勤労感謝の日の意味や由来とは?2024年おすすめイベント情報

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ある日の、母親と娘の会話です。

娘「お母さん、11月23日は『勤労感謝の日』で祝日だけど、『勤労』ってどんな意味?」

母「『勤労』は、『働いてお金を貰う』って意味じゃない?」

娘「じゃあ、『勤労感謝の日』に感謝されるのはお父さんだけで、おじいちゃんもおばあちゃんも、お兄ちゃんもそしてお母さんも感謝されないの?そんな少ない人に感謝する日っておかしくない?」

母「そう言われればそうねぇ~。どんな日なのかねぇ~」

さぁて、あなたならこの疑問に、どう答えますか?

今回は「勤労感謝の日」の意味や由来、イベントについてご紹介します。

 

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目次

「勤労感謝の日」とは?

読み方は「きんろうかんしゃのひ」です。

 

「勤労感謝の日」は、国民の祝日のひとつです。

 

国民の祝日とは、昭和23年(1948年)7月20日に施行された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」で定められた祝日のことです。

「元日」「建国記念の日」「みどりの日」「海の日」「秋分の日」など、年間16日あります。

 

「勤労感謝の日」は、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあうこと」を趣旨として、昭和23年(1948年)に制定されました。

 

「勤労感謝の日」の意味とは?

「勤労」を辞書で調べますと以下の意味が出てきます。

①心身を働かせて仕事に励むこと。

②報酬を得て定められた仕事をすること。

 

また、「たっとび」は漢字で「尊び」や「貴び」と書き、「尊いものとしてあがめる」「価値あるものとして重んじる」という意味があります。

 

ですから、「勤労感謝の日」の意味は、報酬を獲得する労働だけでなく、金銭を伴わない精神的なサービスなども含めたすべての労働を尊いものとして考え、感謝する日ということになります。

 

「勤労感謝の日」はなぜ11月23日なの?由来とは?

「勤労感謝の日」は毎年11月23日です。

2024年は11月23日(土)です。

 

「勤労感謝の日」である11月23日は、戦前には「新嘗祭(にいなめさい)」という、その年の収穫に対して感謝をし、翌年も豊作であることを神様に願う皇室の行事のための「祭日」でした。

しかし、第二次大戦後、日本を統治していたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、日本国民と天皇の繋がりを排除しようと「新嘗祭」をはじめとした祭日の見直しを日本側に要請しました。

そして、新嘗祭に代わる名前として「生産感謝の日」や「新穀祭」などの案があったそうですが、最終的には「感謝の日」が有力候補となり、「何に対して感謝するのかわからない」ことから、「勤労感謝の日」という名前に決まったそうです。

そして昭和23年(1948年)に祝日法によって、「勤労感謝の日」は「国民の祝日」になり、現在に至ります。

 

関連:『祝日』と『祭日』の違いとは?国民の祝日一覧

関連:【2024年】神嘗祭と新嘗祭の違いとは?その意味と歴史について

 

もともと「新嘗祭」は、旧暦の11月の2回目の「卯(う)の日」に行われていました。

「卯の日」というのは、毎年の十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)と同じように、日にちにも十二支が割り当てられており、その「卯」に当たる日のことです。

いろいろな行事が書き込んであるようなカレンダーには、「大安」などの記述と共に書き込んであります。

 

明治時代になり新暦(現在の暦、グレゴリオ暦)が導入されたときにそのまま旧暦の日付を使うと「新嘗祭」は翌年1月になってしまいました。

そうすると「今年の収穫に感謝する日」の意義にそぐわなくなってしまうので、新暦の11月の2回目の「卯の日」に行うこととし、これがたまたま11月23日に当たったので、それ以降この日で行われるようになりました。

戦後に「勤労感謝の日」と変更された時も、そのまま11月23日の日付は継承され現在に至ります。

祭日としての「新嘗祭」は無くなりましたが、「新嘗祭」は宮中祭祀の中でも最も重要なものとして現在も毎年11月23日に宮中で行われています。

 

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2024年「勤労感謝の日」のイベント情報

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「勤労感謝の日」は祝日でお休みですし、季節的にも紅葉シーズン前後などで、お出掛けにはいちばん適した季節です。

この時期、日本全国各地でいろいろなイベントが開催されていますので、その中のいくつかを紹介してみましょう。

 

神戸市立 森林植物園

兵庫県神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2 TEL 078-591-0253

2024年11月3日(日)~12月8日(日)までの土日祝日、樹木の下からライトを照らします。

日中の紅葉、夕暮れ時の紅葉を楽しんだあとは、神秘的にライトアップされた紅葉を楽しめます。

 

外部リンク:神戸市立 森林植物園 紅葉のライトアップ

 

六甲高山植物園

兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150 TEL 078-891-1247

2024年9月28日(土)〜11月24日(日) 10時~16時30分(受付終了16時)所要時間約30分

園内で取れた木の実などを使って、世界にひとつだけのオリジナルリースを作ります!

道具や材料は全て準備されているので、手ぶらで気軽に参加できますよ。

 

外部リンク:六甲高山植物園 森の手作りリース体験

 

国営武蔵丘陵森林公園

埼玉県比企郡滑川町山田1920 TEL 0493-57-2111

2024年11月14日(木)~12月1日(日) 16時30分~20時30分

紅葉のライトアップ&イルミネーション『紅葉見ナイト』を開催いたします。

約55万球のイルミネーションやカラーライトアップをはじめ、オブジェ展示やアート作品などをご覧いただけます。

 

外部リンク:国営武蔵丘陵森林公園 光と森のStory 第二章「紅葉見ナイト」

 

熊本県 玉名大俵まつり

熊本県玉名市 玉名市役所周辺 TEL 0968-73-2222

2024年11月23日(土)

「楽しめばよか!!」をテーマに盛り上げます!収穫体験ツアーや地元直売なども行いますよ!

 

外部リンク:第28回 玉名大俵まつり

 

徳島県神山町 大久保乳いちょうまつり

名西郡神山町神領字西大久保 TEL 088-676-1118

2024年11月23日(土)

大久保の山里にそびえ立つ、樹齢500年の大いちょうは、乳いちょうと呼ばれています。

 

外部リンク:大久保乳いちょう

 

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「勤労感謝の日」がどういう日なのかわかりましたね。

「勤労感謝の日」の祝日にどこかイベントへお出掛けして、心身ともにリフレッシュするのもいいですし、逆にゆっくり自宅で過ごして日ごろの疲れを癒すのも大切なことです。

いずれにしても、この祝日の意味を考えながら、また明日からの仕事に取り掛かる意欲を得られると良いですね。

 

関連:えびす講の意味や由来とは?2024年はいつ?どんな行事なの?

 

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