8月

【2021年】京都の大文字焼きの意味とは?なぜ大の字?五山送り火の起源と歴史

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夏の夜空に浮かび上がる大文字焼き。

日本各地で行われるお盆の伝統行事ですが、特に有名なのは京都の五山送り火です。

テレビや新聞のニュースでも取り上げられますので、一度は見聞きしたことがあると思います。

今回は、京都の大文字焼き、五山送り火についていろいろ調べてみましょう。

 

 


京都の大文字焼きの意味とは?

 「大文字焼き」の読み方は「だいもんじやき」です。

毎年8月16日に行われ、「大」という字を松明の炎で描くことで、お盆に帰ってきたご先祖様を再びあの世へ送り出すための送り火の意味があります。

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ご先祖様を送るために灯す厳か(おごそか)な火であり、宗教行事であることから、京都では「山焼き」ではないことを強調するため「大文字焼き」という表現は不適切とされています。

また、1571年に織田信長によって行われた比叡山の焼き討ちを連想するため「焼き」という言葉を使わないともいわれています。

 

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五つの山にそれぞれ「大(右大文字)」「妙・法」「船形」「大(左大文字)」「鳥居型」の送り火が灯されることから、一般的に「五山送り火(ござんおくりび)」と表現されます。また、「大文字の送り火(だいもんじのおくりび)」と呼ばれることもあります。

「大」という字をお盆の送り火として松明の炎で描く行事は、京都以外の地域でも行われています。

 

どうして大の字?

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魔除けの意味

「大」という字は、魔除けの象徴でもあるの五芒星(ごぼうせい)の意味があるという説。

 

北極星を象っている

一年を通して位置が変わらない北極星(神の化身とみなされている)を象(かたど)っているという説。

 

空海の護摩供だった

密教での教えでは、五山送り火は弘法大師空海による護摩供(ごまきょう)とされています。

護摩供とはインドから伝わった密教の秘法で、護摩壇の火の中に護摩(供物や願い事を書いた木のこと)を投げ入れ、護摩壇から立ち上る炎や煙を天上の仏様に届けてさまざまな願い事をかなえるといわれています。

平安時代、京の都に疫病が流行り、空海は都全体を浄化するため、護摩供を行おうとしました。

空海は東寺にいて、前方の御所を「護摩壇」に見立てたそうです。

そして、空海から見て御所の右側の銀閣寺の上方(如意ヶ嶽)にある「大」は胎蔵界の大日如来、御所の左側の金閣寺(大北山)の「大」は金剛界の大日如来を表しているとされています。

 

空海が大の字に護摩壇を組んだ

弘法大師空海が護摩供を行った際、大の形に護摩壇を配置したことから大の字になったという説。

 

人間に見立てている

「大」という漢字は「一」と「人」という漢字に分解することができる。これを一人の人間(人形・ひとがた)と見立てて、無病息災を願う目的があったという説。

 

このように諸説ありますが、正確なことはわかっていません。

 

 


五山送り火の起源と歴史とは?

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 五山送り火がいつから行われているのか、誰が始めたのか、公式な記録が残っておらず不明のままです。

「雍州府志(ようしゅうふし・1682年~1686年に記された山城国、現在の京都南部に関する地誌)」という書物に、盂蘭盆会(うらぼんえ・お盆のこと)や施餓鬼(せがき・お盆に行われることが多い仏教行事)の行事として行われていたとあることから、江戸時代(1608年~1868年)前期ごろにはすでにあったと考えられています。

また、それ以前の平安時代(794年~1185年)や室町時代(1336年~1573年)には行われていたという説もあるようですが、定かではありません。

五山の送り火は宗教的行事ではありますが、地元の人たちが行い、受け継いできたことから、正式な記録として残らなかったのではないか・・・といわれています。

 

 

五山の送り火は、その名の通り「五つの山」で灯されます。


東山如意ヶ嶽(別名、大文字山)「大」(右大文字という)
松ヶ崎西山・東山「妙・法」(二山二文字だが、一山一字としている)
西賀茂船山「船形」
金閣寺付近大北山「大」(左大文字という)
嵯峨仙翁寺山(別名、曼荼羅山)「鳥居型」

最も有名なのは東山如意ヶ嶽の「大(右大文字)」ですよね。

昔は、ほかに「い」「一」「竹の先に鈴」「蛇」「長刀(なぎなた)」という文字も送り火として灯されていた時代があるそうですが、明治時代(1868年~1912年)から昭和(1926年~1989年)初期にかけて徐々に数が減り、現在の五山となり「五山送り火」という呼称が定着したといわれています。

 

2021年の五山送り火はいつ?各送り火の点火時間

五山の送り火は毎年8月16日の20時から始まります。

2021年は8月16日(月)です。

※2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小して行います。

 

各送り火の点火時間は以下のとおりです。

西側(東山如意ヶ嶽側)から東側(嵯峨仙翁寺山側)に順番に点灯されます。
東山如意ヶ嶽(別名、大文字山)「大(右大文字)」20:00~
松ヶ崎西山・東山「妙・法」20:10~
西賀茂船山「船形」20:15~
金閣寺付近大北山「大(左大文字)」20:15~
嵯峨仙翁寺山(別名、曼荼羅山)「鳥居型」20:20~

お盆の送り火という意味があるのでよほどの悪天候ではない限り、延期や中止はしないそうです。

 

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お盆に行われる五山の送り火はとても有名ですが、その起源や由来は不明のままなのですね。

記録には残っていなくても、人々の間で長い年月受け継がれてきたものです。

そこには、ご先祖様を想う気持ちが今も昔も変わらずあるものだと思います。

 

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