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青龍・黒龍・白龍・赤龍・朱龍・黄龍・金龍・銀龍の色の種類と意味とは?龍と竜と辰の違い

龍の色には、青龍・黒龍・白龍・赤龍・朱龍・黄龍・金龍・銀龍といろいろな種類がありますが、色によってどのような意味があるのでしょうか?

また、「龍」と「竜」と「辰」という漢字がありますが何か違いがあるのでしょうか?

この記事では、龍の色の種類とそれぞれの意味、「龍」と「竜」と「辰」の違いについてわかりやすく解説します。

 

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「龍」と「竜」の意味とは?

「龍」と「竜」の読み方は同じく「りゅう」です。

 

「竜」は「龍」の略字体の常用漢字で、「龍」と「竜」は同じものを指します。

また、どちらも英語で「Dragon(ドラゴン)」といいます。

 

「竜」という字は「頭に冠をかぶる大蛇をかたどった象形文字」と言われています。

紀元前17世紀頃~紀元前1046年に存在した古代中国の殷王朝(いんおうちょう)の時代には既に使用されていたそうです。

その後、「竜」という字に色々な装飾や模様が加えられて「龍」という字になりました。

 

「竜」という漢字が先で、「竜」をもとにして「龍」という漢字が生まれたのです。

日本では戦前まで「龍」と「竜」の両方を使っていましたが、戦後に「龍は画数が多いので学校で学ぶ必要はない」と判断され、「竜」が常用漢字になりました。

「龍」は常用漢字ではありませんが、人名用漢字ですので名前に用いることは可能です。

 

関連:常用漢字とは?小学校・中学校で習う漢字の数はいくつ?常用漢字一覧

 


 

「龍」は、神話・伝説上の生き物で、水を司る神様とされています。

 

一般的な特徴は

●背中は鱗(うろこ)で覆われている

●足には鋭い爪がある

●頭には2本の角がある

●口元には長いひげがある

●翼がある龍と、翼がない龍がいるが、どちらも空を飛ぶ

●体が大きな蛇のようなもの

●蛇の体に4本足があるもの

●4本足で爬虫類のような体のもの

●口から火を吹く

●地面が震えるほどの大きな声で鳴く

●嵐を起こす

●雷や稲妻を起こす

●玉(如意宝珠・にょいほうじゅ(意のままに様々な願いをかなえる宝の珠))を持っている

 

中国と西洋で大きな違いがあるため、以下のように中国の場合は「龍」、西洋の場合は「竜」として使い分けることがあります。

 

中国の「龍」

古来より、神獣・霊獣で超越した力を持ち、雷雲や竜巻を起こすなど、天候を操ることができると考えられています。

すべての動物の頂点に君臨するとされる龍は、いつしか皇帝の権力を象徴する存在となりました。

 

中国の「龍」は以下のような特徴をもつものが多いです。

●翼が無くても空を飛べる

●蛇のように長い体で四つ足

●人々に福をもたらす神、神の使いとして描かれることが多い

 

西洋の「竜」

洪水や嵐、竜巻など、昔の人々には理解できなかったことを象徴する存在として誕生したと考えられています。

西洋では、自然は人間が支配するものという考え方があり、人間の支配を超えてしまう竜は破壊者であり、悪魔的存在となっています。

 

西洋の「竜」は以下のような特徴をもつものが多いです。

●翼を広げて空を飛ぶ

●四つ足の爬虫類のような胴体

●口から火を吹く

●人々に災厄をもたらす怪物として描かれることが多い

 

「辰」の意味とは?

読み方は「たつ」です。

 


 

「辰」は十二支(じゅうにし)のひとつです。

十二支とは「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」のことで、紀元前1600年ごろから中国で使われており、日本には、553年に伝来したと言われています。

十二支は、年月日や時間、方角などに当てはめることができ、年に当てはめると12年で一巡します。

そのままでは覚えづらいということで、それぞれに動物が割り当てられています。

「辰」は「龍・竜」が割り当てられていますので、「龍・竜」と意味は同じです。

 

関連:2022年の干支は寅(とら)干支の順番の由来と覚え方

 

「龍」と「竜」と「辰」の違いとは?

