5月5日の端午の節句は男の子の健やかな成長を祈り五月人形や鯉のぼりをを飾るご家庭が多いです。
一般的に五月人形や鯉のぼりは男の子が小学校高学年~中学生くらいで飾るのをやめるご家庭が多いようですが、飾らなくなった五月人形や鯉のぼりはどうすればいいのでしょうか?
今回は、五月人形や鯉のぼりの処分方法や処分する時期の目安についてご紹介します。
五月人形・鯉のぼりの処分の仕方とは?
五月人形や鯉のぼりを処分するには、いくつかの方法がありますのでご紹介します。
神社やお寺で供養してもらう
五月人形に限らず、人形には人の念がこもっているとか、魂が宿っていると考える人もいます。
五月人形の場合は特に、男の子の健やかな成長のために身代わりとなってもらうという役目もあることから、ゴミとして出すのではなく、神社やお寺で供養してもらうのが一般的のようです。
すべての神社やお寺が人形供養をしているわけではありませんので、事前に調べましょう。
近くの神社やお寺であれば自分で持っていくこともできますし、遠方であれば郵送で受け付けるところもあるそうです。
鯉のぼりは人形ではありませんし、男の子の身代わりになるものではありませんが、男の子の成長を見守ってくれたことへ感謝の気持ちを込めて供養してもらう人もいます。
鯉のぼりは人形ではないので人形供養として受け付けていない神社やお寺もありますので、事前に確認をしてください。
供養の手順や方法は神社やお寺によって異なり、ガラスケースや箱などは受け付けない場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
五月人形や鯉のぼりの大きさや重さによって金額が異なりますが、3000円~10000円が相場です。
また、一般社団法人「日本人形協会」では日本郵政と提携して人形の供養代行サービスも行っています。
自分で供養する(ゴミとして出す)
五月人形は神社やお寺で供養してもらうのが一般的ですが、自分で供養することもできます。
準備するもの
●「白い紙」または「白い布」
●「お清めの塩」
手順は以下の通りです。
①人形が汚れている場合は綺麗に拭いたり、着物を整えます。
②白い紙または布の上に五月人形を置き、感謝の気持ちを込めて合掌して一礼します。
③五月人形に塩をかけてお清めします。
④白い紙または布で五月人形を包んでゴミとして出します。
(自治体ごとに人形の処分方法が異なるので事前に確認しておきましょう)
鯉のぼりは五月人形と違い、男の子の成長のために身代わりになるようなものではありません。
健やかな成長や立身出世を願う縁起物なので、特に供養をする必要はないと考えます。
そのため、お清めなども必要なく、自治体の処分方法を確認してゴミとして出すようにしましょう。
寄付する
保存状態が良く、どこかに寄付して飾ってもらいたい・・・と思ったときは、まずはお住いの自治体に問い合わせてみましょう。
五月人形や鯉のぼりを無料で譲り受けたいという保育園や幼稚園、福祉施設などを紹介してくれることがあります。
また、発展途上国への支援の一環として、人形の寄付やリサイクルをしている団体もあり、五月人形も対象です。
外部リンク:人形の寄付なら|NPO法人運営の寄付団体セカンドライフ
鯉のぼりは、日本各地に名所があります。
たくさんの鯉のぼりを飾って多くの観光客を集めている名所では、役割を終えた鯉のぼりの寄付を受け付けていることがあります。
鯉のぼりの名所については以下をご覧ください。
関連:【鯉のぼり】飾る意味とは?歴史と由来、鯉のぼりの名所とイベント
リサイクルショップに持ち込む
五月人形や鯉のぼりを取り扱うリサイクルショップは少ないですが、ゼロではありません。
持ち込みたいリサイクルショップがある場合は、事前に五月人形や鯉のぼりを買取してくれるかどうか確認してみてください。
出張買取を依頼する
リサイクルショップに持ち込むのが面倒なときは出張買取を依頼するといいでしょう。
日本人形・西洋人形買取致します【COYASH】
不用品回収してもらう
保存状態が悪く、誰かに譲るのも、寄付をするのもはばかられる場合、不用品として回収してもらう方法があります。
インターネットを通じて売る
保存状態が良ければ、ネットオークションやフリマアプリなどに出品することができます。
処分する時期の目安はいつ頃?
五月人形や鯉のぼりを処分する時期の目安は、特に決まりはありません。
五月人形は、男の子に降りかかる災いの身代わりになってくれると考えられていますので、 一般的には男の子が成人したら処分することが多いようです。
鯉のぼりは、男の子の誕生を祝い、健やかな成長と出世を願うために飾るので、五月人形と同じく 男の子が成人したら処分することが多いようです。
また、そのまま保管しておいて次の男の子が生まれたら引き継ぐ人もいるようです。
お父さんの五月人形や鯉のぼりを息子が引き継ぐということですね。
「身代わりの人形だから、一人にひとつが望ましい」
「男の子の誕生を祝うものだから父親のおさがりは避けた方が良い」
という考え方もありますが、昨今は、
「お父さんが大事にしていたものを息子に譲りたい」
「金銭的な負担を少なくしたい」
など、ご家庭によっていろいろな考え方があるようです。
五月人形は男の子に降りかかる災いの身代わりになってくれると考えたら、ゴミとして出すのは避けたいですよね。
鯉のぼりは身代わりにはなりませんが願いが込められているので、ゴミとして出すのをためらう人もいるかもしれません。
ご家庭によって考え方が異なると思いますので、五月人形や鯉のぼりを買ってくれたご両親や、親戚の方に相談してみてもいいですね。
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