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「宮島」と「厳島」の違いとは?どっちが正しいの?厳島神社が海に建てられたのはなぜ?

      2018/12/30


 

「宮島/厳島」は、広島県の有名な観光地です。

日本三景の一つであり、1996年に厳島神社がユネスコの世界文化遺産に登録されたことから、国内外から多くの観光客が訪れています。

海に浮かぶ厳島神社の大きな赤い鳥居は、広島県を訪れたことがない人でも、テレビや雑誌、ポスターなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

ところで「宮島」と「厳島」、2通りの呼び方がありますがその違いをご存知しょうか?

今回は「宮島」と「厳島」について調べてみました!

 

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宮島と厳島の違いとは?

宮島の読み方は「みやじま」、厳島の読み方は「いつくしま」です。

「厳島」とは、広島県廿日市市宮島町にある島のことで、瀬戸内海西部、広島湾の北西部に位置しています。


「宮島」とは、江戸時代に厳島が「お宮(厳島神社)がある島」であることから「宮島」と呼ばれるようになり、「厳島」の通称として用いられています。ですので「宮島」と「厳島」は同じ場所を指します。

ちなみに「厳島」の由来は、厳島神社のご祭神(ごさいじん・祀られている神様)である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)とされ、「いちきしま」が「いつくしま」に転じたという説があります。

また、厳島は古代から島そのものが神として信仰されており、「神に斎く(いつく・仕えるという意味)島」という意味もあるそうです。

 

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「宮島」と「厳島」どっちが正しいの?

「宮島」も「厳島」も同じ場所を示しますが、国土地理院が定める正式な呼び方は「厳島」で、「宮島」は通称です。

また、「宮島」と「厳島」の使い分けには明確な決まりはなく、漢字が簡単なことや読みやすいことなどから「宮島」が使われることが多いようです。

一般的に、行政文書や学術的な文献の場合は「厳島」、観光地として観光PRなどに使う場合は「宮島」が使われることが多いようです。

このように、どちらが正しいということはなくその用途によって使い分けられているようです。


厳島神社が海に建てられたのはなぜ?


 

厳島神社は飛鳥時代(592年~710年)の593年に創建され、1400年以上の歴史ある神社です。

昔から厳島は「島そのものが神(島全土が神)」として信仰されていたため、島の木を切ったり、土を削ったりすることは神を傷つけることになると考えられていました。

そのため、島の土地を傷つけることなく厳島神社の社殿や鳥居を建てるにはどうしたらいいか?と考えた結果、海に建てることになったそうです。

現在も、島そのものが神という考えはあり、「死」を穢れ(けがれ・忌まわしく思われる不浄な状態)とし、島には墓地や墓を作ることが出来ません。

この考え方は、厳島神社以外の神社にも当てはまり、神社の敷地内には墓地や墓がなく、神道の人が亡くなった場合は、神道の墓を建てても良いとする霊園に建てることになります。

 


 

「宮島」も「厳島」も、同じ場所を示しているのですね。

どちらを使っても問題はないのですが、多くの人が「宮島」と呼んでおり、「安芸の宮島(あきのみやじま)」という呼び方で有名な観光地となっています。

厳島は「日本三景」のひとつでもあり、厳島のほかは宮城県の「松島」、京都府の「天橋立」です。

いずれも素晴らしい場所なので、ぜひ訪れてみてくださいね!

 

関連:天橋立の名前の意味と由来とは?股のぞき、かわらけ投げって何?

 

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