【四字熟語 穴埋めクイズ!】反対の意味の漢字が入る四字熟語

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普段の生活で四字熟語を使うことがありますが、よく見てみると「反対の意味」の漢字が使われているものが数多くあります。

今回はそんな「反対の意味」「逆の意味」の漢字が使われている四字熟語を紹介します。

穴埋めクイズ形式になっていますので正解を答えてくださいね。

ぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

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目次

四字熟語とは?

四字熟語とは漢字4文字の熟語のことを指します。

 

四字熟語の定義は様々ですが、広い意味では漢字4文字で構成される熟語すべてを指します。

例えば「高速道路」や「介護保険」などは四字熟語になり、この定義だと四字熟語はほぼ無限に挙げることができてしまいます。

 

狭い意味では慣用句として分類できるものだけを四字熟語といいます。

慣用句とは、習慣として使われてきた言い回しやひとまとまりの言葉のことで「因果応報」や「温故知新」などがこれに当たります。

「高速道路」や「介護保険」などは慣用句ではないので四字熟語ではないということになりますね。

 

今回は、狭い意味の四字熟語を紹介します。

 

反対の意味の漢字が入る四字熟語

まずは問題を見て考えてみましょう。

空欄には反対の意味の漢字が入りますので、正解の四字熟語を答えてください。

その後、少しスペースを空けて正解と読み方が書かれています。

あとに行くほど難易度が上がっていきますよ。

また、答えが2つあるものもありますがどちらも正解とします。

あなたは、全問正解できるでしょうか?

 

( )肉( )食

 

 

 

 

正解:弱肉強食

読み方:じゃくにくきょうしょく

 

「焼肉定食」は慣用句ではないので不正解です。

力が強いものが弱いものをえじきにして栄えること、強い者が弱い者を犠牲にして繁栄するという意味です。

唐の時代の中国で、文学者である韓愈(かんゆ・768年~824年)が、旅立つ文暢(ぶんちょう)という僧に送った「送浮屠文暢師序(ふとのふんちょうしをおくるのじょ)」という文書が由来です。

その文書には「野生の動物は自分がより強いものに襲われるのではないかとおびえて暮らし、弱いものの肉は、強いものの食物となるが、人間である自分たちにはそういった心配はない。その理由を知らないでいていいのだろうか」と、人としての在り方を問うています。

 

例文:弱肉強食の社会を生き抜くには努力が必要だ。

 

 

( )往( )往

 

 

 

 

正解:右往左往

読み方:うおうさおう

 

混乱して右に行ったり左に行ったりすることです。

あわてふためいて混乱している様子、混乱して秩序がないことのたとえとして使われます。。

「住」は「往復」の「往」などに使われますが、「往く(いく)」と読み、「行く」と同じ意味です。

 

例文:出張先で道に迷って右往左往してしまった。

 

 

( )奔( )走

 

 

 

 

正解:東奔西走

読み方:とうほんせいそう

 

「東」と「西」はあちこち、いろいろなところという意味です。

「奔」と「走」はどちらも「走る」という意味があります。

よって、東奔西走は「目的のためにあちこち忙しく走り回る」ことをいいます。

 

例文:企画を成功させるために彼は東奔西走していた。

 

 

( )寒( )熱

 

 

 

 

正解:頭寒足熱

読み方:ずかんそくねつ

 

頭を冷やし足を温めること、またその状態のことをいいます。

頭寒足熱は、健康に良く、勉強や安眠にも適しているといわれています。

 

例文:祖母が健康なのは頭寒足熱の生活を心がけているからだ。

 

 

( )変( )異

 

 

 

 

正解:天変地異

読み方:てんぺんちい

 

自然界に起こる異変、台風・地震・洪水などの異常な出来事のことです。

「天変」とは、天(空)で起こる変動のことで、日食や隕石、異常気象、大雨などのことをいいます。

「地異」は地震や津波、火山の噴火など、地上で起こる異変のことです。

 

例文:日ごろから天変地異に備えておくのは大事なことだ。

 

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古 今( )( )

 

 

 

 

正解:古今東西

読み方:ここんとうざい

 

「古今」は「昔から今まで」、「東西」は「東から西まで」「あらゆる場所」という意味です。

いつでもどこでも、昔から今に至るまで、あらゆる場所においてという意味になります。

 

例文:こんなに才能がある人は古今東西見当たらないだろう。

 

 

一( )同( )

 

 

 

 

正解:一心同体

読み方:いっしんどうたい

 

