
日本には季節や時期を表す言葉がたくさんありますが、小満と芒種もそのひとつです。
文字だけではいつ頃のことなのかわかりませんが、新緑の美しい季節に小満を、もうすぐ梅雨入りするのかな?という時期に芒種を迎えます。
それぞれの意味と行事食などについてご紹介します。
小満の意味とは?
読み方は「しょうまん」です。
小満は二十四節気(にじゅうしせっき・一年間を24等分したもの)のひとつです。

「陽気がよくなり万物が次第に成長し満ちる」
という意味があります。
また、秋に種を蒔いた麦の穂が収穫できるまで育ち一安心(小さな満足)することから「小満」という名がついたという説もあります。

麦の穂が実り、麦畑が収穫時期を迎えて黄金色に染まるこの時期を「麦秋(ばくしゅう)」といいます。
5月下旬~6月初旬なのに「秋」という漢字が使われていますが、季節を表すのではなく「収穫の季節」を表しています。
※麦の収穫時期は地域差があり、必ずしも小満の時期になるわけではありません。
七十二候には、5月31日~6月4日ごろを表す「麦秋至(むぎのときいたる)」という言葉もあります。
芒種の意味とは?
読み方は「ぼうしゅ」です。
芒種も二十四節気のひとつです。
「芒」は「のぎ」と言って稲穂などの穀に付いている刺状のものを指します。

したがって芒種とは稲(米)の種を指していて、入梅も近いこの時期に稲の種蒔きをする季節であるという意味があります。
沖縄県では小満から芒種が梅雨の時期に当たり、沖縄方言で梅雨のことを「小満芒種(すーまんぼーすー)」と言うそうです。
「小満」と「芒種」2026年はいつ?
先ほど説明したとおり、小満も芒種も、二十四節気のひとつです。
二十四節気は太陽の動きを基準に決められるため、毎年同じ日になるわけではありません。
関連:『二十四節気』とは?読み方と意味一覧!二十四節気の簡単な覚え方
小満は、毎年5月21日ごろですが、この日だけを指すこともあれば期間を指す場合もあります。
期間を指す場合は、5月21日ごろから芒種の前日の6月6日ごろまでになります。
2026年の小満は、5月21日(木)です。
期間を指す場合は5月21日(木)から6月5日(金)までになります。
また、芒種は毎年6月6日ごろで、こちらも小満と同じく期間を指す場合もあります。
期間指す場合は、6月6日ごろから夏至の前日の6月21日ごろまでになります。
2026年の芒種は、6月6日(土)です。
期間を指す場合は6月6日(土)から6月20日(土)までになります。
「小満」と「芒種」の食べ物はなに?
小満と芒種に食べる行事食(季節ごとの食事や、行事のための特別な食事のこと)は特にないようです。
しかし、旬の食べ物を食べることで季節を感じることができますね。
小満に旬を迎える食べ物は・・・
- 麦
- アスパラガス
- グリーンピース
- 明日葉
- 枇杷
- ソラマメ
- じゃがいも
- ぜんまい
- 紫蘇
- 鯵
- 鱚
- きびなご
- 鰹
- ウニ など
芒種に旬を迎える食べ物は・・・
- いんげん
- らっきょう
- 明日葉
- トマト
- にんにく
- 梅
- あんず
- 枝豆
- ピーマン
- アオリイカ
- 鯵
- 鰹
- きびなご
- ウニ など

春が終わり、夏を迎えるころに訪れるのが、小満と芒種なのですね。
行事食はありませんが、旬を迎える食材を使えば食卓で季節を感じることができるでしょう。
ただ、この時期は湿気が多くなり、食中毒の心配が出てくるころです。
旬の食材を美味しくいただくためにも、食中毒の予防をしっかりしましょう!
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