「龍」と「竜」と「辰」の違いをまとめると次のようになります。

 

●「竜」は「龍」の略字体

●「竜」は常用漢字

●「辰」は十二支のひとつで、「龍・竜」が割り当てられている。

●「龍」と「竜」と「辰」は漢字の違いがあってもどれも同じで、神話・伝説上の生き物を指す。

●「龍」は中国を中心に伝承されている東洋的なドラゴンとして使い分けることがある。

●「竜」はヨーロッパを中心に伝承されている西洋的なドラゴンとして使い分けることがある。

 

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青龍・黒龍・白龍・赤龍・朱龍・黄龍・金龍・銀龍の色の意味

「龍」には「青龍」や「黒龍」のように、名前に色が付くものもあります。

それぞれ色にはどのような意味があるのかをみていきましょう。

 

青龍

読み方は「せいりゅう・せいりょう」です。

「蒼龍(そうりゅう)」ともいいます。


 

中国の伝説上の神獣、「四神(ししん・しじん)」の1つです。

四神は青龍、朱雀(すざく)、玄武(げんぶ)、白虎(びゃっこ)のことで、青龍は東方を守護、朱雀は南方を守護、玄武は北方を守護、白虎は西方を守護しています。

五行思想(ごぎょうしそう・万物は木、火、土、金、水の五種類の元素からなるという自然哲学の思想)の場合は四神に「麒麟(きりん・中央を守護する)」が加わって「五神(ごしん)」になります。

 

また、五行思想では、「五龍(ごりゅう)」が守護している考え方もあり、その場合は、東方を青龍、南方を赤龍、西方を白龍、北方を黒龍、中央を黄龍(金龍)が守護しています。

 

青龍は五神・五龍の場合も東方を守護しています。

また、占いやスピリチュアルな世界では、春を司るとされ、生命力の象徴とされています。

 

関連:陰陽五行説を簡単にわかりやすく解説します!陰陽五行説の意味や由来とは?

 

黒龍

読み方は「こくりゅう」です。

 

「黒」には、邪悪や闇のイメージがあるため、黒龍は災いをもたらす邪神とされ、闇を司る存在として描かれることが多いです。

ほかの龍、特に白龍とは敵対関係にあるとされています。

また、五龍では北方を守護するといわれています。

 

占いやスピリチュアルな世界では、水を司るとされ、黒龍にお願いをすることによって水回りや対人関係に御利益があるといわれています。

 

白龍

読み方は「はくりゅう」です。

 

古代中国で、天上界の皇帝である天帝に仕えているとされた龍です。

「黒」と「白」は対照的な存在なので、白龍は黒竜とは逆で光を司る存在で、敵対関係にあると考えられています。

白龍はほかの龍に比べると空を飛ぶ速度が速いそうです。

また、五龍では西方を守護するといわれています。

 

占いやスピリチュアルな世界では、金属を司るとされ、白龍にお願いをすることによって富や財産など豊かさに御利益があるといわれています。

 

赤龍


 

読み方は「せきりゅう」です。

 

火山や太陽から生まれたとされており、口から炎を吐きます。

龍は基本的に水を司る神様と考えられていますが、赤龍は「日照り」を司る神様と考えられており、雨雲を追い払って水害から守ってくれる・救ってくれるそうです。

また、五龍では南方を守護するといわれています。

 

占いやスピリチュアルな世界では、赤い色は非常に強いパワーをもっており、赤龍は生命力を司るとされています。

 

朱龍

読み方は「しゅりゅう」です。

 

邪気を浄化して清め、火によって無から有を作り出すことができるといわれています。

 

占いやスピリチュアルな世界では、直観力や情熱を司るとされ、朱龍にお願いをすることによって行動力や、やる気を起こしてくれるといわれています。

 

黄龍

読み方は「こうりゅう・おうりゅう」です。

 

五龍の中心的存在で黄龍は中央を守護しています。

黄龍と金龍は同一視されることがあります。

 

占いやスピリチュアルな世界では、黄龍は中央を司るとされ、黄龍にお願いすることによってリーダーシップを発揮できるといわれています。

 

金龍

読み方は「きんりゅう」です。

 

金龍と黄竜は同一視されることがあり、五龍の中心的存在で中央を守護するといわれています。

ゲームのファンタジーRPGでは金龍と銀龍がセットで登場することが多いです。

 

占いやスピリチュアルな世界では、行動力を司るとされ、金龍にお願いすることによって新たな発展を遂げることができるといわれています。

また、金色であることから金運を司るともいわれています。

 

銀龍

読み方は「ぎんりゅう」です。

ゲームのファンタジーRPGでは金龍と銀龍がセットで登場することが多いのですが、銀龍の伝説や神話などは特にありません。

占いやスピリチュアルな世界では、冷静で器用なので、銀龍にお願いすることによってバランスよく何事もカバーしてくれるといわれています。

 


 

「龍」と「竜」と「辰」はどれも同じ意味で、神話・伝説上の生き物ということがわかりましたね。

現在、雷や地鳴りなどの自然現象は科学的に説明ができますが、昔は理由も原因も全くわからなかったため、人々は、神話・伝説上の生き物として龍やドラゴンを作り出したのかもしれません。

龍の色については、伝承として長い年月受け継がれたもののほかに、ゲームで創作されたものやスピリチュアルな世界で尊重されるものもあり、昨今はさまざまな色があります。

 

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