二人以上の人が同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであることのたとえです。

 

例文:私たち夫婦は一心同体だ。

 

 

( )同( )異

 

 

 

 

正解:大同小異

読み方:だいどうしょうい

 

大体同じで細かい点が異なることという意味です。

中国の故事「荘子(そうし・そうじ)」の中の「世の中は、全体で見れば同じだが、細かい部分は異なっているものがある」という一節が由来になっています。

 

例文:行きつけの居酒屋のおすすめメニューがどれも大同小異で飽きてきた。

 

七( )八( )

 

 

 

 

正解:七転八起

読み方:しちてんはっき

 

「ななころびやおき」と読むこともあります。

何度失敗してもくじけず、たちあがることという意味です。

転じて人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもあります。

 

また、似た四字熟語の「七転八倒(しちてんばっとう)」は苦しい様子が繰り返されることを表します。

「七難八苦(しちなんはっく)」は、仏教の言葉で七つの災いと八つの苦しみのことをいい、多くのさまざまな苦難が重なることです。

 

例文:彼の人生は七転八起だったからこそ、成功したのだ。

 

 

( )口( )音

 

 

 

 

正解:異口同音

読み方:いくどうおん

 

「異口」はたくさんの人の口のことです。

「同音」は同じ音(言葉)を発することです。

異口同音は、多くの人が口をそろえ同じことを言うこと、みんなの意見が一致すること、という意味になります。

 

仏典(ぶってん・仏教の教えを記録したもの)によく出てくる言葉で、釈迦(しゃか・仏教の教祖)の説法に感激した人々が口々に賞嘆する様子や、集まった信者が口々に同じ念仏を唱える様子などをいいます。

 

例文:今後の方針にチームメイト全員が異口同音に賛成した。

 

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勧( )懲( )

 

 

 

 

正解:勧善懲悪

読み方:かんぜんちょうあく

 

善人や善い(よい)行いを褒めて奨励し、悪人や悪い行いを懲らしめることです。

 

例文:ドラマや漫画には勧善懲悪の世界が描かれているものがたくさんある。

 

 

一  部( )( )

 

 

 

 

正解:一部始終

読み方:いちぶしじゅう

 

「始めから終わりまで」

「ことの成り行きの全て」

「こまごましたこと全て」

という意味です。

 

もともとは、一冊の書物の初めから終わりまでを意味する言葉で、「一部」とは「一部分」ではなく「一冊の書物」を指します。

 

例文:息子の話を一部始終聞いてみたら、友達と喧嘩した理由がわかった。

 

 

起( )回( )

 

 

 

 

正解:起死回生

読み方:きしかいせい

 

窮地や追い詰められた苦しい状況を抜け出し、状況を立て直すことをいいます。

「起死」と「回生」はどちらも「死にそうな人を生き返らせる」という意味があり、同じ意味の言葉を重ねて強調しています。

 

 

例文:起死回生の逆転満塁ホームランによって、わが校は優勝することができた。

 

 

九( )一( )

 

 

 

 

正解:九死一生

読み方:きゅうしいっしょう

 

十のうち九まで死の可能性が高い中かろうじて助かることという意味で、一般的に「九死に一生を得る」と言います。

 

類語として、

十死一生(じゅっしいっしょう)

万死一生(ばんしいっしょう)

などがあります。

 

意味は一緒ですが、最初の数字が大きいほど少ない確率で助かったことを意味します。

 

例文:交通事故に遭ったときはもうダメだと思ったが、九死一生を得ることができた。

 

 

針( )棒( )

 

 

 

 

正解:針小棒大

読み方:しんしょうぼうだい

 

小さなことを大げさにいうこと、話を大きくすることのたとえで、「針ほどのことを棒ほどに言う」ということわざが由来の四字熟語です。

「棒大」を「膨大」と間違う人が多いようです。

 

例文:上司の話はいつも針小棒大だから、鵜呑みにしてはいけないよ。

 

 

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( )( )一  体

 

 

 

 

正解:表裏一体 または 名実一体

読み方:ひょうりいったい または めいじついったい

 

表裏一体の「表裏」はおもてとうら、「一体」は一つのものを意味し、二つのものの関係が表と裏のように密接で切り離せないことを表しています。

 

例文:我が家の双子はまるで表裏一体で、お互いを補う存在になっている。

 

名実一体の「名」は名前や評判、評価、「実」は本質や実体、中身のことで、評判と実体が一致している、または釣り合っているという意味です。

名前だけでなくそれに見合う中身を兼ね備えていることをいいます。

 

