9月

【2023年】防災の日はいつ?その由来とは?震災に備えておきたいものは?東京・大阪ほか全国のイベント情報

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災害、それは予期せず発生するものです。

日本は他の国と比べ台風被害や地震などの自然災害も多く、突発的な火事や爆発などいつどんな災難に見舞われるかもしれません。

そんな災害に対しての備えを心がける「防災の日」という記念日があるのをご存知でしょうか?

防災の日には全国各地で様々なイベントが催されているようですので紹介します。

また、東日本大震災や熊本地震など震災を経験した人に聞いたアンケートで「とても便利だった!」「用意しておいて助かった!」という声が多かったものを紹介します。

 

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「防災」とは?

防災とは「災害を未然に防ぐ目的をもって行われる取り組み」の事を言います。

災害とは、自然現象または人為的な原因によって、人々の命や社会生活に被害が生じる事態を指します。

 
●自然現象の災害(自然災害)

台風、暴風、洪水、地震、津波、豪雪、豪雨、土砂崩れ、竜巻、火山の噴火、雪崩(なだれ)、干ばつ、落雷などがあります。

 
●人為的な災害

火災、原子力発電所の事故、石油の流出、交通事故、海難事故、列車事故、航空事故などがあります。

 

2023年の「防災の日」はいつ?

防災の日は、1960年に制定された記念日で毎年9月1日です。

2023年は9月1日(金)です。

 

「防災の日」の由来とは?

「防災の日」が9月1日なのは、大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災に由来しています。

政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備することを目的に制定されました。

また例年この時期には台風の襲来も多いので「災害への備えを怠らないように」との戒めの意味も込められているそうです。

この防災の日を含む一週間は防災週間として全国各地で様々なイベントが催されています。

 

東京・大阪ほか全国のイベント情報

※下記は2022年の情報です。2023年はわかり次第更新いたします。

 

大阪880万人訓練

こちらは毎年開催されているイベントです。

このイベントは大規模な防災訓練のような内容になっており、事前に参加登録が必要です。

開催当日は実際の災害発生時とまったく同じように屋外アナウンスを流したり、訓練用のエリアメールや緊急速報メールが届くというような内容になっています。

実際、災害が発生した時は、どうしいいかわからず慌ててしまいそうですが、このイベントに参加しておけば本当の災害の時に慌てず対応が出来そうですね。

 

日時:

2022年9月2日(金)13時30分に地震発生、13時33分に大津波警報発表という内容で開催されます。

 

外部リンク:大阪880万人訓練

 

しんじゅく防災フェスタ2019

※2022年は今のところ情報がありません。

新宿の行政・企業・NPOのブースコーナー、防災体験コーナーやパフォーマンスステージ、飲食ブースなどがあります。

子供向けのプログラムも準備されていますので、親子で防災について学ぶといいですね。

 

日時:2019年9月1日(日)11時~16時

場所:新宿区の戸山公園、新宿スポーツセンター

 

外部リンク:しんじゅく防災フェスタ2020中止のお知らせ

 

総合防災訓練・防災フェア(埼玉県さいたま市)

2022年はさいたま市直下地震(最大震度6強)が発生した想定で訓練が行われます。

 

日時:2022年9月4日(日)9時~11時まで(防災フェアは9時~11時30分)

場所:さいたま市大宮消防署、合併記念見沼公園ほか

 

外部リンク:さいたま市総合防災訓練・防災フェア 2022年

※新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、一般来場者の受け入れを直前で変更する可能性があります。

 

室蘭市防災フェスタ2020(北海道室蘭市)

※2022年は今のところ情報がありません。

市内の各団体や企業などによる、防災に関するブースやポスターの展示のほか、14:30からは防災講演会を行います。

 

日時:2020年8月23日(日) 11時~16時

場所:室蘭市市民会館

外部リンク:室蘭市防災フェスタ2020

 

2022防災フェスタ(静岡県磐田市)

消防車や救急車、パトカー、白バイの展示、段ボールベッドの体験、ライフジャケットの着用体験などがあります。

 

日時:2022年10月2日(日)9時30分~16時

場所:磐田市竜洋B&G海洋センター体育館ほか

 

外部リンク:2022防災フェスタ | 磐田市竜洋海洋公園

 

となみ防災フェスタ2020(富山県砺波市)

※2022年は今のところ情報がありません。

防災体験、見学コーナーが設置され、先着500名様に防災食パスタの試食サービスがあります。

 

外部リンク:「となみ防災フェスタ2020」の中止について (お知らせ) | 砺波市役所

 

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防災の日に私たち個人がしておきたいこと

防災の日には、日本各地でイベントが開催されますが、私たち個人でできることもあります。

 

ハザードマップの確認

ハザードマップとは、自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図のことです。

ハザードマップポータルサイトというものがあり、身のまわりの災害リスクを知ることができます。

 

外部リンク:ハザードマップポータルサイト

 

避難場所や避難ルートの確認

自分が住んでいる場所、勤務先などの最寄りの避難場所はどこなのか、その避難場所にはどうやって行くのかルートを確認しましょう。

避難場所まで実際に歩いてみるのも良いですね。

 

家族で話し合う

災害が起こったとき家族が一緒いるとは限りません。

災害が起こった際の家族の集合場所を決めたり、連絡方法を決めたりしておきましょう。

 

