日本には47の都道府県がありますが、すべての都道府県でキャッチコピー(キャッチフレーズ)がつけられています。
大分県の「おんせん県おおいた」のように温泉地として有名なことをアピールしたものもあれば、佐賀県の「佐賀を探そう」のように語呂合わせのものもあります。
そして、岡山県は「晴れの国おかやま」です。
なぜ岡山県は「晴れの国」なのでしょうか?
その由来をご紹介します。
岡山県はなぜ「晴れの国」なの?その由来とは?
「晴れの国おかやま」というキャッチコピーが使われるようになったのは、平成元年(1989年)からです。
岡山県が「晴れの国」の由来については、以下の理由から来ているそうです。
理由1「晴れの日が多い」
理由2「温暖な気候で災害が少ない」
理由3「美味しいものが多い」
理由4「自然がいっぱいある」
理由3は、晴れの日が多いので美味しいもの(果物や野菜など)がよくで採れる
理由4は、晴れの日が多いので緑が良く育ち、自然が豊富ということだと思われます。
しかし、晴れの日が日本一多い県が岡山県かというとそういうわけではないようです。
気象庁では全国の気象台で天気を観測していますが、
雲の量が2割以上8割以下の状態を「晴れ」
雲の量が一割以下の状態を「快晴」
と定義しています。
そして、47都道府県で日本一「晴れの日」が多いのは香川県で、岡山県は16位です。
さらに日本一「快晴の日」が多いのは埼玉県で、岡山県は15位です。
「晴れの日」も「快晴の日」も日本一ではないのに岡山県が「晴れの国」なのはなぜ?と疑問を抱くかもしれません。
しかし、岡山県は「降水量1mm未満の日」が日本一多く、降水量が少ないのです。
降水量が少ない=晴れの日が多いということなのですね。
「晴れの国おかやま」というので、晴れの日が日本一多いのかと思っていましたが、岡山県は降水量1mm未満の日が日本一多いのですね!
岡山県には他にも「もんげー!岡山!」というキャッチコピーもあります。
「もんげー!」は岡山弁で「すごい」という意味があり、岡山県をもっとアピールする目的で平成26年(2014年)から使われるようになったそうです。
「もんげー!」は大人気テレビアニメ「妖怪ウォッチ」のキャラクターが口癖のように使っていることもあり、日本中の子どもたちが知っているそうですよ。
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