例文:うちの社長は名実一体の人だ。

 

 

( )名( )実

 

 

 

 

正解:有名無実

読み方:ゆうめいむじつ

 

名ばかりが立派で、実際の中身がともなわないことのたとえです。

「名」は評判や評価、「実」は本質や実体、中身を意味しています。

「名実一体」の対義語です。

 

例文:立派な肩書は有名無実で、実際はなんの役にも立たない。

 

 

( )( )一  貫

 

 

 

 

正解:首尾一貫 または 終始一貫

読み方:しゅびいっかん または しゅうしいっかん

 

「首尾一貫」の場合、

「首尾」は頭(首)からしっぽ(尾)のこと、最初から最後までということで、「最初から最後まで、ひとつの方針や態度で貫かれている」という意味になります。

「終始一貫」の場合、始めから終わりまで変わらないことを言いますが、「首尾一貫」と意味は同じです。

 

例文:彼の仕事ぶりは首尾一貫している。

 

 

( )害( )益

 

 

 

 

正解:有害無益

読み方:ゆうがいむえき

 

「有害」は害や悪影響があること、「無益」は利益がないことです。

害になることはあっても益になることはない。悪影響ばかりで何の利益や得にならないという意味です。

 

例文:喫煙習慣は有害無益である。

 

 

( )柔( )剛

 

 

 

 

正解:内柔外剛 または 外柔内剛

読み方:ないじゅうがいごう または がいじゅうないごう

 

「内柔外剛」は「外柔内剛」の対義語になります。

 

「内柔外剛」の「内柔」は内心が穏やかで優しい様子を表しており、「外剛」は外見が強くたくましく強い様子を表しています。

よって、気が弱いのに外には強気な態度に出ることという意味です。

 

「外柔内剛」の「外柔」は外見が柔らかくで弱く、壊れやすい様子を表しおり、「内剛」は芯がしっかりしていること、中身が強いことを表しています。

よって、穏やかそうに見えるのに、芯の通った強い意志を持っているという意味です。

 

例文:彼は強面なので怖がられてしまうが、内柔外剛で大人しい性格なんだよ。

 

 

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( )( )無  用

 

 

 

 

正解:問答無用 または 天地無用

読み方:もんどうむよう または てんちむよう

 

問答無用の「問答」とは「話し合い」や「議論」のことで、「無用」は「意味がない」「必要がない」ということで「議論や話し合いをしても無意味である」という意味です。

 

例文:先生に問答無用でスマホを取り上げられた。

 

天地無用の「無用」もしてはいけないこと、必要でないことで禁止を意味します。

天地無用は「上と下を逆にしてはいけない(逆さまにしてはいけない)」という意味になります。

 

もともと

「天地入替無用(てんちいれかえむよう)」

「天地顛倒無用(てんちてんとうむよう)」

という運送業者の業界用語でしたが、「天地無用」と略され普及しました。

 

「天地が無用」ということで「逆さまにしても良い」と逆の意味に間違う人が多く、運送業者の中には「逆さま厳禁」にしたり、イラストを添えてわかりやすくするところもあるようです。

「天地無用」はもともと四字熟語でありませんでしたが、このような間違いが多いことから辞書に掲載されるようになったそうです。

 

例文:この荷物は天地無用なので気を付けて運んでください。

 

 

( )魂( )才

 

 

 

 

正解:和魂漢才 または 和魂洋才 または 

読み方:わこんかんさい または わこんようさい 

 

「和魂漢才」は、日本固有の精神である「大和魂(やまとだましい)」と、中国伝来の学問「漢才(からざえ)」という概念を合わせた言葉で、中国の知識や学問を取り入れ活用し、両者を調和・発展させていくという意味です。

「和魂洋才」は、日本古来の精神を大切にしつつ、西洋の優れた学問・知識・技術などを摂取・活用し、両者を調和・発展させていくという意味で、「和魂漢才」が由来となっています。

 

例文:明治政府は近代国家を目指すために、和魂洋才を盛んに唱えた。

 

 

( )耕( )読

 

 

 

 

正解:晴耕雨読

読み方:せいこううどく

 

晴れた日は畑に出て耕作し、雨の日は家にいて読書するという意味で、悠々自適の生活を送ることをいいます。

 

例文:定年退職後は田舎に引っ越して晴耕雨読を楽しむよ。

 

 

( )合( )散

 

 

 

 

