みなさん、お守りの処分をどのようにしていますか?
「合格祈願のために」「家内安全のために」と、お守りを求める方は多いと思いますが、そのお守りをいつまで持ち続けるのか、またどのように処分するのかご存知でしょうか?
今回は、そんな疑問について解説します。
ぜひ参考になさってくださいね。
お守りとは?
お守りとは、神社仏閣で授かるもので、神仏の力を分けていただくもの、神仏の分身だと考えられています。
健康祈願、安産祈願、縁結び、恋愛成就、合格祈願、交通安全、家内安全、商売繁盛などお守りの効果はさまざまです。
一般的には小さな袋状で、身に付けて持ち歩きます。
お守りの中には、紙や木、金属、布などでできた御札(おふだ)が入っています。
御札には、神仏の名前、真言(しんごん・真実の言葉、祈りの言葉)などが記されています。
御札以外にも小さな神様の像や御神木が入っていることもあります。
お守りの数え方は「一体(たい)、二体(にたい)」です。
神仏の数え方は一般的に「一柱(ひとはしら)、二柱(ふたはしら)」ですが、「一体、二体」と数えることもあります。
お守りは神仏の分身と考えられているので「一体、二体」と数えるのですね。
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お守りは「授かる」もの
お守りを「買う」と思っている方も多いかもしれませんが、お守りは「授かる」ものです。
神社仏閣でお守りを置いている場所のことを「授与所(じゅよじょ)」といいます。
「授与(じゅよ)」という言葉には「神仏の心を授けていただく」という意味があります。
お守りの返納の期限は?
お守りは神仏から授かったものなので神社やお寺に「返納」または「お返し」すると考えます。
神社仏閣などでは 「お守りの返納期限は決まっていない」されていますが、 願い事が叶ったときが「返納時期」であるといわれています。
次の通り、お守りの目的によって、返納時期が異なります。
目的 | 返納時期 |
健康祈願、病気平癒など | 病気が治った時 |
恋愛成就、縁結びなど | 良縁に恵まれた時 |
合格祈願 | 合格した時 |
安産祈願 | 出産が終わってから |
また、「家内安全」や「商売繁盛」「願い事が叶うまで長引く場合」など、具体的に叶う時期が定まらない場合は、いつまででも持っていてよいですが、 授かってから一年後に返納して新しいものを授与する人が多いです。
これは、
「初詣でお守りを授与した人が、次の初詣で新しいお守りを授与するため」
「一年経てばお守りが汚れたり古くなるので神様に失礼だからと、新しいお守りを授与する人が多いため」
といわれています。
いずれにしても、願いが叶わなかったからと粗末に扱うのではなく、きちんと返納しましょう。
お守りの返納場所、金額は?
基本的には、 お守りを授与した神社仏閣へ返納します。
境内にある古札納所に古くなったお札やお守りを納める専用の箱が置かれていますので、そこへ納めます。
このとき、賽銭箱がある場合は お守りを授与したときと同額程度の金額をお納めします。
お守りを授与した神社仏閣が遠方のため行けない場合は、お住いの近くにある神社仏閣へ返納します。
お守りの処分の仕方!郵送や自宅でも処分できます
さまざまな事情で神社仏閣へお守りの返納へ行けない場合、郵送や自宅で処分することもできます。
郵送の場合
すべての神社仏閣が郵送で受け付けをしているわけではありませんので、事前に電話で確認したり、神社のウェブサイトをチェックしてみてください。
郵送で返納する場合は、お守りを白い紙に包み、「お焚き上げ希望」や感謝の言葉などを一筆添えて送りましょう。
このとき、お焚き上げ料を包むのですが、普通郵便で現金を送ることはできませんので、現金書留や定額小為替を利用しましょう。
お焚き上げ料の金額は決まっていませんが、 1000円を包む方が多いようです。
自宅で処分する場合
自分で焼却するという方法もあります。
白い半紙に包んで、粗塩をかけて清めてから焼却します。
本来でしたら、神社仏閣で祈祷しながら焼却(お焚き上げ)するものですから、自分で焼却するときも「ありがとうございました」など、感謝の気持ちを声に出しながら行うといいようです。
焼却後は、灰を水で流します。
焼却せずに、白い半紙に包んで、粗塩をかけてそのままゴミとして処分することもできます。
お守りは神仏の分身ですので、決して粗末に扱わないでくださいね。
お焚きあげのサービスを利用する
インターネットで受付可能なお焚き上げサービスがあります。
外部リンク:お焚き上げ、人形供養・写真供養は安心簡単な【みんなのお焚き上げ】
お守りだけではなく、お札や破魔矢なども受け付けており、提携している神社できちんとお焚き上げをしてくれるそうです。(※封筒のサイズをご確認下さいね。)
お守りの処分方法はいろいろありますが、大切なのは感謝の気持ちです。
守ってくださったこと、願いを叶えてくださったこと、日々の感謝の気持ちを込めて処分しましょう。
お守りが、神仏の分身であると考えれば、粗末に扱おうとは思いませんよね?
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