5月

浅草神社の「三社祭」はなぜ三社なの?三社の意味とは?

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みなさんがお住いの地域には、どんなお祭がありますか?

お祭の日が近づいて、準備が進んでいるのを見ると、それだけで楽しくなったり、お祭が待ち遠しくてウズウズする人もいるかもしれませんね。

今回は、数多くある日本のお祭の中で、浅草神社の三社祭について調べてみました!

2021年の日程はいつなのかも載せていますので、チェックしてみてくださいね!

 


浅草神社の三社祭はなぜ三社?三社の意味とは?

三社祭の読み方は「さんじゃまつり」です。

 

三社祭は、毎年5月に行われる浅草神社の例大祭(毎年決まった日に行われる、その神社にとって最も重要な祭祀のこと)です。

浅草神社は通称「三社権現(さんじゃごんげん)」「三社様(さんじゃさま)」と呼ばれており、東京都台東区浅草にあります。

 

浅草神社の歴史は古く、推古天皇の時代にさかのぼります。

628年3月18日、「檜前浜成(ひのくまのはまなり)と竹成(ひのくまのたけなり)」という兄弟が現在の隅田川で漁をしていましたが、一匹も取れず、網に掛かったのは人形の像だけでした。

その像を水の中に放って、場所を変えて漁を再開しても、また同じ像が何度も網に掛かったそうです。

不思議に思った兄弟が、その地域の物知りである「土師真中知(はじのまつち)」に相談すると、その像は観音菩薩の像であると教えられ、功徳(くどく 神仏のめぐみ・御利益(ごりやく))のある像であることを教えてもらいました。

 


 

そこで、兄弟が漁がうまくいくように観音菩薩の像にお祈りしたところ、翌日から大漁が続いたそうです。

この出来事を見た土師真中知は仏門に入り、自宅を寺にして兄弟が拾った観音菩薩の像をお祀り(おまつり)したのが「浅草寺」の始まりといわれています。

 

そして、土師真中知の没後、その子供の夢に観音菩薩が現れ「檜前浜成・竹成と土師真中知を神として祀るように」とのお告を受け、三人を祀って「三社権現社」を作りました。

つまり、「三社」とは檜前浜成・竹成と土師真中知の三人のことを指しており、「三社祭」の「三社」はここから来ているそうです。

 

明治時代(1868年~1912年)の神仏分離令(しんぶつぶんりれい・神と仏は別々に祀ること)によって三社権現社は浅草寺とは別法人となり「三社明神社」に改称し、さらに明治6年(1873年)に「浅草神社」に改称しました。

 

権現(ごんげん)と明神(みょうじん)は、神仏の称号のひとつです。

「権現」には神仏が仮の姿で現れるという意味があり、「明神」には神仏が仮の姿ではなくそのままの姿で現れるという意味があります。

 

三柱(神様は一人、二人ではなく一柱、二柱と数えます)の神様をお祀りしているということや、浅草神社の昔の名称が由来となり、現在も「三社権現」や「三社様」と呼ばれて親しまれています。

 

2021年の三社祭の日程や見どころは?

三社祭は例年は5月の第三金、土、日に行われますが、2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため日程・規模を縮小して15日(土)、16日(日)の二日間で行われます。

実際は5月14日(金)の夜から始まり、2021年は以下の日程で行われます。

※新型コロナウイルスの感染状況によっては直前の変更・中止もありますのでご注意ください。

 

5月14日(金)

●18:00~ 本社神輿神霊入れの儀(ほんしゃみこしたまいれのぎ)

本社の神輿へ、浅草神社の御神霊(おみたま)をお移しする儀式です。

 

 

5月15日(土)

●10:00~ 例大祭式典 並びに新型コロナウイルス鎮静祈願祭斎行

例大祭とは、神社において最も重要な神事です。

浅草神社社殿前で行われ、一年間を無事に過ごせた感謝を報告し、今後の安泰を祈願します。

 

 

