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お葬式の時にごはんに箸を立てるのはなぜ?お骨を箸渡しするのはなぜ?

      2019/08/05

お葬式の時、ごはんに箸を立てているのを見たことはありませんか?

また、火葬の後には、箸から箸へお骨を箸渡ししますよね。

普段の食事の場で、ごはんに箸を立てたり、誰かにおかずを箸から箸で渡したら、「そんなことをしてはいけません!」と怒られてしまうのですが、お葬式ではなぜそういうことをするのでしょうか?

今回は、ごはんに箸を立てたり、お骨を箸渡しする理由について調べてみました。

 

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お葬式の時にごはんに箸を立てるのはなぜ?

お葬式の時にごはんに箸を立てたものを「枕飯(まくらめし)」「一膳飯(いちぜんめし)」「一杯飯(いっぱいめし)」などといいます。

一般的に、故人が生前愛用していた茶碗と箸を用い、ごはんを山盛りにして中心に箸を立てます。

故人が亡くなってすぐに供え、お葬式が終わるまで毎日新しいごはんに交換し、古いごはんは白い紙などに包んで棺に納めます。

 

箸の立て方は

●一膳を一本に見えるように垂直に立てる

●一膳を少し話して垂直に立てる

●一本を立てて、一本を横にし、十字になるようにする

●一本だけ立てる

など、地域や宗派によって異なります。

また、ごはんではなく団子を供えたり、一度供えたら交換をしないこともあります。

 

枕飯を供えるのはいろいろな意味があります。

●故人のためのごはんという意味。

●故人のこの世での最後の食事という意味。

●故人がよみがえることを期待して供える。

●故人があの世へ辿り着くまでのお弁当として供える。

 

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お骨を箸渡しするのはなぜ?


 

火葬が終わると、骨上げをします。

骨上げの読み方は「こつあげ」です。

骨上げは、火葬が終わったのお骨を骨壺に入れることで、「収骨(しゅうこつ)」「拾骨(しゅうこつ)」ということもあります。

骨上げでは、二人一組のペアとなって「箸渡し」をします。

箸渡しは、ひとりが箸でお骨を拾ったらペアの人に箸から箸へ渡します。(ペアになった人とひとつのお骨を同時に拾うこともあります。)

これは、故人が三途の川を無事に渡ることができるようにと、遺族が箸から箸(此岸から彼岸へ)渡る手伝いをしているといわれています。

 

三途の川(さんずのかわ)とは、此岸(しがん・現世)と彼岸(ひがん・あの世)の境目にあり、渡る場所が3カ所あることから、三途の川という名前がついたそうです。

善人は立派な橋を渡り、軽い罪人は浅瀬を渡り、重い罪人は深瀬を渡ります。

川を渡る途中で流されてしまったら、そのまま地獄へ行くといわれており、重い罪人の多くは途中で流されてしまうそうです。

そのような恐ろしい三途の川を、遺族が箸渡しすることで、無事に渡ることができるのですね。

お葬式で故人のためにすることなので、普段の食事の時にはマナー違反となり、「縁起が悪い」と怒られてしまうのですね。

枕飯や箸渡しは、仏教のマナーですので他の宗教の方は行いませんし、仏教でも宗派や地域によって異なります。

いざという時のために、自分の宗派や地域ではどうなのかを調べておこう!という人もいらっしゃるかもしれませんが、その都度、葬儀社のスタッフや火葬場スタッフが教えてくれますのでご安心くださいね。

 

関連:箸の起源や歴史、由来とは?使い方のマナーとタブー

 

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