現在は携帯電話・スマートフォンに家族全員の連絡先を登録している人も多いと思いますが、災害時にはスムーズに連絡ができるとは限りませんし、充電が切れて連絡先の確認さえできないかもしれません。

「災害伝言ダイヤル」の使い方を家族で確認したり、充電が切れても慌てないように連絡先をメモしたものを普段から持ち歩くなどしましょう。

「災害伝言ダイヤル」は災害の発生により電話がつながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板で、電話で「171」を押すことで繋がり、伝言を録音したり再生したりできます。

日時が限られますが、毎月1日、15日の0時~24時、防災週間(8月30日9時~9月5日17時)など、体験利用することができます。

 

外部リンク:災害用伝言ダイヤル(171)NTT東日本

外部リンク:災害用伝言ダイヤル(171)NTT西日本

 

防災グッズを見直す

非常持ち出し袋の中身、備蓄している非常食や医薬品の使用期限や賞味期限を年に一度は確認しましょう。

家族構成や年齢によって必要な物が変わりますので、それらを見直すことも大事です。

懐中電灯やラジオなどはきちんと動くか、電池が切れていないか、電池の液漏れはないかなどチェックしましょう。

 

震災・災害に備えておきたいものは?

東日本大震災や熊本地震など、実際に震災を経験した方たちに聞いたアンケートなどで「これがあってとても便利だった」「用意しておいて助かった」という声が多かったものを紹介します。

防災の日に現在用意している防災グッズを見直してみるといいですね。

 

災害時の断水に備えて、ひとり1日3リットルの飲料水を3日分備蓄しておくように国や自治体などが呼び掛けていますので、最低でも飲料水は3日分の備蓄をしておきましょう。

 

水以外の飲み物

水だけだと飽きたり、野菜不足になってしまいますので、野菜ジュースや果汁ジュースなどを備蓄しておきましょう。

 

非常食

乾パン、ようかん、チョコレート、アルファ米など、火を使わずに食べられる「非常食」は電気やガスが止まっても食べられます!

 

非常食以外の食べ物

災害時=非常食と思ってしまいますが、普段から食べているお菓子やレトルト食品、缶詰などは災害によって疲れている心を癒してくれます。

小さなお子さんは特に、普段食べ慣れているものがあると安心するようですよ。

 

カセットコンロ

カセットコンロがあれば暖かいものを食べることができますし、少しだけ調理をすることも可能です。

替えのカセットボンベも忘れずに!

 

寒さを防ぐもの

電気が止まると暖房器具が使えませんので、防寒用のアルミシートや電池式の石油ストーブなどがあると安心です。

 

懐中電灯やランタン、ろうそく

ろうそくは火災の原因になってしまうのであまり使わないほうが良いという意見もありますので、懐中電灯やランタンがあると良いですね。

 

手回し式ラジオ

手回し式ラジオはラジオを聞くだけでなく、スマホや携帯の充電機能や、ランタンや懐中電灯が付いたもの、ソーラー発電ができるものなどいろいろあります。

 

充電用予備バッテリー

避難所で充電が満足にできるようになるには時間がかかりますので、充電用予備バッテリーを持っておきましょう。

 

ヘッドランプ

夜間の震災では懐中電灯を片手に避難をすることになりますが、両手がフリーになるヘッドライトがあると便利です。暗闇でなにか作業をするときにも重宝しますよ。

 

ラップ

食器にラップを敷くことで水を使わずに済みますし、ラップを包帯代わりに使ったり、ラップを体に巻いて寒さをしのぐことができます。

 

簡易トイレ

断水している場合はトイレを水で流すことができませんので、簡易トイレがあると安心です。

 

おむつ

避難所ではトイレが少ないため長蛇の列ができ、間に合わないこともあります。

こども用、大人用、どちらも準備しておくと安心のようです。

 

紙ショーツ(使い捨て紙パンツ)

入浴ができない、ショーツを洗えない、数日間替えられない場合、不衛生で精神的にも憂鬱になってしまいますが、使い捨ての紙ショーツがあると安心です。

 

液体ミルク

普段は母乳でも震災のショックで母乳が出なくなることがあります。お湯がなくても、液体ミルクならそのまま赤ちゃんに飲ませてあげることが可能です。

 

生理用品

生理で必要となる物は女性ひとりひとりで異なりますから、自分が普段使い慣れている生理用品を備蓄しておきましょう。

 

水を使わなくて良い衛生用品

水を使わなくても良い歯磨きシートや液体歯磨き、水のいらないシャンプー、体を拭くボディシートなどの衛生用品は備蓄しておきましょう。

 

現金

震災の時は停電のため街中にあるATMや、お店のレジが使えなくなることが多いです。

普段はキャッシュレスで買い物をしている人も、いくらかの現金を持っていると安心です。

 

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「防災の日」は、祝日というわけではないため認知度が低い記念日ですが、防災意識を持つことは大事なことです。

防災グッズについては、年齢や家族構成によって必要なものが異なりますから、今回紹介したものを参考に、各ご家庭でなにが必要なのか話し合ってみてはいかがでしょうか?

みなさんのお住まいの地域の近くでも防災週間には避難訓練をはじめ様々な催しが企画されていると思います。

防災の日を機会にのイベントに足を運んでみたり、自宅の防災グッズの見直しをしてみたり、防災意識を高めるきっかけになればいいですね。

 

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