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啓蟄の意味とは?2021年はいつ?菰(こも)はずし、虫出しの雷って何?



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啓蟄という漢字読めますか?

季節を表す言葉のひとつなのですが、いつのことを指しているのでしょう?

今回は、啓蟄の意味や、2021年はいつなのか、啓蟄に関係のある菰(こも)はずし、虫出しの雷について調べていきましょう。

 


啓蟄の意味とは?

啓蟄の読み方は「けいちつ」です。

啓蟄の「啓」は「ひらく」、「蟄」は「土中で冬ごもりしている虫」という意味があり、「啓蟄」は「冬眠していた虫が、春の訪れを感じて土の中から出てくるころ」という意味になります。

 

2021年の「啓蟄」はいつ?

啓蟄は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。

二十四節気とは、一年間を24等分したもので「立春(りっしゅん)」や「夏至(げし)」などもそのひとつです。

 


 

二十四節気は太陰暦を使用していた時代、月の満ち欠けだけを考慮した暦だと季節との間にずれが生じるため、実際の季節を表すために考え出されたました。

二十四節気は、太陽の動きによって決まり、太陽の黄道上(太陽の通り道)の位置によって算出されるので、啓蟄は毎年必ず同じ日付になるわけではありません。

2021年の啓蟄は、3月5日(金)です。

また、啓蟄は期間を示す言葉でもあり、その場合は3月5日から春分の日(3月20日(土))の前日までということになり、3月5日(金)~3月19日(金)なります。

 


菰はずしとは?

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「菰(こも)」とは、藁で作った筵(むしろ)のことです。

害虫であるマツカレハの幼虫を駆除するために、11月ごろに松の地上2メートルほどの高さに菰を巻きつけることを「菰巻き(こもまき)」といいます。

江戸時代から伝わる害虫駆除の方法で、マツカレハの幼虫は冬になると枯れ葉の中などで越冬する習性があるため、「菰巻き」をすることで菰の中で越冬すると考えられており、春先の「啓蟄」に菰を取り外して焼却することでマツカレハなどの害虫を駆除する効果があると考えられていました。

しかし、近年の研究でマツカレハなどの害虫はほとんど菰に集まらず、天敵であるクモやヤニサシガメなどが多く集まっていたことがわかり、実際には害虫駆除の効果はないどころか逆効果であることがわかりました。

そのため、皇居外苑や姫路城など、菰巻きを中止した場所もあり、続けている場所では冬の風物詩として行われていると言われています。

 

虫出しの雷とは?

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虫出しの雷は「むしだしのかみなり」または「むしだしのらい」と読みます。

立春(りっしゅん・二十四節気のひとつ。2月4日ごろ)の後の初めての雷をさす言葉で、土の中で冬眠中の虫たちの目覚めを促す雷と言う意味があります。

 

立春を過ぎ、啓蟄のころには大気が不安定になり、雷が鳴ることがあります。

この雷は、春の到来を伝えてくれるめでたいものと考えられており、啓蟄という言葉の意味するところと、雷に驚いて虫たちが出てくることから「虫出しの雷」と名付けられました。

啓蟄になり、春の訪れを感じてそろそろ活動を開始しようとしている虫たちにとって、雷は目覚まし時計のような存在なのかもしれませんね。

 

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寒い冬の時期は、越冬のために冬眠する生き物がたくさんいます。

厳しい冬を越え、春になって活動を開始するのが、啓蟄のころなのですね。

虫出しの雷を聞くことがあったら、虫たちがそろそろ目を覚ますんだなぁ~と想像しながら、春の訪れを感じたいですね。

 

関連:『二十四節気』の読み方と意味とは?その覚え方

 

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