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箸の日は8月4日と11月11日どちら?箸供養とは?各地のイベント情報

      2018/07/13

箸といえば、ほとんどの日本人が毎日使う生活必需品ですよね。

そんな、箸には「箸の日」という記念日があるそうです。

なぜか8月4日と11月11日のふたつあるのだそうですが、それはなぜなのしょう?

また、箸の日には「箸供養」という行事が行われるですが一体どんなものなのでしょうか?

今回は、日本人にとって、とても身近なお箸についていろいろ調べてみました。

 

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日本の箸の起源や歴史は?

箸の起源は、定かではありません。

箸の素材はほとんど木などの植物性なので腐りやすく、遺跡から発掘されたとしてもそれが箸なのか、ただの木なのか判別できないため、いつごろから使われているのか明確なことはわからないそうです。

弥生時代(紀元前4世紀ごろ~紀元後3世紀ごろ)末期の遺跡で、細く削った竹を半分に折り曲げたトングのような形の「折箸(おりはし)」が出土していますが、普段は手掴みで食事をし、折箸は祭祀(さいし・神や祖先を祀ること)や儀式の際に用いていたと考えられています。

中国の歴史書「魏志倭人伝(ぎしわじんでん・紀元後3世紀末)」では、日本人は手掴みで食事をしていると書かれていますが、日本の「古事記(こじき・712年)や「日本書紀(にほんしょき・720年)」では神代(かみよ・神の時代という意味)の頃から箸は存在したという記述があり矛盾しているようですが、先述したように祭祀や儀式の際に箸を使い、普段は手掴みで食事をしていたと考えられています。

普段の生活で箸を使うようになったのは聖徳太子がきっかけだといわれています。

607年に遣隋使として派遣された小野妹子たちが持ち帰った箸と匙のセットを、聖徳太子が初めて朝廷の儀式に用い、朝廷での食事に取り入れ、箸を使う風習が民衆にも広がっていきました。

 

箸の語源には諸説あります。

●2本の棒の端(はし)のほうでつまむので「はし」になったという説

●鳥の嘴(くちばし)に似ていたからという説

●役割の「挟む」が転じて「はし」というようになった説

●「橋」や「柱」など、見た目の形から「はし」になったという説

 

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箸の日は8月4日と11月11日のどちら?その由来とは?

箸の日は、8月4日と11月11日なのですが、なぜ年に2回あるのかそれぞれ確認してみましょう。

 

8月4日

箸などの製造、卸、販売を手掛ける株式会社藤本商會本店(愛知県名古屋市)が、毎日の食事で欠かせない箸への感謝を表すことを目的として制定しました。

8月4日は「8(は)4(し)」の語呂合わせです。

藤本商會本店は、愛知県豊橋市の龍拈寺に「箸塚」の石碑を寄贈し、毎年8月4日には使い古された箸を供養する「箸供養」を行っています。

 

外部リンク:株式会社藤本商會本店:箸塚の碑~箸塚をつ<り箸文化継承


11月11日

2015年(平成27年)に韓国で開催された「箸の国際学術シンポジウム」において、箸の文化を研究する日本、中国、韓国の専門家や学者が、箸の世界遺産登録を目指して制定しました。

11月11日の「1111」が、箸が二膳並んでいるように見えることから、この日が選ばれたのだそうです。

箸の日は年に2回ありますが、どちらも本当のものです。

どちらも正しく、きちんとした意味があってその日を「箸の日」として選んだのですね。


箸供養とは?

箸供養は、毎年8月4日の「箸の日」に折れた箸を集めて供養する行事です。

普段使っている箸が折れたらそのままゴミとして処分するのではなく、食事のたびにお世話になった箸に感謝し、お焚き上げをして供養します。

寺社によっては郵送などで箸を受け付けているところや、供養する箸を持参すると新しい箸と交換してくれるところもあるようですよ。


「箸の日」各地のイベント情報

日枝神社「箸感謝祭」

東京都千代田区永田町2丁目10番5号

8月4日 10時30分~12時

雨天決行


箸蔵寺「箸供養」

徳島県三好市池田町州津字蔵谷1006

8月4日 12時30分~

日頃、何気なく使っている箸への感謝の気持ちを込めて、箸蔵寺では、8月4日(箸の日)に箸供養を行っています。


箱根観音福寿院「箸供養」

 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋182-5

8月4日 19時30分~20時30分

毎年『箸供養』と称して、 普段食事で食べている多くの食物の生命に対して、感謝の念を込め『お箸』をお炊き上げし、ご供養する法要が行われています。


前田町神柱公園「都城箸感謝まつり」

宮崎県都城市 前田町1417−1

8月4日 18時~21時


金泉寺「箸祈願会」

群馬県利根郡みなかみ町東峰929

11月11日 11時~12時

「たくみの里」内の、金泉寺において箸祈願会が行われます。 長く使った箸を供養することで大自然の恵みに感謝して、明日への福寿健康を祈願し、佛前に生命の証を感謝する行事です。

 

 

11月11日は二膳の箸が並んでいるように見えるということですが、1月1日だと一膳の箸に見えますよね。

1月1日ではなく、11月11日が選ばれた理由は定かではありませんが、一人よりも二人・・・ということなのでしょうか。

箸の日だけではなく、日々、お箸に感謝をして今日の食事も美味しくいただきましょう!

 

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