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ゆとり・さとり・団塊・バブル・氷河期など世代の意味と特徴とは?生まれた年はいつ?

      2019/06/07


団塊世代、ゆとり世代など、各世代によっていろいろな名前がつけられ、それぞれ特徴があるといわれていますね。

なんとなく世代ごとに名称を使い分けている人も多いと思いますが、それぞれの世代が生まれた年代はいつなのでしょうか?

今回は、各世代の名称の意味や特徴、生まれた年などについて調べてみました!

 


各世代の意味と特徴とは?生まれた年はいつ?

各世代が生まれた年代の境界線は曖昧で、明確に「この年のこの日からこの年のこの日まで」というものはありません。

そのため、異なる世代でも生まれた年が重なっていることもあります。

 

◆団塊(だんかい)世代

生まれた年:昭和22年(1947年)~昭和24年(1949年)生まれ

 

堺屋太一(さかいやたいち)の小説「団塊の世代」(この世代の近未来を描いた小説)が由来となっています。

「団塊」とは、地質学の専門用語で、堆積岩の中の特定の成分を含んだかたまりのことで、「この世代に生まれた人が特に多い=かたまり」と考えたようです。

 

第一次ベビーブーム期に生まれ、高度経済成長期の中心となった世代で、この世代だけでおよそ800万人の子どもが生まれたといわれています。

戦後の混乱期に生まれ育ち、学生運動を経験し、高度経済成長期真っ只中に社会人として自立していき、家庭よりも会社優先にするほど猛烈に働いた世代です。

終身雇用が当たり前、残業や休日出勤をすることで評価された世代なので、パワフルで、苦労を美徳とし、亭主関白なのが特徴といわれています。

 

 

◆しらけ世代(新人類)

生まれた年:昭和25年(1950年)~昭和39年(1964年)生まれ

 

学生が中心となって様々な主張をした学生運動が終わりを迎えたあとの世代で、学生運動をしていた世代(団塊世代)に比べると三無主義といわれています。

三無主義とは、無気力、無関心、無責任のことで、団塊世代に比べて「シラケている」ことが名称の由来となっています。

この世代は、価値観の変化を実感していたともいわれ「新人類」と呼ばれることもあります。

人との争いごとを好まない、個人主義が強い、あまり感情的にならないなどの特徴があり、これまでの世代に比べると政治的関心が薄れて行った世代ともいわれています。

 

 

◆バブル世代

生まれた年:昭和40年(1965年)~昭和45年(1970年)生まれ

 

昭和62年(1987年)~平成3年(1991年)に大学を卒業し、バブル景気に社会人として働きはじめた世代のことです。

新卒の求人が1人あたり1.46社あり、バブル景気を経験した世代であることが名称の由来となっています。

好景気の中で生まれ育ち、バブル景気の時に新社会人となった世代は、パワフルでバイタリティーがあるのが特徴で、好景気の中でさまざまな人と出会い新しいことに挑戦したりしたため、コミュニケーション能力が高いといわれています。

 


 

◆氷河期世代(団塊ジュニア・ロスジェネ

生まれた年:昭和45年(1970年)~昭和58年(1983年)

 

バブルが崩壊し、景気が悪くなった平成5年(1993年)~平成17年(2005年)に大学を卒業し、新社会人となった世代です。

不景気になったため、企業が求人を控えるようになり、最も低い求人倍率は平成11年(1999年)で、1人あたり0.48社の求人だったといわれています。

経済が冷え切っていた時代ということが名称の由来となっています。

低い求人倍率のため、新卒での就職が難しく、非正規雇用として働く人が増えた世代で、この世代は今現在も非正規雇用として働き続ける人が多く問題となっています。

激しい受験戦争を乗り越えて大学に行ったのに、就職直前にバブルが崩壊し、不景気になったため「失われた世代・ロストジェネレーション(ロスジェネ)」と呼ばれることもあります。

また、団塊世代の子どもたちの世代でもあるため「団塊ジュニア」とも呼ばれています。

非正規雇用が多かったり、将来を不安視する人が多いことから、慎重な思考をする人が多く、消費を極力抑え貯蓄に回そうとしたり、結婚や出産にも消極的なのが特徴です。

 

 

 

◆プレッシャー世代

生まれた年:昭和58年(1983年)~昭和62年(1987年)

氷河期世代の厳しい状況を目の当たりにしながらプレッシャーを経験し、就職するころには氷河期が終わったことで周囲から期待され、強いプレッシャーを受けたことが名称の由来となっています。

この世代は、現実的な考え方をする人が多く、優秀な人材が多いといわれており、プレッシャーに強く大舞台で力を発揮する人が多い特徴があります。

 



 

◆ゆとり世代

生まれた年:昭和62年(1987年)~平成16年(2004年)生まれ

 

平成14年(2002年)~平成22年(2010年)の「ゆとり教育」を受けた世代のことで、「ゆとり教育」が名称の由来となっています。

ゆとり教育は、豊かな人間性を育む目的で始まりましたが、授業時間数が減らされた結果学力低下を招いたとされています。

この世代は、仕事よりもプライベートを優先し、ストレスに弱く主体性がないという特徴があるといわれています。

 

 

◆さとり世代

生まれた年:昭和62年(1987年)~平成16年(2004年)生まれ

 

さとり世代はゆとり世代と同世代を指しており、ゆとり世代の中でも「恋愛や結婚はしなくても良い」「車やブランドなどに興味は無い」「昇進など望んでいない」という無気力な様子が特徴の人をさとり世代と呼ぶようです。

バブル崩壊後に生まれ育ち、好景気を知らず、物心ついたときにはインターネットが普及していたので様々なことの現実を知ることができたため、無駄な努力はしない、人と衝突することは避ける、合理的な行動を好む人が多いのが特徴です。

「さとり」とは、物事の真の意味を知ることや、察知することという意味があり、現実を知っていて合理的であることなどの特徴をとらえた言葉です。

 

 

◆つくし世代

生まれた年:昭和62年(1987年)~不明

 

ゆとり世代、さとり世代と同世代になりますが、特に平成4年(1992年)以降に小学校に入学した世代を指しているようです。

つくし世代は「人に尽くしたい」という傾向があることが命名の由来だといわれています。

友人や仲間との繋がりを大切にし、共感や思いやりを重んじ、みんなが楽しく、みんながハッピーになれるよう願う気持ちがほかの世代よりも大きいという特徴があります。

 

 

生まれた年ごとにさまざまな世代があり、特徴も全く異なるのですね。

日本全体の状況が異なっていたわけですから、定年間際の人と、新入社員の考え方が異なるのも、仕方がないことです。

「これだからゆとり世代は」とか「団塊の世代がうるさい」などと関わることを嫌がるよりも、考え方の異なる世代と交流することで新しい発見があるかもしれませんよ!

 

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