正解:離合集散

読み方:りごうしゅうさん

 

「離合」と「集散」はどちらも「離れたり集まったりすること」または「協力したり対立したりすること」で、同じ意味の言葉を重ねて強調しています。

 

例文:あのグループは離合集散を繰り返しているが、とても仲が良いらしい。

 

 

驚( )動( )

 

 

 

 

正解:驚天動地

読み方:きょうてんどうち

 

世間を非常に驚かせること、あっといわせること。

白居易(はくきょい・772年~846年、中国が唐の時代の詩人)が李白(りはく・701年~762年、唐の時代の詩人)の墓をお参りしたときに

「かつて天を驚かし地を動かすほどの詩を作っていたのに、荒れ果てた墓を憐れんでしまう。詩人の多くが短命であるが、あなたほど落ちぶれた人もいないだろう」

という以下の詩が由来と言われています。

 

採石江邊李白墳
遶墳無限草連雲
可憐荒隴窮泉骨
曾有驚天動地
但是詩人多薄命
就中淪落不過君

 

現代語訳
采石磯(さいせきき)という場所に李白の墓があります。
墓の周囲は草に覆われ、雲にまで続いているほどです。
こんな荒れ果てた墓の下に眠っている骨が
かつて「驚天動地」の詩を作った詩人のものなのです。
詩人はの多くは短命なものですが、
あなたほど落ちぶれた人はいないでしょう。

 

李白はとても有名で偉大な詩人でしたが、白居易が墓参りをした時代には世間から忘れられ墓が荒れ果てていました。

白居易は李白を褒め称えるため「驚天動地」という言葉を詩にしたようです。

 

例文:驚天動地の大事件に巻き込まれてしまった!

 

 

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三( )四( )

 

 

 

 

正解:三寒四温

読み方:さんかんしおん

 

もともと中国から伝わった言葉で、冬に寒い日が三日続くとそのあと暖かい日が四日続き、また寒くなるというようにほぼ7日間の周期で寒い日と暖かい日が繰り返されることをいいます。

日本では冬から春に季節が移り変わる2月の終わりから3月にかけて似た現象が起こるため、春先に用いられます。

 

例文:三寒四温の今日この頃、体調管理に気を付けましょう。

 

 

( )意( )達

 

 

 

 

正解:上意下達 または 下意上達

読み方:じょういかたつ または かいじょうたつ

 

「上意下達」は、上位の者の意志や命令を下位の者に伝えることです。

「下意上達」は、下位の者の気持ちや意見が上位の者に届くことです。

 

例文:当社では上意下達を徹底したい。

 

 

( )平  無( )

 

 

 

 

正解:公平無私

読み方:こうへいむし

 

「公平」は「判断や処理などがかたよらずに平等に扱うこと」です。

「無私」は「自分の利益や欲が無い事、個人的な感情に左右されないこと」という意味があります。

公平無私は、自分の利益や感情を判断基準にせず、物事を公平に進めようとすること、そのような態度や生き方という意味になります。

 

漢の時代だった中国の書物「韓詩外伝(かんしがいでん)」の中に以下の一節があります。

 

正直者順道而行、順理而言、公平無私

 

現代語訳すると

正直な者は道理に従って行動し、理論に逆らわずものを言い、公平で私心がありません。

 

古代中国の高官である祁黄羊(ぎおうよう)は、自分の仇である人物を重要な職に推薦しました。

周囲からなぜかと問われたら「誰がその職に適任なのかと聞かれたので推薦しました。仇を問われたわけではありません」と答え、周囲の批判を恐れなかったそうです。

 

例文:公平無私を貫く生き方は、なかなかできるものではない。

 

 

( )炉( )扇

 

 

 

 

正解:夏炉冬扇

読み方:かろとうせん

 

「夏炉」は夏の囲炉裏のことです。

「冬扇」は冬の扇(うちわ)のことです。

時期外れの無用なもののことを言い、役に立たないもの、無用の物事をたとえるときに用いられます。

 

「冬扇夏炉(とうせんかろ)」ともいいます。

 

例文:夏炉冬扇だといわれていた研究が新しい発見につながった。

 

 

「反対の意味」の漢字が使われている四字熟語、あなたはいくつわかりしましたか?全問正解できましたか?

普段の会話で使うものもあれば、滅多に使わないもの、もしかしたら今回初めて知ることになったものもあったかもしれませんね。

間違ってしまった四字熟語や初めて知った四字熟語は、これをきっかけに覚えておくと良いですね!

 

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