分けであることはわかりますが、時間によっていつ使うのか明確な基準となる時間帯があるのでしょうか?
今回は「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」をそれぞれ何時から何時まで使うのか調べてみました!
Contents/目次
「おはよう」は何時から何時まで?
NHKの場合
NHKでは『9時まで』は「おはようございます」と挨拶をしています。
これは、2003年の調査で「10時におはようございますというのは抵抗を感じる」という人が3分の1いたということや、抵抗を感じた人の年齢が高いことなどを考慮し、この時間帯の視聴者層を考慮した結果だそうです。
百貨店など接客業の場合
百貨店など接客業の場合は『11時まで』は「おはようございます」と挨拶することが多いようです。
秘書技能検定の場合
公益財団法人実務技能検定協会が運営、実施する「秘書技能検定試験」では、『10時まで』は「おはようございます」と挨拶するとなっています。
いずれも「9時まで」「10時まで」「11時まで」と終わりの時間は決まっていますが、「何時から」なのかははっきりしていません。
NHKの場合、2時~3時ごろに深夜番組が終わり、4時台に早朝の番組が始まるので、早朝の番組から「おはようございます」と挨拶しているようです。
一般時には『起床後から』や『夜が明けてから』と考えていいのではないでしょうか。
「こんにちは」は何時から何時まで?
NHKの場合
NHKでは『9時~18時まで』は「こんにちは」と挨拶をしています。
百貨店など接客業の場合
百貨店など接客業の場合は『11時~17時まで』は「こんにちは」と挨拶することが多いようです。
秘書技能検定の場合
秘書技能検定試験では『10時~18時まで』は「こんにちは」と挨拶するとなっています。
「こんばんは」は何時から何時まで?
NHKの場合
NHKでは『18時から』は「こんばんは」と挨拶をしています。
百貨店など接客業の場合
百貨店など接客業の場合は『17時から』は「こんばんは」と挨拶することが多いようです。
秘書技能検定の場合
「秘書技能検定試験」では『18時から』は「こんばんは」と挨拶するとなっています。
いずれも「18時から」「17時から」と始まりの時間は決まっていますが、「何時まで」なのかははっきりしていません。
NHKの場合、2時~3時ごろに深夜番組が終わりますが、その時間は「こんばんは」と言っているようです。
一般的には『就寝前まで』や『夜明け前まで』と考えて良いのではないでしょうか。
それぞれ何時から何時まで使う?
NHKと、百貨店など接客業の挨拶、秘書技能検定試験の時間は上記のようになっていますが、明確な基準はあるわけではありません。
会社によっては「おはよう」は10時まで、「こんにちは」は10時から17時半まで、「こんばんは」は17時半以降と決めていたり、「こんばんは」は日没後と決めているところもあるようです。
一般的に「こんにちは」と「こんばんは」の境となる目安は日没の時間なのだそうです。
日本は季節によって、地域によって日没の時間が異なりますので、「こんばんはの挨拶は何時から!」と決めることはできませんが、辺りが暗くなってきたら「こんばんは」と言うことが多いですね。
「おはよう」と「こんにちは」の境となる目安は調べてみましたがわかりませんでした。
11時が目安だという人もいれば、9時だという人、午前中はずっと「おはよう」という人などさまざまなようです。
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」をいつ使えば良いのか、明確な基準はないのですね。
自分では「おはよう」の時間だと思っていても、相手が「こんにちは!」と挨拶をしてくれたのなら、「こんにちは」と返事をした方が相手も嫌な気持ちになりません。
挨拶は相手とのコミュニケーションですので、臨機応変に使い分けると良いのかもしれませんね。
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