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箸の起源や歴史、由来とは?使い方のマナーとタブー




 

私たちの食生活に、お箸は欠かすことができません。

小さい頃からお箸を使ってきたと思いますが、その使い方は本当に正しいですか?

自分で気づいていないだけで「それ、タブーだよ!」と言われている使い方をしているかもしれません。

今回は、お箸についていろいろ調べていきたいと思います。

使い方のマナーとタブーも書いておきますので、自分は大丈夫かな?と確認してみてくださいね。

 


箸の起源や歴史、由来とは?

箸の起源は、定かではありません。

箸の素材はほとんど木などの植物性なので腐りやすく、遺跡から発掘されたとしてもそれが箸なのか、ただの木なのか判別できないため、いつごろから使われているのか明確なことはわからないそうです。

弥生時代(紀元前4世紀ごろ~紀元後3世紀ごろ)末期の遺跡で、細く削った竹を半分に折り曲げたトングのような形の「折箸(おりはし)」が出土していますが、普段は手掴みで食事をし、折箸は祭祀(さいし・神や祖先を祀ること)や儀式の際に用いていたと考えられています。


 

中国の歴史書「魏志倭人伝(ぎしわじんでん・紀元後3世紀末)」では、日本人は手掴みで食事をしていると書かれていますが、日本の「古事記(こじき・712年)や「日本書紀(にほんしょき・720年)」では神代(かみよ・神の時代という意味)の頃から箸は存在したという記述があり矛盾しているようですが、先述したように祭祀や儀式の際に箸を使い、普段は手掴みで食事をしていたと考えられています。

 

普段の生活で箸を使うようになったのは聖徳太子がきっかけだといわれています。

 


 

607年に遣隋使として派遣された小野妹子たちが持ち帰った箸と匙のセットを、聖徳太子が初めて朝廷の儀式に用い、朝廷での食事に取り入れ、箸を使う風習が民衆にも広がりました。

箸の語源には諸説あります。

 

●2本の棒の端(はし)のほうでつまむので「はし」になったという説

●鳥の嘴(くちばし)に似ていたからという説

●役割の「挟む」から転訛し、「はし」というようになった説

●「橋」や「柱」など、見た目の形から「はし」になったという説

 

箸の日とは?

箸の日は、8月4日と11月11日、年に2回あります。

 

8月4日は「はし」と語呂合わせして、わりばし組合が昭和50年(1975年)に制定しました。

正しい箸の使い方から食文化の見直しまで含め、箸のことを考えようという日です。

 

11月11日は箸が二膳並んでいるように見えることから、箸の国際学術シンポジウムが平成27年(2015年)に制定しました。

日本、中国、韓国の専門家や学者が、箸の世界遺産登録を目指して制定したそうです。

 

 


箸の使い方のマナー

正しい箸の使い方は、人差し指と中指で上の箸を挟み、薬指と親指の付け根で下の箸を支え、上の箸だけを動かして物を挟みます。

箸の先端、1.5cm~3cmを使うようにし、3cmより上は汚さないようにします。

 


 

正しい箸の取り方は両手を使います。

右手で箸を取り上げて胸の前まで持っていき、左手を箸の下に添え、右手を箸に沿って右側に滑らせ、右手を右下に回して箸を持ち、左手を離します。

 

正しい箸の置き方は両手を使います。

左手を箸の下に添え、右手を箸に沿って右側に滑らせ、右手で箸を上から持ち、左手を離し、箸が揃うように右手で置きます。

箸置きがある場合は、箸の先端が3cm~5cmほど箸置きから出るようにします。

箸袋がある場合は、食事中は邪魔にならない場所に置き、食後は箸を箸袋に戻します。

 

箸の使い方のタブー

お箸の使い方のマナー違反は「嫌い箸」「忌み箸」「禁じ箸」といわれ、縁起が悪いのでタブーとされています。

マナー違反は以下のようなものがあります。

 

たたき箸



 

迷い箸

どの料理に手を付けるか迷って箸をあちこちに動かすこと

 

 

あげ箸

箸を口より上に上げながら食べること

 

 

移り箸

一度箸をつけた料理を食べずに戻し、別の料理に移ること

 

 

押し込み箸(込み箸)

口に入りきれなかった料理を箸で口に押し込むこと

 

 

押しつけ箸

茶碗の中のご飯を箸で押し付けて固めること

 

 

拾い箸(移し箸)

料理をほかの人と同時に、箸同士で持つこと

 

 

寄せ箸

箸を使って食器を自分の方に寄せること

 

 

かき箸

食器に直接口をつけ、箸で食べ物をかき込むこと

 

 

指さし箸

箸で人を指さすこと

 

 

探り箸

汁物の椀をかき混ぜて中身を探ること

 

 

立て箸



 

刺し箸(突き箸)

料理を箸で突き刺して食べること

 

 

重ね箸(箸なまり)

同じ料理を食べ続けること

 

 

逆さ箸

箸を逆さに持って大皿などから料理を取り分けること

 

 

直箸

取り箸を使わずに自分の箸で取り分けること

 

 

たたき箸

箸で食器を叩くこと

 

 

楊枝箸(せせり箸)

箸を爪楊枝代わりにすること

 

 

ちぎり箸

箸を片手に1本ずつ持ち料理を刻むこと

 

 

涙箸

醤油や汁物料理の汁などを箸で垂らすこと

 

 

立て箸

ご飯に箸を突き立てること。仏箸ともいいます。

 

 

ねぶり箸

箸先を舐めること

 

 



 

 

握り箸

箸を手のひらで握って食べること

 

 

振り上げ箸

箸を振り上げること

 

 

振り箸

箸に付いた醤油や汁を振って落とすこと

 

 

持ち箸

箸を持った手で同時に茶碗などを持つこと

 

 

渡し箸

箸を器などに渡して置くこと

 

 

回し箸

汁物を何度もかき回すこと

 

 

横箸

一膳の箸を揃えて持って料理を乗せること

 

 

ほじり箸

料理をほじくり出すこと

 

 

クロス箸

箸を交差させて持つこと

 

 

もぎ箸

箸についた料理を口でもぎ取ること

 

指さし箸



 

 

今、世界では約3割の人がお箸、3割の人がナイフ・フォーク・スプーン、4割の人が手で食事をしているそうですよ。

普段はお箸を使わない外国人観光客が、日本でお箸を器用に使って食事をする姿も多く見かけます。

郷に入っては郷に従えといいますが、使い慣れないお箸を使って食事をするのも、日本を旅する楽しみの一つなのかもしれませんね。

私たち日本人は、そんな外国人観光客のお手本になれるように、美しいお箸使いができるといいですね。

 

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