●11:00~ ぴんざさら舞奉納(社殿・神楽殿)

「ぴんざさら」とは、チベット語で「動かすと音を出す木」という意味があり、薄い檜の板を108枚重ねた木製の楽器で、アコーディオンのように動かして音を出します。

「ぴんざさら舞」は東京都の無形文化財に指定されており、三社祭でしか見ることができない貴重なものです。

 

 

●12:00~ 各町お祓い神事・御神札授与(社殿)

東部十二ヶ町各町、西部十六ヶ町各町、南部十六ヶ町各町 それぞれのお祓いを行い、御神札を授与します。

 

 

●13:00~ 巫女舞奉奏(神楽殿)

巫女舞が奉奏(ほうそう・奉納すること)されます。

 

 

●15:00~ 巫女舞奉奏(神楽殿)

巫女舞が奉奏(ほうそう・奉納すること)されます。

 

 

5月16日(日)

●7:50ごろ~9:10ごろ

御神霊移御(ごしんれいいぎょ)を斎行するための神事が行われるため、神社境内への入場が禁止されます。

御神霊移御とは、本社の神輿へ浅草神社の御神霊(おみたま)をお移しする儀式です。

 

 

●8:00~ 本社神輿「一之宮」庫出し清祓の儀斎行

本社神輿「一之宮」をお祓いします。

浅草神社には「一之宮」「二之宮」「三之宮」という3基の神輿があり、例年ですと3基とも神社を出て町内を渡御(とぎょ・神輿が進むこと)しますが、2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため「一之宮」だけが神社を出ます。

 


 

 

●8:30~ 神幸祭斎行

御幸(ぎょこう・神霊が出かけること)が行われる神社の祭礼です。

 

 

●9:00~ お囃子奉演(神楽殿)

お囃子が奉演(ほうえん・奉納すること)されます。

 

 

●9:00~ 宮出し(本社の神輿を神社から出すことです)

2021年は神輿を担いでの渡御は中止となり、一之宮を台車トラックの荷台に乗せて各町会をまわります。

 

 

●10:00~14:30 お囃子奉演 送り囃子(神楽殿)

お囃子が奉演(ほうえん・奉納すること)されます。

 

 

●15:30頃~ 巫女舞奉奏(神楽殿)

一日かけて各町内を渡御したら、神輿は神社へ戻ります。

 

 

※16:30ごろ~17:30ごろまで御神霊移御を斎行するため神事が行われるため神社境内への入場が禁止されています。

 

 

●17:00ごろ~ 宮入り(本社の神輿を神社へ戻すことです)

一日かけて各町内をまわったら、神輿は神社へ戻ります。

 

 

●17:00~ お囃子奉演 迎え囃子(神楽殿)

お囃子が奉演(ほうえん・奉納すること)されます。

 

 

●18:00~ 本社神輿御神霊返しの儀(ほんしゃみこしみたまがえしのぎ)

本社の神輿へお移り頂いていた浅草神社の御神霊を、本殿へお戻しする儀式です。

 


 

例年ですと町内神輿連合渡御が行われます。

町内神輿連合渡御とは、町内の氏子が所有する約100基の神輿、浅草神社が所有する3基の神輿が担がれて、町内を渡御します。

江戸っ子気質の氏子たちの神輿は、担ぎ方が威勢よく、荒々しく激しいので見ごたえがありますが、2021年は中止となっています。

神輿を激しく揺さぶるのは「魂振り(たまふり)」といって、神輿の御神霊の霊威を高め、その御神德をあますところなく行き渡らせるという意味があります。

 

 

浅草神社はひとつなのに、なぜ三社なのだろう?という疑問が解決しましたね。

浅草神社周辺は、普段から観光地として混雑していますが、三社祭は毎年大変な賑わいとなります。

神輿の周りは大変混雑し身動きができなくなるほどといわれています。

あまり近づきすぎると危険なこともあるようですので、注意しながら見物したいですね。

 

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