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「テレコ」の意味と使い方とは?語源は歌舞伎用語から?

      2019/05/06

「テレコ」という言葉を聞いたことはありますか?

「テレコ」の意味を考えてみても、ピンとくるものが思い浮かばない人も多いと思いますが、どういうときに使う言葉なのでしょう?

ビジネスシーンで使う言葉?それとも、一部の人にしかわからない業界用語?何かの固有名詞?もしかして、方言なのかしら?!いろいろ考えてしまいますね。

今回は「テレコ」について調べてみました!

 

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「テレコ」の意味とは?

「テレコ」とは関西の方言で、「入れ違い」という意味があり、関西弁として一般的に使われています。

また、物流や運送業界でも「入れ違い」という意味で使われています。

 

テレコの類語としては、「入れ違い」の他「互い違い」「入れ替え」「あべこべ」「食い違い」などが用いられます。

 

太さや編み方などを規則的に変化させることで表面をデコボコにした生地を「テレコ生地」と呼んだり、一部の人が「テープレコーダー」の略として「テレコ」を使うこともあるようですが、今回は入れ違いの意味のテレコについて紹介いたします。


「テレコ」の使い方とは?

関西では日常的に「テレコ」が会話の中で登場します。(関西弁を文章にしても伝わりづらいため、標準語で書いています)

・待ち合わせしていた友人とテレコになってしまった。

・テレビの配線がテレコだったから壊れてしまったよ!

・靴下がテレコになっているよ。

 

物流や運送業界では「入れ違い」という意味で以下のように使います。

・A社とB社、テレコになってしまった(A社とB社の荷物を入れ違えて納品してしまった)

・今日の配達分がテレコになっている(今日の配達分の荷物が、順番が入れ違いになっている)などなど

 

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テレコの語源は歌舞伎用語から?

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「テレコ」の語源は歌舞伎用語だといわれています。

 

もともと、歌舞伎では二つの異なる筋の脚本をひとつにまとめ、関連性を持たせながら一幕ごとに交互に進行することを「てれこ」と言っており、交互になること、互い違いになることを「てれこ」と言うようになったそうです。

 

「手(テ)入れ(レ)」(手を加えるという意味)と「交(コ)互に」があわさって「テレコ」という言葉になった説や、「手入れ」と接尾語の「こ」があわさったという説があります。

接尾語とは、常にほかの言葉の下にいて一語を形成するもので、単独では用いられません。

「テレコ」の場合は「かわりばんこ」「取り替えっこ」などと同様の「こ」があわさったようです。

 

歌舞伎で用いる場合はひらがなで「てれこ」と書き、それ以外ではカタカナで「テレコ」と書き、区別しているそうです。←それ以外に使用する場合ということですか?


英語で何て言う?

「テレコ」は方言ですので、そのまま英語で表現することはできません。

「互い違い」「入れ違い」「入れ替え」「あべこべ」「食い違い」などは英語にすると以下のようになります。

・Alternate(互い違い)

・Passing each other(入れ違い、すれ違い、など)

・Replacement(入れ替え、差し替え、取り替え、など)

・Other way around(あべこべ、逆に、逆さま、など)

・Discrepancy(食い違い、不一致、矛盾、など)

 

 

「テレコ」は関西弁ということですが、標準語にするとが多いですね!

関西では日常会話で普通に使われている言葉ですが、関西以外の地域の人が会話の中で「テレコ」と聞いても、ピンとこないかもしれません。

関西に限らずどこの方言も同じなのですが、他の地域の人からすると何を言っているのかわからないことでも、その地域の人にとっては当たり前の言葉だったりします。

日本という小さな島国の中でたくさんの方言があるというのは、不思議で面白いですね!

 

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