夏が始まる前に、梅雨がやってきます!
年によって気象条件が異なりますので、毎年同じ日から梅雨が始まるわけではありませんよね。
ですが、「この頃が梅雨入り、梅雨明けなのかな?」という大体の予想をすることはできます。
2023年の関東地方の「梅雨入り」「梅雨明け」はいつ頃なのでしょうか?
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2023年関東地方の梅雨入り・梅雨明けはいつ頃?時期はいつからいつまで?
気象庁が発表している「梅雨入り」「梅雨明け」の平年値から、大体の時期が予想できます。
平年値とは30年間の「梅雨入り」「梅雨明け」の平均値で10年ごとに更新されます。
2023年は、1991年から2020年までの平均値が使われています。
2023年の関東地方の「梅雨入り」「梅雨明け」の時期は以下の通りとなります。
「梅雨入り」は6月7日頃
「梅雨明け」は7月19日頃
次に平年値と、実際の梅雨入り、梅雨明けがどれほど違うのか、関東地方の2014年から2022年の記録で確認してみましょう。
※平年値は表の一番下に記載しています。
西暦 | 梅雨入り | 梅雨明け |
2014年 | 6月5日頃 | 7月21日頃 |
2015年 | 6月3日頃 | 7月10日頃 |
2016年 | 6月5日頃 | 7月29日頃 |
2017年 | 6月7日頃 | 7月6日頃 |
2018年 | 6月6日頃 | 6月29日頃 |
2019年 | 6月7日頃 | 7月24日頃 |
2020年 | 6月11日頃 | 8月1日頃 |
2021年 | 6月14日頃 | 7月16日頃 |
2022年 | 6月6日頃 | 7月23日頃 |
平年値 | 6月7日頃 | 7月19日頃 |
このように平年値と、実際の梅雨入り、梅雨明けの間には、年によってばらつきがあるのがわかりますね。
梅雨入り・梅雨明けの時期は平年値から予想できますが、過去の記録と見比べると大体当たっていることもあれば、大幅にはずれることもあります。
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梅雨入りや梅雨明けはどのように決まるの?
梅雨入りや梅雨明けは、気象庁が発表します。
そのとき「梅雨入り宣言」や「梅雨明け宣言」という報道がありますね。
気象庁はさまざまな気象条件をみて、梅雨入り・梅雨明けの判断材料とします。
●雨が一週間以上続くと予想されると梅雨入り
●晴れが一週間以上続くと予想されると梅雨明け
●梅雨前線がその地域に戻ってこない(北上・消滅などで)と判断されたら梅雨明け
このような判断基準があるともいわれていますが、毎年同じ気象現象が生じるわけではなく、確実に予測することは不可能なため、ある程度の予想で「梅雨入り・梅雨明け宣言」を行います。
そして、最終的に9月に気象台の観測結果を再検討してその年の梅雨入り・梅雨明けを決め、記録として残します。
そのため、6月に「関東地方は6月10日に梅雨入りしたとみられます」と報道があっても、9月の再検討で「関東地方の梅雨入りは6月11日」となることもあるのです。

気象庁の梅雨入り宣言があった直後から晴天が続くこともよくありますし、梅雨明け宣言があったのに全然雨がやまないこともあります。
9月に気象台の観測結果を再検討して梅雨入り・梅雨明けが決定しますので、それまでは梅雨入り・梅雨明けがいつなのかはわからないのですね。
今回紹介した「梅雨入り」「梅雨明け」の時期は平年値を元にした大体の予想ですので参考程度になさってくださいね。
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