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秋の七草の意味とは?食べる時期はいつ頃?覚え方は歌と語呂合わせ!

      2017/08/27

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「七草」と言えば、「春の七草」と「秋の七草」があります。

「春の七草」は、正月明けの1月7日に「七草粥」として食べるので、「どういうものか知っているよ!」という人も多いと思いますが、「秋の七草」はどうなのでしょうか?

今回は、「秋の七草」について、調べてみましょう!

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「秋の七草」の意味とは?

「春の七草」も「秋の七草」も、どちらも身近な野や山に生えていて、手に入れやすい草花を集めてきたことから始まります。

「秋の七草」の由来は、万葉集に収録されている、山上憶良(やまのうえのおくら)の2首の歌だといわれています。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」

歌の意味は「秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある」となります。

 

「萩の花 尾花 葛(くず)の花 撫子(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし) また 藤袴(ふじばかま) 朝貌(あさがお)の花」

この歌で、秋の野に咲く7種類の草花を説明しています。

「朝貌」は「朝顔」のことですが、当時、日本に朝顔はなかったので「桔梗(ききょう)」のことだといわれています。

 

「秋の七草」とは?

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「秋の七草」は次のものになります。その種類と薬効にも触れてみましょう。


●萩(はぎ)

葉を落として冬を越し、春には再び芽を出します。根が、咳止めや胃の痛み、下痢止めなどに効果があります。


●薄(すすき・尾花のこと)

「すくすくと立つ木」という意味があります。根や茎に、利尿作用があります。


●葛(くず)

上品な和菓子であるくず粉の原料になり、根は現代でも風邪薬で有名な葛根湯に用いられています。肩こりや神経痛にも効果があります。


●撫子(なでしこ)

「撫でたいほど可愛い子」に例えられる花です。煎じて飲むと、むくみや高血圧に効果があります。


●女郎花(おみなえし)

「花の姿が女性を圧倒するほど美しい」と言われている花です。根に消炎作用があります。


●藤袴(ふじばかま)

花の形が袴を連想させることからこの名前がついたそうです。乾燥させたものを煎じて飲むと、糖尿病に効果があります。


●桔梗(ききょう・朝貌のこと)

五角形で青紫色の美しい花を咲かせます。

根を煎じて飲むと咳やのどの痛みに効果があります。

 

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「秋の七草」を食べる時期はいつ頃?

「秋の七草」は、厳しい冬を迎えるに当たり、美しい花を愛でながら、かつ、薬草としても効果のあるものが集められています。

そのため、「春の七草」のように粥にして食べることはなく、主に鑑賞用として秋の風情を楽しむためのものです。

旧暦の7月、8月、9月が秋ですので、「秋の七草」の鑑賞時期はこの頃で、現在の暦にあてはめると、9月中旬ごろから11月初旬ごろになります。

「秋の七草」の覚え方は歌と語呂合わせ!

「秋の七草」の知識を得たので、せっかくですから覚えてしまいましょう。

山上憶良が詠んだ歌をそのまま覚えてもいいのですが、その場合は「朝貌」が「桔梗」のことだということも一緒に覚えておきましょう。

「おみなえし すすきにはぎに ききょうくず ぶじばかま~に な~でしこ」とリズムよく唱えてみましょう。

また、それぞれの花の一文字目を取って、覚えやすい語呂合わせをしてみても良いでしょう。

●「お好きな服は?」=女郎花、薄、桔梗、撫子、藤袴、葛、萩の順

●「ハスキーなお袋」=萩、薄、桔梗、撫子、女郎花、藤袴、葛の順

自分なりの覚え方を考えるのも良いですね。

 


 

「春の七草」は「七草粥」として食べますが、「秋の七草」は食べることはないのですね。

昔の人は、厳しい冬に備えて、秋の間にいろいろな準備をしたのでしょう。

その準備の中に、薬草にもなる秋の草花を愛でることもあったのでしょうか。

厳しい生活ばかりではなく、草花を愛でる心の余裕を感じますね。

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