【お盆】迎え団子・送り団子お供えするのはいつ?数や形などお供えの仕方

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お盆には、提灯(ちょうちん)や精霊馬(しょうりょううま)を飾ったり、迎え火や送り火をしたりするなど、さまざまな風習があります。

そんな風習のひとつに、迎え団子・送り団子というものがあります。

迎え団子・送り団子をお供えするのはいつなのでしょうか?

この記事では、迎え団子・送り団子の意味、団子の数や形など、お供えの仕方について解説します。

 

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目次

迎え団子・送り団子とは?

読み方は、

迎え団子(むかえだんご)

送り団子(おくりだんご)

です。

それぞれ見ていきましょう!

 

迎え団子とは?

お盆に帰ってきたご先祖様をお迎えするためお供えする団子のことです。

あの世から帰ってきたご先祖様に団子を食べていただくことで、長旅の疲れを癒し、お盆を楽しく過ごしてもらいたいという意味があります。

「お迎え団子」と呼ぶこともあります。

 

送り団子とは?

ご先祖様があの世に戻る時、ご先祖様をお見送りするためにお供えする団子です。

あの世へ戻るご先祖様に、お土産として持って帰っていただくという意味があります。

「お送り団子」と呼ぶこともあります。

 

供え団子とは?

迎え団子・送り団子のほかに、「供え団子(そなえだんご)」をお供えする地域やご家庭もあるようです。

 

供え団子は、お盆の間、家で過ごしている先祖様にお供えするものです。

ご先祖様に、ゆっくり過ごしていただく意味があります。

 

別名「お供え餅」「落ち着き団子」「ゆっくり餅」「おもてなし団子」などと呼ばれます。

 

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2025年の迎え団子・送り団子・供え団子をお供えするのはいつ?

「迎え団子」は、お盆の初日

「送り団子」は、お盆の最終日

にお供えします。

また、「供え団子」をお供えする場合は、お盆期間中にお供えします。

 

お盆の期間は地域によって異なります。

8月15日を中心とした期間がお盆の地域が多いですが、7月15日を中心とした期間がお盆の地域もあります。

関連:「お盆」や「七夕」の時期が地域によって違うのはなぜ?7月と8月の地域はどこ?

 

7月も8月もお盆の期間は4日間です。

 

7月がお盆の地域

お盆の期間:

2025年(令和7年)7月13日(日)~7月16日(水)

日にち お供えする団子
7月13日(日) 迎え団子
7月14日(月) 供え団子
7月15日(火) 供え団子
7月16日(水) 送り団子

※団子をお供えする時間に決まりはありません。

 

8月がお盆の地域

お盆の期間:

2025年(令和7年)8月13日(水)~8月16日(土)

日にち お供えする団子
8月13日(水) 迎え団子
8月14日(木) 供え団子
8月15日(金) 供え団子
8月16日(土) 送り団子

※団子をお供えする時間に決まりはありません。

 

迎え団子・送り団子・供え団子の準備

迎え団子・供え団子・送り団子は以下のように準備するといいでしょう。

 

迎え団子

長旅をしてあの世から帰ってきたご先祖様の疲れを癒す目的があるので、白玉団子にあんこやきなこ、タレなどで、甘い味付けをするのが一般的です。

市販の団子の場合も、甘い味付けの団子・白玉団子を購入します。

ご先祖様が帰ってきたらすぐに召し上がっていただけるように、事前に準備しておくといいでしょう。

 

供え団子

白玉団子、みたらし団子、おはぎなどさまざまなものをお供えします。

毎日新しいものをお供えしたり、二日間同じものをお供えしたままのこともあるようです。

 

送り団子

ご先祖様に、あの世で好きなように味付けして食べていただこうという意味から、味付けをしない白玉団子が一般的です。

16日にご先祖様をお見送りする前にお供えするのが一般的ですが、15日にお供えする地域やご家庭もあります。

ご先祖様にお土産として持って帰っていただくので、お盆を過ぎたり、お見送りを済ませた後にお供えしても意味がないということですね。

事前に準備しておきましょう。

 

迎え団子・送り団子はいつ下げる?

お供えした団子をいつ下げるかは、以下のように地域やご家庭によって異なります。

 

お供えしたらすぐに下げる

お盆の時期は気温や湿度が高く団子が痛みやすくなっているので、お供えをしたらすぐに下げます。

下げた後は、ご先祖様のおさがりとして感謝の気持ちでいただきましょう。

 

翌日下げる

お供えした翌日に下げます。

痛んでいないようであれば、ご先祖様のおさがりとして感謝の気持ちでいただきましょう。

団子が痛んでいた場合は、半紙や白い紙に包んで生ごみとして処分します。

 

迎え団子はお盆の期間中下げない

迎え団子をお盆の期間中ずっとお供えしておく地域やご家庭もあります。

その場合、団子が痛んでいる可能性が高いので、半紙や白い紙に包んで生ごみとして処分します。

地域やご家庭によっては、迎え団子を12日にお供えしたり、送り団子を15日にお供えしたりすることもあります。

 

数や形などお供えの仕方

迎え団子・送り団子・供え団子、いずれも数や形に決まりはありません。

ひと口大の丸い団子にすることが多いですが、平べったい団子にしたり、団子を串に刺してお供えしたり、10個で3段、20個で4段という風にピラミッド型に積み上げてお供えしたりするなど、さまざまです。

また、

仏教の六道(ろくどう・りくどう)にちなんで団子を6つお供えするところ

追善供養をつかさどる仏様「十三仏(じゅうさんぶつ)」にちなんで、団子を13個お供えするところ

などがあります。

 

六道についての詳細は以下をご覧ください。

リンク:六道(天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)の意味とは?

 

十三仏についての詳細は以下をご覧ください。

リンク:【卒塔婆】読み方と意味とは?卒塔婆の書き方と値段、処分の仕方

 

団子は、高坏(たかつき・高い足のついた台)に白い紙を敷いて、その上に並べます。

高坏がない場合は、普段使っているお皿に白い紙を敷いたり、お皿に直接団子を並べてもいいです。

高坏

高坏

迎え団子・送り団子がどういうものかわかりましたね。

あの世からの長旅で疲れているだろうからと甘い味付けの団子を準備し、あの世に帰る時にはお土産として味付けをしていない団子を準備するなんて、ご先祖様を想う気持ちがあふれているように感じますね!

お盆の風習は、地域やご家庭によってさまざまです。

自分の家ではどうしたら良いのかな?と迷ったり悩んだりしたときは、ご親戚やご近所さんに尋ねてみると良いかもしれませんね。

 

関連:2025年の「お盆飾り」いつ出していつ片付ける?期間はいつからいつまで?

関連:迎え火と送り火の意味とは?2025年の日にちはいつ?時間とやり方とは?

 

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