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旧正月2022年はいつからいつまで?日本ではなぜお祝いしないの?

旧正月といえば、中国の「春節」が有名ですよね。

盛大に花火や爆竹を鳴らしたり、故郷へ帰省する多くの人たちの姿が日本のニュースでも取り上げられます。

最近は旧正月に日本へ観光にやってくる中国人の姿も多く見かけますよね。

中国だけではなく、韓国や台湾、ベトナムなど、日本人に近いアジアの国では旧正月をお祝いするのに、なぜ日本ではお祝いしないのでしょうか?

 


旧正月とは?

旧正月とは、旧暦のお正月のことです。

中国や韓国、ベトナム、台湾など、中華圏(中国語を中心とした中国文化の影響の強い国)の国でお祝いします。

旧暦とは、日本では、明治5年(1873年)まで使われていた暦(こよみ)のことです。

 


 

旧暦は月の満ち欠けを基準として月日が決められており、新月が1日(ついたち)で、満月が15日、さらに次の新月になるまでを1ヶ月としていました。

 

そして二十四節気の雨水(うすい・2月19日ごろ)直前の新月の日を1月1日としていました。

二十四節気とは1年間の季節を四季よりも細かく24個の節気に分けたものです。

それぞれの節気は太陽の黄道上(太陽の通り道)の位置によって算出されます。

 

関連:雨水の意味とは?2022年はいつ?食べ物はなに?

 



 

明治5年に新暦(太陽暦・グレゴリオ暦)に改暦されました。

旧暦のころは、旧正月(旧暦の1月1日)が「お正月・一年の始まり」でしたが、改暦された後は新暦の1月1日が「お正月・一年の始まり」となりました。

すでに説明したとおり、旧暦は月の満ち欠けを基準にしていますが、新暦は太陽の動きを基準にしているため、旧暦を新暦に換算するとおよそ20~50日ずれが生じ、旧正月(旧暦の1月1日)は、新暦で1月下旬~2月中旬ごろになってしまうのです。

 

※旧暦と新暦のずれに関しては以下のリンク先に詳しく説明しています。

関連:旧暦と新暦で日付がずれるのはなぜ?旧暦と新暦での四季(春夏秋冬)の期間の違い

 

旧正月2022年はいつからいつまで?

2022年の旧正月は、2月1日(火)です。

 

旧正月の前後数日間が休日になることが多く、各国の期間は以下のとおりです。

2022年は旧正月と土日が繋がるので、例年より休日日数が増えるようです。


中国1月31日(月)~2月6日(日)
台湾1月29日(土)~2月6日(日)
韓国1月29日(土)~2月2日(水)
ベトナム1月29日(土)~2月6日(日)
 

日本はなぜ旧正月をお祝いしないの?

日本は古くから中国の文化から大きな影響を受けてきました。

そのため、日本がなぜ旧正月をお祝いしないのか、疑問を抱く人もいますよね。

 

日本でも、旧暦のころは旧正月のお祝いをしていました。

しかし、新暦になったことをきっかけにいくつかの要因が重なり、お祝いをしなくなったようです。

 

新暦に馴染んだから

明治5年に旧暦が廃止され、新暦1月1日が正月という認識が広まり、定着したため。

 

旧正月は休みではないから

日本では新暦では1月1日は「元日」という祝日ですが、旧正月は祝日ではありません。

そのため、普段と変わらない平日という認識になってしまった。

 

旧正月は毎年日程が異なるから

旧暦を新暦に当てはめると20~50日ほどのずれが生じるため、旧正月は毎年同じ日になりません。

そのため、徐々に廃れていった。

 

このような要因から、日本では旧正月をお祝いしなくなってしまったようです。

しかし、現在でも旧正月を祝っているところがあります。

 

日本で旧正月お祝いしているところはどこ?

長崎、神戸、横浜にある中華街など中国の影響が強い地域では、現在でも旧正月を盛大にお祝いしています。

 

また、沖縄県の一部地域では、旧暦1月16日を「十六日祭(じゅうるくにちー)」といって、あの世(死後の世界)のお正月と考えられています。

そのため、新暦のお正月と、旧正月と、十六日祭のあわせて3回もお正月があるそうです。

 

他にも、旧暦のお正月と、新暦のお正月、2度のお正月をお祝いする神社やお寺もあります。

これは、旧正月を重要視しているためで、新暦のお正月から旧正月までの期間をずっと「お正月」とし、正月行事をしているところもあります。

 

以下は、旧正月に正月行事をする有名な神社です。


●大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)

福島県の大山祇神社では、旧暦の大晦日~元日に「旧暦元旦祭」が行われます。

外部リンク:大山祇神社

 
●尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)

愛知県の尾張大國霊神社では、旧正月2日目から約一ヶ月間「追儺神事(ついなしんじ)」が行われます。

外部リンク:尾張大國霊神社

 


旧正月のイベント

長崎、神戸、横浜にある中華街では旧正月のイベントが開催されますのでご紹介します。

※以下は2021年の情報です。2022年はわかり次第更新いたします。


長崎ランタンフェスティバル(長崎中華街)

期間中、街中に1万5千個のランタンが飾られ、各会場で飾られる大小さまざまなオブジェが幻想的です。

毎年100万人を超える人々で賑わいます。

※2021年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となりました。

開催日:2021年2月12日(金)~2月26日(金)

会場:長崎県長崎市 新地中華街、中央公園、唐人屋敷、興福寺、鍛冶市、孔子廟、浜んまち

 

外部リンク:「長崎ランタンフェスティバル」

 

南京町春節祭(神戸中華街)

中国の伝統演舞である「獅子舞」「龍舞」などのステージイベントや、三国志の英雄や、楊貴妃など、中国史に登場する人に扮してパレードが行われたり、期間限定の福袋販売なども行われます。

※2021年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ステージイベントやパレード、登場人物との記念撮影などは中止となっています。

開催日:2021年2月11日(木)~2月14日(日)

会場:兵庫県神戸市 神戸南京町

 

外部リンク:2021年南京町春節祭

 

2021春節(横浜中華街)

2月11日(木)24時に、横浜媽祖廟(よこはままそびょう)でカウントダウンを予定していますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため直前で中止になる可能性があります。

開催日:2021年2月11日(木)~2月26日(金)

イルミネーションは2020年11月1日(日)~2021年2月28日(日) 16時~23時まで

会場:横浜中華街

 

外部リンク:横浜中華街催し物2021春節

 

日本では、中国だけでなく諸外国からさまざまな文化を取り入れ、日本流にアレンジして楽しんでいますよね。

たとえば、ハロウィンやクリスマスも、外国から伝わってきたものです。

節分の豆まきや、七夕など、中国の文化がもとになっているものも数多くあり、それらは現在も日本流で続けられています。

それなのに旧正月だけは西洋から伝わってきた新暦(グレゴリオ暦)を取り入れた結果、廃れてしまったのですね。

中華街では旧正月のイベントで盛り上がりますので、足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

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