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「アウトブレイク」「パンデミック」「エピデミック」の意味と違いとは?



2020年の年明けから新型コロナウイルス(COVID-19)が流行しており、世界中の人が不安な毎日を送っていることと思います。

そんな中、「これはアウトブレイクだ」とか「すでにパンデミックの状態では?」とか「エピデミックではないか?」とか、いろいろな意見が出ていますが、それぞれの意味や違いをご存知ですか?

今回は「アウトブレイク」「パンデミック」「エピデミック」の意味や違いについて調べてみました。

 


「アウトブレイク」の意味とは?

アウトブレイクは日本語では「感染爆発」「感染症集団発生」などといいます。

 

「感染症の集団発生」を意味し、「一定期間内に一定の場所で発生した感染の集積が通常よりも高い状態のことであること」と定義されています。

 

例えば、同一病棟や同一医療機関といった院内感染の場合、「院内アウトブレイク」ということもあります。

また、一定期間内に特定の地域や集団、複数の国で発生する「季節性インフルエンザ」の流行は「アウトブレイク」に分類されています。

 

 

「パンデミック」の意味とは?

パンデミックは「感染症の世界的な大流行」を意味し、「感染症などが複数の国、あるいは世界中で流行すること」と定義されています。

 

例えば、平成21年(2009年)にWHO(世界保健機関)がすべての人類の脅威として「パンデミック宣言」した「新型インフルエンザH1N1亜型」があります。

その後、この新型インフルエンザはほかの季節性インフルエンザと大差ないものと発覚し、被害も少なくて済みました。

14世紀にパンデミックとなった「ペスト(黒死病)」は、当時のヨーロッパの人口のおよそ半数が亡くなり、1918年にパンデミックとなった「スペイン風邪」では、当時の世界人口の3割が感染しておよそ5千万人が亡くなりました。



スペイン風邪 マスクをつける子供たち


「エピデミック」の意味とは?

エピデミックは「感染症などが一定の地域内で通常の予想を超えて急増する状況、流行のこと」を意味しており、明確な定義はありません。

例えば、平成15年(2003年)のSARS(重症急性呼吸器症候群)の流行は「エピデミック」に分類されています。


「アウトブレイク」「パンデミック」「エピデミック」の違いとは?

感染症の拡大は、その規模によって「エンデミック」→「エピデミック」→「パンデミック」の三段階に分類されています

 

「エンデミック」は、狭い範囲に限定された感染症で患者数も少なく、流行スピードも遅い状態です。

「エンデミック」が拡大した状態が「エピデミック」です。

そして、「エピデミック」が拡大し、流行した感染症が、複数の国や世界中に流行すると「パンデミック」となります。

 


 

 

とても単純に考えると、以下のようになります。

●エンデミック(特定の地域で流行している)

  ↓ 感染が拡大していく

●エピデミック(一定の地域で流行している)

  ↓ さらに感染が拡大していく

●パンデミック(世界的に流行している)

 

「アウトブレイク」はある地域で突発的に異常な規模まで拡大した状態なので、感染症の拡大の規模の分類には当てはまりませんが、「エピデミック」の前段階に用いられることが多いです。

アウトブレイク → エピデミック

 

 

それぞれの違いがわかりましたね。

感染症予防で大切なのは、手洗いだといわれています。

石鹸をきちんと泡立てて、指を一本一本丁寧に、爪や手首も忘れずに丁寧に、20秒以上を目安に洗いましょう。

流水でしっかりと泡を流したら、綺麗なタオルやペーパータオルで拭きましょうね。

手洗いの回数が増えると手が荒れることもありますので、ハンドクリームなどでケアするのも忘れずに!

 




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