「雛人形の片づけが遅くなると、結婚が遅くなる」と昔からいわれているので、雛人形を片づける日を気にしている人は多いようですが「雛人形はこの日に出したらいい」というのを気にしている人はどれくらいいらっしゃるでしょう?。
「お正月を過ぎたら出していい」「いつでもいい」「大安(たいあん・何事も良い日)なら」「3月になってから」など、いろんな意見があるようですが・・・
今回は、雛人形を出す日と2021年はいつが良いのかについて調べてみました!
雛人形を出す日はいつ?
雛人形を出す日は「この日ではないとダメ!」という決まりはないようです。
しかし、一般的には、立春(りっしゅん・2月4日ごろ)以降の大安に飾ると良いといわれています。
また、雨水(うすい・2月19日ごろ)に飾ると良いという地域もあります。
立春は二十四節気(にじゅうしせっき・一年間を24等分したもの)のひとつで、春の始まりでもあります。
立春の前日を節分(せつぶん)といい、豆まきをして鬼や厄を払う行事として定着していますね。
雛人形は春のものなので、節分で鬼や厄を払い、清めた後、春が始まってから飾ると良いようです。
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雨水も、立春と同じく二十四節気のひとつです。
雪が雨に変わり、氷が溶けて水になり、草木が芽生え、本格的に春がやってくる日といわれています。
地域によっては、雨水の日に雛人形を飾ると「良縁に恵まれる」といわれているそうです。
その理由は以下の通り諸説あります。
●水は生命の源であり、水の神様は子宝の神様、安産の神様とも考えられていた。
●春の訪れとともに新緑が芽吹くように、良縁も芽吹くと考えられていた。
また、ひなまつりの前日や当日に雛人形を飾ることを「一夜飾り」といいます。
一夜飾りは縁起が悪いといわれ、雛人形に対して失礼にあたると考えられ、遅くても、一週間前までには飾ったほうが良いともいわれています。
一夜飾りが縁起が悪い理由ですがいくつかあります。
●お通夜やお葬式などは突然の出来事なので一夜で準備することが多く、それを連想させてしまうので縁起が悪い。
●雛人形は子どもに降りかかる厄災を身代わりとなって受けてくれるものであり、子どもの成長を見守ってくれる大切なものなので、一夜で飾るのは失礼に当たる。
どんなに忙しくても、前日や当日に飾るのは避けた方が良さそうですね。
2021年雛人形を出す日いつが良い?
2021年の立春は2月3日(水)です。
そして、2021年の立春以降の大安は、2月5日(金)、2月11日(木)、2月16日(火)、2月22日(月)、2月28日(日)です。
また、雨水は2月18日(木)です。
これらの日のどれかに出すといいですね!
雛人形を出すのに、この日に出さなければならないという決まった日はありませんが「この日が良い」という日はありましたね。
女の子の健やかな成長を祈るひなまつりですから、より良い日を選んで雛人形を出したいですよね。
お子さんたちがお休みの日に、家族みんなで雛人形を飾るととても楽しいでしょうね!
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