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『わび』『さび』の意味とは?違いがわかりますか?




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『わび』『さび』って言葉は、日本人ならどこかで一度は聞いたことがある言葉だと思います。

もちろん『わび』は「詫び(謝る事)」でもなく、『さび』も「錆(金属が酸化して生じる膜)」でもありませんよ。

さて、外国の方にはなかなか理解してもらえないこの精神。

日本人としてきちっとした認識を持つためにおさらいしておきましょう。

 


『わび』『さび』の意味と由来

『わび』とは?

漢字で「侘び」と書きます。

 

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千利休


室町時代中期以降「茶を立てて客人に供する作法」というものが確立してきました。

これが、豪華な茶器を使って盛大に行う「大名茶会」とそうでないものに分かれていき、武野紹鴎(たけのじょうおう)と言う人物が、「小さな草庵の座敷で、粗末な道具を使ってする茶会」を始めました。

これを究めていき、わび茶という茶の湯(茶道)の様式に大成させたのが千利休です。

この中で「物質面における不足や不自由を肯定し、簡素で閑静なかに趣を感じること」が『わび』という概念です。

 

 

『さび』とは

漢字で「寂び」と書きます。

 

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松尾芭蕉


時間の経過とともに見た目が古くなり、劣化したりしますが、その古びた寂しいものの中に趣を感じることが『さび』の概念です。

松尾芭蕉(まつおばしょう・1644年~1694年、江戸時代の俳人)が確立した俳諧の世界で重んじられる言葉で、『さび』は「その句の題材や表現方法に表れているものでなく、その句の対象を捕えている作者の心情に表れているもの」とされており、句の情景がにぎやかだったり、派手やかだったりしても、古びてさびしい中に感じられるような心情がある場合に「さびのある句」とされました。

芭蕉は『わび』の世界も大切にして、のちには『わびさび』という観念を俳句の中に入れ込んだとも言われています。

 

「わび」と「さび」の違いとは?

簡単に言うと「わび」は、質素で簡素なものなかにある独特な味わいを感じ美しいと思うことで、「さび」は、古くて寂しいものの中に独特な味わいを感じ美しいと思うことです。

 


『わび』『さび』に見られる日本人の精神性

もともとは違う観点から発祥してきた『わび』と『さび』が、いつのまにか「質素で簡素なものや古くて寂しいものの中に独特の味わいを感じ、美しいと思うこと」という意味として、『わびさび』という言葉が使われるようになっていきました。

それは、京都のお寺や枯山水などの日本庭園、水墨画などの中に趣や美しさを『わび・さび』として感じるようになり、日本人の美意識として根付いていったのです。

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この精神は、日本人が古来から、季節の移り変わりに敏感で、桜の散りゆく様や紅葉の移ろいを心静かに愛でることにも表れています。

色々なものがあふれかえっている現代だからこそ、日本人の精神性の基本となるべき『わびさび』に想いを馳せ、心静かなひと時を過ごせるといいですね。

 

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