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二日灸とは?2023年はいつ?お灸をすえる場所はどこ?いつの季語?

みなさんは、お灸を据(す)えたことがありますか?

体の特定の場所にお灸を置いて、火をつけ温めることで体の不調を改善するものですが、いたずらをした子どもを叱る時に「お灸を据えるよ!」と言うことから、熱くて怖いもの・・・というイメージを持っている人もいるかもしれません。

そんなお灸に関する言葉で「二日灸」というものがあるのをご存知ですか?

今回は「二日灸」についてわかりやすく解説します。

 

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お灸とは?

灸は「きゅう」または「やいと」と読みます。

三千年ほど前の古代中国が起源といわれており、日本には遣隋使や遣唐使によって伝えられたといわれています。

 

お灸に使うのは主に「もぐさ」です。

もぐさは、よもぎの葉を乾燥させて綿状にしたもので、体の特定の部位(ツボ)に置いて火をつけることで温熱刺激を与えること体調を整えたり、不調の症状を和らげることができます。

ツボとは「たまたまこの部分を押すと体に良い影響が出た」という民間療法のようなものが始まりで、古代中国から何千年もの時間をかけて誰でも同じ効果が出ることがわかり現在に伝わっています。

お灸は日本では、医師以外が仕事として行う場合は灸師免許が必要です。

 

二日灸とは?

読み方は「ふつかきゅう」または「ふつかやいと」です。

旧暦2月2日に据えるお灸のことで、「如月灸(きさらぎきゅう・きさらぎやいと)」とも言います。

 

二日灸は、旧暦2月2日にお灸を据えることで普段の二倍の効果があり、病気にならず、長寿になり、災難を逃れ、無病息災で暮らせるといわれています。


 

旧暦2月2日だけではなく、旧暦8月2日に行うこともあります。

旧暦2月は農作業が始まる時期、旧暦8月は収穫が始まる時期で、どちらも忙しく体調を整えておかねばならないから・・・といわれていますが、なぜこの日になったのかは定かではありません。

 

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お灸を据える場所はどこ?

二日灸には「この場所にお灸を据えると良い」という特定の場所があるわけではありません。

普段のお灸と同じように、調子を整えたい体の部位のツボにお灸を据えるようにします。

鍼灸院などでしたら灸師と相談して行いますが、自宅で自分で行う場合は、ツボがどこにあるのかを調べてから行うようにしましょう。

 

いつの季語?

二日灸は、旧暦2月2日に行事なので春の季語」になっています。

「二日灸」のほかに「春の灸」ともいいます。

 

また、旧暦8月2日の二日灸は「後の二日灸」または「秋の二日灸」として「秋の季語」になります。

 

有名な俳句には以下のものがあります。

『かくれ家や 猫にもすえる 二日灸』小林一茶

『死はいやぞ 其きさらぎの 二日灸』正岡子規

 

2023年二日灸を据える日はいつ?

旧暦と新暦(現在の暦)は一か月ほどのズレがあり、毎年同じ日になるわけではありません。

 

旧暦2月2日は、2023年2月21日(火)です。

旧暦8月2日は、2023年9月16日(土)です。

お灸に対してマイナスイメージを持っている人もいるかもしれませんが、古くから人々が体調を整えるために用いていたものなんですね。

現在は火を使わないお灸なども市販されており、ご自宅で手軽にお灸を据えることもできます。

女性特有の体調不良や、むくみ、便秘解消などにも効果があると言われており、薬の服用を避けたい妊婦さんや若い女性に人気があるそうですよ。

 

関連:【俳句の季語一覧】小学生向け 春夏秋冬新年 月ごと(1月~12月)の季語

 

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