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【2023年】夏至と冬至の昼の長さの違い!日の出・日の入り時刻、日照時間、南中高度 一覧

「夏至は昼間の時間が最も長い日」「冬至は昼間の時間が最も短い日」ということをご存じの方は多いと思います。

では、夏至と冬至では昼の長さはどれくらい違うと思いますか?

夏至と冬至では随分違うようです。

2023年の夏至と冬至の昼の長さ(日照時間)の差を計算してみました。

また、夏至と冬至の日の出・日の入り時刻とそれぞれの日照時間、南中高度も合わせてご紹介します。

 

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夏至と冬至とは?

夏至(げし)と冬至(とうじ)は、それぞれ季節の節目で一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。

 

関連:『二十四節気』の読み方と意味とは?その覚え方

 

二十四節気

 

夏至は毎年6月21日ごろで、一年の中で最も昼が長い日です。

冬至は毎年12月22日ごろで、一年の中で最も昼が短い日です。

 

 

天球(てんきゅう)の上の太陽の通り道を「黄道(おうどう・こうどう)」といい、黄道と天の赤道が交差する点を「春分点(0度)」といいます。

天球とは、地球から観測したときの太陽などの位置を表した球体のことです。

 

天球と黄道
 

春分点(0度)から東方に90度離れた黄道上の地点に太陽が来た時を「夏至」といいます。

春分点(0度)から東方に270度(西方に90度)離れた黄道上の地点に太陽が来た時を「冬至」といいます。

 

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夏至と冬至の昼の長さ

夏至は、地球(北半球)から見ると太陽の通り道の位置が一年で最も北側になります。

太陽が最も北側の東から昇り、最も北側の西に沈むことになり、太陽の南中高度が一年で一番大きくなるので、北半球では昼が長く夜が短くなるのです。


 

南中高度(なんちゅうこうど)とは、太陽が一番高い場所(真南)に来た時の、太陽と地平線との間の角度のことです。

 

南中高度が大きいほど太陽は高い位置にあり、南中高度が小さいほど太陽は低い位置にあることになります。

 

冬至は、地球(北半球)から見ると太陽の通り道の位置が一年で最も南側になります。

太陽が最も南側の東からのぼり、最も南側の西に沈むことになり、太陽の南中高度が一年で一番小さいので、昼が短く夜が長くなります。

 

東京の南中高度は、夏至は77.8度、冬至は30.9度です。

ちなみに、春分と秋分の東京の南中高度は両方ともおよそ55度で、太陽は真東からのぼり真西に沈むことになるので、昼と夜の時間がほぼ等しくなります。

 

それでは、夏至と冬至の昼の長さの違いはどれぐらいあるのでしょうか?

 

日本各地について一覧表にまとめてみました!


2023年の冬至と夏至の日の出・日の入り時刻・日照時間・南中高度・冬至と夏至の昼の長さの違い

日の出・日の入り時刻は毎年異なります。

また、南中高度は緯度によって異なるため、同じ年でも地域によって日の出・日の入り時刻は異なります。

 

2023年の日本各地の夏至(6月21日)と冬至(12月22日)の日の出時刻・日の入り時刻・昼の長さ(日照時間)・南中高度・夏至と冬至の昼の長さの違いは以下の通りになります。(スマホの場合、横スクロールしてください)


地域
(緯度が高い順)
夏至
冬至
日の出
時刻
日の入り
時刻
昼の長さ
(日照時間)
南中高度夏至と冬至の
昼の長さの違い
北海道
札幌市
夏至3:5519:1815時間23分70.4度6時間23分
冬至7:0316:039時間00分23.5度
宮城県
仙台市
夏至4:1319:0314時間50分75.2度5時間20分
冬至6:5016:209時間30分 28.3度
新潟県
新潟市
夏至4:2219:1014時間48分75.5度5時間16分
冬至6:5616:289時間32分28.7度
群馬県
前橋市
夏至4:2619:0514時間39分77.1度4時間59分
冬至6:5216:329時間40分 30.2度
東京都夏至4:2519:0014時間35分77.8度4時間50分
冬至6:4716:329時間45分30.9度
鳥取県
鳥取市
夏至4:4819:2214時間34分77.9度4時間50分
冬至7:0816:549時間44分31.1度
愛知県
名古屋市
夏至4:3819:1014時間32分78.3度4時間45分
冬至6:5716:449時間47分31.4度
大阪府
大阪市
夏至4:4519:1414時間29分78.8度4時間39分
冬至7:0116:519時間50分31.9度
広島県
広島市
夏至4:5819:2614時間28分79.1度4時間37分
冬至7:1317:049時間51分32.2度
愛媛県
松山市
夏至4:5819:2314時間25分79.6度4時間31分
冬至7:1017:049時間54分32.8度
福岡県
福岡市
夏至5:0819:3214時間24分79.9度4時間29分
冬至7:1917:149時間55分33.0度
長崎県
長崎市
夏至5:1319:3214時間19分80.7度4時間19分
冬至7:1917:1910時間00分33.8度
鹿児島県
鹿児島市
夏至 5:13 19:2614時間13分81.8度4時間7分
冬至7:1317:1910時間06分35.0度
沖縄県
那覇市
夏至5:3719:2513時間48分87.2度3時間18分
冬至7:1317:4310時間30分40.4度

一般的に、夏至や冬至の昼間の長さ各地の日の出日の入り時刻に大きな差があることがわかりましたね。

夏至の昼の長さは北に行くほど長くなり、冬至の昼の長さは南に行くほど長くなります。

同じ日本国内でも北と南の端である北海道と沖縄県では、夏至・冬至それぞれ1時間半もの差があります。

また、夏至と冬至の昼の長さの差は、北海道が6時間23分と最も長く、沖縄県が3時間18分と最も短く、その差は、3時間以上もあのですね。

みなさんがお住いの地域では、夏至や冬至の昼の長さの違いはどれくらいありましたか?

 

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