「ズバリ!」というセリフで思い浮かぶのは、アニメ「ちびまる子ちゃん」に登場する丸尾くんだという人は少なくないと思います。
丸尾くんは人差し指を立てながらクラスメイトに対して「ズバリ!〇〇でしょう!」と口癖のように言っています。
その様子を見て「ズバリ!って、なんだろう?」と思ったことはありませんか?
今回は「ズバリ!」の語源と由来について解説します!
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「ズバリ」とは?
「ズバリ」とは、物事の核心や急所を正確に、遠回しにではなく単刀直入に指摘する様子を表しています。
また、ためらわずに勢いよく、一度に断ち切る様子を表す言葉として用いることもあります。
「ズバッ」と言い換えることもできます。
「ズバリ!」の語源と由来とは?

「ズバリ」という言葉は、鎌倉時代(1185年~1333年)から使われていたと考えられており、刀や包丁など、刃物で勢いよく切ったり刺したりするときの擬音語が由来です。
刃物で勢いよく切る擬音語が、物事の核心や急所を正確に、遠回しにではなく単刀直入に指摘する様子を表すようになったようです。
擬音語(ぎおんご)とは、声や音を言葉として表現したもので、
「ゴロゴロ(雷の音)」
「ドカーン(爆発音)」
「ワンワン(犬の鳴き声)」
「ビリビリ(紙が破れる音)」
などがあります。
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「ズバリ!」の使い方と意味
「ズバリ!」は、物事の核心をつきたいときや、単刀直入に物事を伝えたいとき、指摘したいときに相手に対して「ズバリ!〇〇ですよね」や「ズバリ!こういうことです」のように使います。
●あなたが考えていることをズバリと当てて見せましょう!
→あなたが考えていることを正確に当てて見せましょう!
●ズバリ!あなたは昨夜、餃子を食べましたね?
→単刀直入に言います!あなたは昨夜、餃子を食べましたね?
●ズバリ!このお菓子の名前はなんですか?
→単刀直入に聞きます!このお菓子の名前はなんですか?
●そのものズバリです。
→その言動が核心を突いています。それが答えです。
●相手の考えをズバリと言い当てます。
→相手の考えの核心や急所を正確に言い当てます。
●魚の頭をズバリと切落しましょう。
→魚の頭をためらわずに勢いよく切りましょう。
●ズバリ半額!
→単刀直入に半額です!
「ズバリ!」とは、単刀直入に何かを指摘するときの表現なのですね。
アニメ「ちびまる子ちゃん」を見る時は、丸尾くんが「ズバリ!〇〇でしょう!」というシーンはどういう状況なのか考えてみると面白いかもしれませんよ。
ほとんどは自信満々にクラスメイトに向かって言いますが、時々、困り顔だったり、泣きそうな顔で言っていることもありますよ!
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