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生前退位とは?次の天皇誕生日はいつ?元号(年号)はどうなる?今の天皇誕生日はどうなる?

      2017/10/24

天皇陛下
 

平成28年(2016年)7月13日(水)の夜、天皇陛下が生前退位の意向を宮内庁関係者に示されているということが報道されましたね。

その後、政府が有識者会議を開き、退位なのか譲位なのか、今回限りの特例なのか、皇室典範を見直すかなど、さまざまな議論が重ねられました。

そして、平成29年(2017年)1月に、新元号をどうするのか、いつから使うかなどの発表があり、10月にそれらの最終調整に入ったと報告がありました。

今回は、生前退位をするとどうなるのか?について調べてみましょう。

 

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生前退位とは?

 本来、逝去に伴い後継者に引き継ぐ場合がほとんどである地位において、存命中に退位することです。

 海外の王室では、国王の意思で存命中に地位を譲ることは珍しくなく、高齢や健康上の配慮という理由で生前退位しています。

 

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2013年1月にオランダ王室では、在位33年(当時74歳)のベアトリックス女王が退位を表明し、同年4月にウィレム・アレクサンダー王太子に王位を譲りました。

オランダでは憲法で退位時の継承方法を定めており、3代続けて自ら退位しています。

ほかに、2014年6月にスペインのフアン・カルロス1世が、76歳という高齢で健康不安を抱えていたことから国王を退位しました。このとき、政府は必要な法改正を速やかに進めたそうです。

また、2013年7月にベルギーのアルベール2世が、79歳という高齢と健康上の理由から退位しました。ベルギー王室ができて以来、国王が自発的に退位するのは初めてだったそうです。

王室ではありませんが、2013年にバチカンのローマ法王ベネディクト16世が85歳で生前退位したことも大きなニュースになりましたね。これはローマ法王としては600年ぶりのことだったそうです。

 

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日本では、皇位継承については皇室典範第1章4条に「天皇が崩じたときは、皇嗣(こうし・天皇や皇帝の跡継ぎのこと)が、直ちに即位する」とだけ記載されており、生前退位についての記載がありません。

そのため、生前退位をするためには皇室典範の改正も含めた検討が必要になるということで、話し合いを重ね、平成29年(2017年)6月に、今回に限って生前退位を認める特例法が成立しました。

 

 

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次の天皇誕生日はいつ?

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天皇誕生日は、国民の祝日に関する法律によって「天皇の誕生日を祝う」ことを趣旨としています。

皇太子徳仁親王の誕生日は2月23日です。

皇太子殿下が天皇に即位なされば、2月23日が国民の祝日になります。

 

今までの天皇誕生日はどうなるの?

明治天皇の誕生日11月3日は現在「文化の日」となっています。

明治時代(1868年~1912年)には「天長節(天皇誕生日のこと)」という祝日でした。

明治天皇が崩御されると、国民が「明治天皇が近代日本の礎を築いた功績を後世に伝えていくために11月3日を祝日としてほしい」という運動を起こし、昭和2年(1927年)に「明治節」という名称で祝日になりました。

しかし、敗戦後の昭和22年(1947年)、当時日本を占領していたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、「明治節」を廃止しました。

日本弱体化を考えていたGHQは、天皇と国民の繋がりを少しでも排除しようとしたのでしょう。

明治節が廃止された後、11月3日を「憲法記念日」にしようという動きがありました。

日本国憲法の前の大日本帝国憲法の公布日は2月11日です。

2月11日は「建国記念の日」ですが、もともとは「紀元節」といって、日本の初代天皇とされる神武天皇の即位日です。

神武天皇の即位日という縁起の良い日を選んで大日本帝国憲法を公布したことに倣って(ならって)、日本国憲法の公布日を明治節である11月3日にして「憲法記念日」にしようとしましたが、GHQから強く反対されました。

GHQは、天皇と国民の繋がりを少なくさせたい、なくしたいと考えていたため、国にとって重要な憲法記念日と、明治天皇の誕生日を結びつけたくなかったのでしょう。

そのかわり「憲法記念日じゃなければいい」ということで、「文化の日」が祝日に加えられたそうです。

昭和23年(1948年)、近代文化が目覚ましい発展を遂げた明治の時代を念頭に「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とし「文化の日」が定められました。

 

大正天皇の誕生日は8月31日です。

しかし、8月31日は祝日として残っていません。なぜでしょう?

大正天皇が崩御されたあと「名称を変えて残そう」という運動がなかったことや、大正時代は15年間と短かったこと、明治天皇や昭和天皇のように後世に伝えたい偉業がないなど、さまざまな考え方があるようですが、祝日法で定められなかっただけのことです。

 

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昭和天皇の誕生日であった4月29日は、ゴールデンウィークを構成する祝日となっていたことから、国民生活への影響が懸念され「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨とした「みどりの日」という祝日として残ることになりました。

その後、昭和天皇とともにあった昭和という激動の時代を忘れないためにも「昭和の日」としようという動きがあり、国民の要望もあったことから、平成17年(2005年)の祝日法改正により、4月29日は「昭和の日」となり、「みどりの日」は5月4日に移動しました。

 

それでは今上天皇(きんじょうてんのう・現在の天皇)の誕生日12月23日はどうなるのでしょうか?

今上天皇は125代目です。

それまでのすべての天皇誕生日が祝日として残っていたら大変ですよね。

明治天皇や昭和天皇の誕生日が祝日となっているのが特別と考えたほうが良さそうです。

また、12月23日はクリスマス前の時期ですし、年末商戦や冬休みなどに影響があるとも言えますが、昭和の日の件を加味しても祝日として存続するかは微妙なラインかもしれません。

12月23日が、昭和天皇の誕生日のように名前を変えて残るかどうかは、今はまだわかりません。

 

元号(年号)はどうなるのか?

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「元号(げんごう)」とは、特定の年代に付けられる称号のことで「年号(ねんごう)」と呼ばれることもあります。

慶応4年(1868年)を明治元年に改元(元号を改めること)したときに、一世一元と決められました。

一世一元とは、ひとりの天皇にひとつの元号ということで、在位中は元号が変わることはありません。

 

現在の元号の決め方は、昭和54年(1979年)に成立した元号法によって定められています。

元号法には「第1項:元号は、政令で定める。第2項:元号は、皇位の継承があった場合に限り改める(一世一元の制)」と書かれています。

昭和から平成に改元したときを思い出してください。

昭和天皇が崩御されてから、内閣が有識者とともに新しい元号を決め、発表が行われましたね。

ということで、生前退位のあと皇太子殿下が天皇陛下に即位なされば、新しい元号に変わります。

そして、政府は、平成29年(2017年)10月に、「平成31年(2019年)3月31日を天皇陛下の退位日とし、翌日4月1日に皇太子殿下が新天皇に即位し、その日に新しい元号を施行するということで最終調整に入った」ということですので、新元号は2019年4月1日からということになりますね。

 

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天皇陛下は82歳の誕生日を前に、記者会見で「年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました。少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」と述べられました。

ご高齢の天皇陛下が生前退位を望んでおられても、それは簡単にできることではなく、さまざまな議論が重ねられた結果、特例法として認められました。

平成31年(2019年)3月31日の天皇陛下の退位、そして、翌4月1日の新天皇の即位の日まで、スムーズに物事が進んでいくといいですね。

 

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