「雨水」は、季節を表す言葉なのですが、いつごろなのでしょうか?
「雨」と「水」だから、雨の多い梅雨の時期なのかな?と思う人も多いかもしれませんが、梅雨の時期ではありません。
今回は「雨水」についてわかりやすく解説します。
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雨水の意味とは?
読み方は「うすい」です。
雨水は二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。
二十四節気とは、一年間を24等分したもので、「立春(りっしゅん)」や「夏至(げし)」などもそのひとつです。

「雨水」とは、暖かい陽気になって、空から降るものが雪から雨に変わり、雪や氷が溶けて水になるという意味があります。
草木が芽生え、本格的に春がやってくるころといわれており、農作業の準備を始める目安にされていました。
また、地域によっては「雨水」の日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。
二十四節気は太陽の動きによって日にちが決まるため、雨水は毎年同じ日になるわけではなく、だいたい2月19日ごろです。
日にちだけではなく、期間を指す言葉でもあり、その場合は2月19日ごろから3月5日ごろまでになります。
そして、3月6日ごろに次の二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」に移ります。
2023年の雨水はいつ?
2023年の雨水は、2月19日(日)です。
啓蟄が3月6日(月)なので、期間を指す場合は2月19日(日)~3月5日(日)です。
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雨水の食べ物はなに?
雨水には特別な行事食はありませんので、雨水に旬を迎えるものを食べるといいですね。
雨水のころに旬を迎える食材は以下のようなものがあります。
・いよかん
・はっさく
・からし菜
・高菜
・フキノトウ
・春キャベツ
・わかめ
・はまぐり
・新玉ねぎ
・セロリ
・カリフラワー
・春菊
・水菜 などなど
「からし菜」と「高菜」はどちらもアブラナ科の植物で、からし菜の変種が高菜です。
厳密には違う野菜なのですが区別しないことも多く、どちらで呼んでも間違いではないそうです。
主に関東では「からし菜」、西日本では「高菜」という名前で販売されているそうです。
「雨水」がいつなのかわかりましたね。
「雨」と「水」という漢字が使われていますが、雨の多い梅雨の時期のことではなく、雪が雨に、氷が水に変わる時期ということで、季節の移り変わりを感じる言葉だと思いませんでしたか?
厳しい寒さの冬から、少しずつ少しずつ暖かくなってくるこの時期は、旬の食べ物を食べて元気に春を迎えたいですね!
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