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松島が日本三景に選ばれた理由とは?絶景ポイントはどこ?

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みなさんは、日本三景を訪れたことがありますか?

実際に訪れたことはなくても、多くの人がテレビや雑誌、SNSなどでその美しい風景を見たことがあるのではないでしょうか。

日本三景のひとつに、松島があります。

今回は、松島がなぜ日本三景に選ばれたのか、松島の絶景ポイントはどこなのか調べてみました!

 


日本三景とは?

日本三景(にほんさんけい)とは、日本の三つの名勝地(めいしょうち)のことで、以下の三つのことをいいます。

 

●広島県の宮島(みやじま)

●京都府の天橋立(あまのはしだて)

●宮城県の松島(まつしま)

 

名勝地とは日本における文化財のひとつで、芸術上または観賞上価値が高い土地について日本国および地方公共団体が指定したものです。

 

松島とは?


 

「松島(まつしま)」は、宮城県の松島湾内外に浮かぶ島々の総称です。

松島周辺は、川や海によって陸地が削られてできた「リアス式海岸」で、複雑に入り組んだ入り江と大小さまざまな島が点在する松島湾はとても美しい景観となっています。

島の数は260余りありますが、正確な数は定かではありません。

 

松島が日本三景に選ばれた理由とは?

松島が日本三景と呼ばれるようになったのは江戸時代の儒学者である「林春斎(はやししゅんさい・1618年~1680年)」「日本国事跡考(にほんこくじせきこう)」という書物の中で以下のように紹介していたからです。

 

「松島、此島之外有小島若干、殆如盆池月波之景、境致之佳、與丹後天橋立・安藝嚴嶋爲三處奇觀」

 

現代語に訳すと

 

「松島は、いくつかの小島とともにあり、その様子はお盆のような小さい池に、波に揺らいだ月影が映っているようにみえる。その素晴らしさは、丹後(現在の京都周辺)の国の天橋立、安芸(現在の広島県)の国の厳島とともに、卓越した三つの景観である」

 

となります。

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また、松島といえば松尾芭蕉(江戸時代の俳人・1644年~1694年)の以下の俳句が有名です。

 

「松島や ああ松島や 松島や」

 

しかし、実際にこの俳句を詠んだのは松尾芭蕉ではありません。

松島を訪れた松尾芭蕉は、あまりに美しい景色に絶句して言葉が浮かばず俳句が詠めなかったそうです。

 


 

松尾芭蕉が絶句した様子を、「田原坊(たわらぼう・江戸後期の狂歌師)」がおもしろおかしく「松島や さて松島や 松島や」と詠み、いつの間にか「松島や ああ松島や 松島や」になったといわれています。

狂歌師とは、社会風刺やしゃれをきかせた滑稽な歌を作る人のことですが、松尾芭蕉は江戸初期、田原坊は江戸後期(正確な年代は不明)なので生きていた時代が違います。

田原坊が作った俳句なのになぜ松尾芭蕉の俳句として有名になったのかはわからないそうです。

 


松島の絶景ポイントはどこ?

それでは松島は、どこから見ると良いのでしょうか?

絶景ポイントと呼ばれている場所がいくつかありますのでご紹介します。

 

松島四大観(まつしましだいかん)

 

特に素晴らしい以下の絶景ポイント4カ所を「松島四大観」といいます。

 

1.大高森(おおたかもり)「壮観(そうかん)」



 

東松島市宮戸島のほぼ中央に位置する大高森(標高105.8m)の頂上には展望台があり、視界を遮るものがなにもなく、松島湾全体を望めます。

「壮観」とは、規模が大きく素晴らしい様子という意味があります。

松島湾全体をまるで箱庭のように眺めることができることから「壮観」と名付けられました。

 

2.富山(とみやま)「麗観(れいかん)」



 

松島市と東松島市の境目付近にある富山(標高116.8m)の頂上には展望台があり、松島湾をほぼ一望できます。

「麗観」とは、美しく麗しい眺めという意味があります。

日の光に輝く大海原に浮かぶ島々と、雲が漂う広大な大空との対比が素晴らしいことから「麗観」と名付けられました。

 

3.多聞山(たもんざん)「偉観(いかん)」



 

七ヶ浜町にある多聞山(標高56m)には、木造の「毘沙門堂(びしゃもんどう)」があり、毘沙門堂の裏側から眺める景色が「偉観」と呼ばれ、松島湾の島々と塩釜港に出入りする船舶を楽しむことができます。

「偉観」とは素晴らしい眺め立派な眺めという意味があります。

太平洋から打ち寄せては砕け散る波を眺められるその雄大さから「偉観」と名付けられました。

 

4.扇谷(おうぎだに)「幽観(ゆうかん)」



 

松島町と利府町の境目にある双観山(そうかんざん)の後方にある扇谷(標高60m)から扇状に広がる松島湾の入り江を眺めることができます。

「幽観」とは、奥深く物静かという意味があります。

扇状に広がる景色は広くはなく、静かな佇まいなので「幽観」と名付けられました。

 



 

西行戻しの松公園(さいぎょうもどしのまつこうえん)



 

西行戻しの松公園は桜の季節は特に絶景として有名です。

平安時代から鎌倉時代にかけての僧侶・歌人の西行法師(さいぎょうほうし・1118年~1190年)が、松の大木の下で出会った子ども(老人という説もあります)と禅問答をして敗れたため、松島へ行くのを諦めたというエピソードからこのように呼ばれるようになったそうです。

公園周辺にはおよそ260本の桜が植えられており、満開の桜と松島湾を一望することができます。

 


 

その他にも遊覧船に乗ると海の上から島々の魅力を間近で見ることが出来るのでオススメですよ!

遊覧船では陸地からはよく見えなかった島や手前の島に隠れていた島を見ることができ、島の名前や特徴をアナウンスしてくれます。

遊覧船はコースによって所要時間や出発時刻などが違いますのでご利用の前にご確認くださいね。

 


 

日本三景は江戸時代の書物で紹介されていたのですね!

江戸時代の人々が「この景色は素晴らしい、美しい」と感じていたものを現代の私たちも同じように感じているのですね。

松島は景色が素晴らしいだけではなく海の幸もたくさんありますので、絶景ポイントを巡る途中で海の幸を食べる時間もスケジュールに入れておいてくださいね!

 

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