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「急がば回れ」の意味と語源とは?使い方と例文。英語で何て言うの?

      2019/02/17

急いでいる時、早くなんとかしようといつもとは違う選択をして失敗してしまった・・・ということはありませんか?

余裕のない時ほど、人は慌ててリスクを取りがちな行動を取ってしまいます。

こんな時によく使うことわざが「急がば回れ」です。

では、なぜことわざが生まれたのかその由来をご存知ですか?

今回は、「急がば回れ」について調べてみました。

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「急がば回れ」の意味とは?

「急がば回れ」の読み方は「いそがばまわれ」です。

「急いでいる時ほど、無理に近道をするより確実な回り道を選ぶ方が、結果的に早く着く。」とか「急ぐ時には危険な近道より、遠くても安全な本道を通る方が、結局早い。」といった意味になります。

時間や労力がかかっても「安全で着実な方法を取りなさい」という、戒めとして使われることわざです。

では、この「急がば回れ」ということわざ、いつ頃どんな由来でできたのでしょうか?


「急がば回れ」の語源とは?

時代は室町時代にさかのぼります。

宗長(室町時代の連歌師)の歌「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」という歌が語源となっています

「もののふ」とは武士のことです。この場合、旅人と考えていいでしょう。

その時代、東国から京都に向かうには矢橋(やばせ・滋賀県草津市の集落の名前)という港から琵琶湖を舟で渡るのが最短とされていました。

しかし、そこには「比叡おろし」と呼ばれる突風が吹きつけるため、舟に遅れが出る心配があったのです。

 


 

そのため、琵琶湖の南端にある瀬田の唐橋(日本三大名橋のひとつ)を回って行くことで、日程が狂うことなく行けたことから、遠回りでも「急がば回れ」と歌われたのです。

連歌(れんが)とは連歌とは、和歌の五・七・五(長句)を一人が詠(うた)い、もう一人がその後を次いで七・七(短句)を詠い、さらに、また次の人が五・七・五とつないでいく歌のことです。

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「急がば回れ」の使い方と例文

何事も時間や労力はかかっても、確実な方法でやった方が結果的には間違いない、という使い方をします。

 
例文1

「テーマパークの行き方を調べたけど、一度しか行ったことない場所だから知ってる道で行くよ。新しい道ができて早く着くらしいけど、渋滞も心配だし、急がば回れって言うしね。」

 
例文2

「一発合格するためには、試験の前に徹夜して問題集を解くよりも、普段から計画的に勉強したほうが、急がば回れで合格する確率が高くなるはずだ。」


「急がば回れ」は英語では何と言う?

英語にも「急がば回れ」を表す言い方があります。

●Make haste slowly.(ゆっくり急げ)

●Haste makes waste.(急かすことは無駄になる)

●More haste , less speed.(急いでいる時ほど、スピードを落とす)

●Slow and steady wins the race.(遅くても着実な者が競争に勝つ)

英語の「Slow and steady wins the race. (遅くても着実な者が競争に勝つ)」は、昔話の「ウサギと亀」を思い出してしまいました。

英語にも日本のことわざと似たような表現があるのは、とても面白いですよね。

急いでいる時ほど「急がば回れ」ということわざを思い出して行動してみてはいかがでしょうか。

 

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