日本文化研究ブログ – Japan Culture Lab

ジャパン カルチャー ラボ 日本の文化の疑問を簡単にわかりやすく説明します。

*

お地蔵さんってどんな意味あるの?なぜよだれかけをしているの?

      2016/03/30


gatag-00011185

日本中のいたるところみかける「お地蔵さん」。

道の近くや滝のそばなど様々な場所でその姿を見る事ができますが、このお地蔵さんとはどういう意味でそこに置いてあるのでしょうか?

今回は「お地蔵さん」の意味や由来について調べてみたいと思います。

 

スポンサードリンク


お地蔵さんってどんな意味があるの?

一般的に親しみをこめて「お地蔵さん」や「お地蔵様」とよばれる石像ですが、正式には「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」といい仏教の信仰対象である「菩薩」の一尊です。

「菩薩」とは仏教において、成仏を求める修行者の事を言います。修行者ではありますが、人々と共に歩み、教えに導くという事で庶民の信仰の対象となっていったそうです。

サンスクリット語ではクシティ・ガルバといい、クシティは「大地」、ガルバは「胎内」などのを意味があり「大地の母胎」を意味します。大地がすべての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々を無限の大慈悲の心で包み込み救うところから「地蔵」と名づけられたとも言われています。

syaka-color

菩薩は如来に次ぐ存在です。現在仏様と言われる釈迦如来が入滅して、未来仏とされる弥勒菩薩が悟りを開き如来となって人々を救済するまで56億7千万年という時間がかかると言われていますがその間、この世に如来が存在しないことになります。

それまでの間、地蔵菩薩が世界の人々を苦しみから救ってくださると言われています。

  

スポンサードリンク


地蔵信仰

img_0

地蔵菩薩は、状況によって色々なものに姿を変え、八面六臂(はちめんろっぴ 多方面で目覚ましい力を発揮すること)の大活躍をすると言われています。

やさしい顔立ちのお地蔵さんですが、その内面も慈悲深く肝要で、妊婦の安産を守護すると言う「子安地蔵」、災難にあった人の苦しみを地蔵菩薩が身代わりになって引き受けてくれる「身代わり地蔵」や、集落や村の境界や道の辻を守る「道祖神」としても知られています。

こういった側面から人々は、長寿息災、子育て、五穀豊穣、戦に勝つなど様々なことをお願いするようになりました。


赤いよだれかけの意味とは?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

よくお地蔵さんには赤いよだれかけがかけてあったり、お菓子がお供えしてあったりします。

お地蔵さんは子供のを守る神様として信仰される事が多く、自分の子供が元気に育つようにと、よだれかけを奉納するのだそうです。

よだれかけだけではなく、丸い頭にかぶせる頭巾を奉納されることもあります。

このよだれかけや頭巾、なぜ赤色なのでしょうか?

赤という色は「清く」「正しい」そして「正直な色」と信じられており、魔よけとして赤ちゃんやお地蔵さんに赤いものを着せる風習があります。

還暦でも赤いものを身につけますが、これは干支が一巡りして赤子に還るという意味で、お地蔵さんや赤ちゃんが赤いものを身につけるのと同様の意味で贈られています。

関連:長寿のお祝い一覧。年齢と読み方、意味やお祝い色について

関連:2016年の干支は申(さる)。干支の順番の由来と覚え方

 irasuto22.gif

道の端でふらっとお見かけするお地蔵さん。

こうして由来を調べてみると昔から私たちそばで生活を見守ってくれている、とてもやさしく尊い存在だと分かりました。

何事もない時にこそ平穏な日常に感謝しつつ、お地蔵さんに改めて敬意を表したいですね。

 

スポンサードリンク

 - 未分類