「少年は元気があるね!」とか、
「もう中年だから~」とか、
年齢ではなく、「少年」や「中年」という言葉で表現することがありますよね。
これらの表現が、何歳のことをいっているのかご存知ですか?
今回は、「幼年」「少年」「青年」「壮年」「中年」「初老」「熟年」「高年」「老年」の違いや、年齢の定義や期間などについてわかりやすく解説します!
「幼年」「少年」「青年」「壮年」「初老」「中年」「熟年」「高年」「老年」の意味と違いとは?年齢は何歳?
法律などでいずれも明確に決められているわけではありません。
いろいろな年齢区分がありますが、「厚生労働省の健康日本21」という資料では、以下のように6つの区分がありそれぞれの期間は以下のとおりです。
●0歳~4歳・・・「幼年期」
●5歳~14歳・・・「少年期」
●15歳~24歳・・・「青年期」
●25歳~44歳・・・「壮年期」
●45歳~64歳・・・「中年期」
●65歳以上・・・「高年期」
では、上記の6つの区分とは別に、今回紹介する9つの言葉の意味と違いと、一般的な年齢は何歳ごろのことを言うのでしょうか?
それぞれ以下のとおりです。
幼年
読み方は「ようねん」です。
幼い年齢、幼い子どものことをいいます。
一般的に0歳~6歳ごろの小学校就学前の子どもを指します。
少年
読み方は「しょうねん」です。
年が若い人、主に年少の男の子のことを指しますが、女子も含む場合は「少年少女」ということもあります。
一般的に7歳~15歳の小学生・中学生を指します。
「少年法」という刑事訴訟法では「0歳~20歳未満」、つまり19歳までが対象となります。
青年
読み方は「せいねん」です。
青春期の男女、特に男子のことをいいます。
一般的に15歳~25歳ごろの高校生・大学生を指します。
「JICA青年海外協力隊」の募集年齢は20歳~39歳です。
また、「〇〇青年部」「〇〇青年会」と呼ばれている組織がありますが、
年齢制限のないもの、
20歳~35歳、
18歳~40歳、
20歳~45歳など
さまざまです。
壮年
読み方は「そうねん」です。
心身とも成熟した働き盛りの年頃をいいます。
一般的に25歳~60歳ごろを指し、いわゆる「現役世代」が当てはまります。
「中年」とは?
読み方は「ちゅうねん」です。
成人して中くらいの年頃をいいます。
一般的に40歳~60歳ごろを指します。
「初老」とは?
読み方は「しょろう」です。
中年を過ぎ老年にはいりかけた年頃をいいます。
本来、「初老」は40歳を指します。
しかし、平均寿命が長くなるにつれ「初老」のイメージが変化し、現在は「初老=60歳ごろ」とする人が増えているようです。
「熟年」とは?
読み方は「じゅくねん」です。
人生の中で成熟した年齢をいいます。
「熟年」は1980年代から一般的に使用されるようになった言葉で、中年から高年の初めごろにあたります。
一般的に45歳~65歳ごろを指しています。
「高年」とは?
読み方は「こうねん」です。
高い年齢のことを意味し「老年」と同じ年頃に使われます。
一般的に65歳以上を指し「老年」と同じ意味で使われます。
「老年」とは?
読み方は「ろうねん」です。
年を取り心身の衰えが目立つ年頃をいいます。
一般的に65歳以上を指します。
「老年」は65歳以上の「高年」と同じ意味として使用されます。
しかし、最近の65歳は若々しい人が多いので70歳以上や、75歳以上を「老年」と言う人もいるようです。
何歳から何歳まで・・・という明確な決まりはないのですね。
そのため、同じ年齢の人でも「自分はまだまだ壮年期!」と思う人や「もう中年期だよね~」と思う人がいるのかもしれません。
また、本来「初老」は40歳のことですが、現在は60歳ごろの人を指す言葉として用いられることが多く、日本人の平均寿命とともに言葉にも変化が出ているのも、興味深いですね。
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