「初夢」はいつ見る夢?「大晦日の夜?」「元日の夜?」

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初夢

「今年は富士山の初夢を見たから、きっと良い一年になる!」

「初夢を覚えていないよ~」

と初夢の話題で盛りあがることがありますよね。

 

ところで、初夢とはいつ見る夢のことなのでしょうか?

大晦日の夜?元日の夜?それとも、新年になって最初に見た夢ならいつでも良いのでしょうか?なにか決まりはあるのでしょうか?

今回は「初夢」はいつ見る夢なのかについてわかりやすく解説します。

 

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目次

「初夢」とは?

初夢とは、新年に見る夢の事で、夢の内容でその年の吉凶を占ったりします。

縁起のいい夢として有名なのは「一富士二鷹三茄子」です。

読み方は「いちふじにたかさんなすび」です。

 

一番目に良い夢は富士山

二番目に良い夢は鷹

三番目に良い夢は茄子

という意味です。

 

関連:【初夢】一富士二鷹三茄子の意味と由来。続きがあるって本当?

 

一富士二鷹三茄子

 

初夢とはいつ見る夢?

現在は、年越しイベントに参加したり、テレビなどを見ながら年越しをしたりしますよね。

大晦日は眠らずに過ごす人も多いことから「大晦日の夜に見た夢が初夢」と考える人は少ないようです。

そのため、「新しい年を迎えて最初に眠った日に見た夢のことを初夢と考える」ことが一般的になっています。

つまり初夢とは、 元日(1月1日)の夜から2日にかけて見る夢ということになります。

 

しかし、もともとは色々な考え方があったようです。

 

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江戸時代には3つの考え方があった

江戸時代(1603年~1868年)には、初夢がいつ見る夢のことなのか次の3つの考え方がありました。

 

●「大晦日の夜に見る夢」

●「元日(旧暦1月1日)の夜に見る夢」

●「旧暦1月2日の夜に見る夢」

 

それぞれ以下のような理由があったようです。

 

大晦日の夜に見る夢

「初夢」は新しい年になって初めて見る夢のことです。

大晦日の夜眠り、新年になって起きて覚えている夢なので、「大晦日の夜に見る夢が初夢」という考え方です。

 

元日(旧暦1月1日)の夜に見る夢

江戸時代の人々は、日々の買い物や外食はツケがほとんどでした。

ツケとは、商品の購入や、飲食の代金などをその場で支払うのではなく、お店の帳簿に記録をしてもらい、お金が入った時にまとめて支払うことをいいます。

多くの人が大晦日までにツケを払って気持ち良く新年を迎えようとしますが、どうしても払えない人は徹夜で金策に走ったり、借金取りから逃げ回ったりするため、大晦日から元日まで眠れなかったようです。

また、新年のあいさつ回りのために大晦日の夜から徹夜で歩き回っていたそうです。

そのため、大晦日から元日までは眠らずに過ごす風習が生まれ、「元日に見る夢が初夢」といわれていたようです。

 

旧暦1月2日の夜に見る夢

七福神が乗った宝船

 

江戸時代後期、1月2日の午後に七福神が乗った宝船の絵を売る人が現れました。

「この絵を枕の下に敷いて寝ると縁起の良い初夢が見られる」と言って広まったことから、「1月2日の夜に見る夢が初夢」という考えが主流になったようです。

 

これら3つの考え方があるため、「いつ見る夢が初夢なのか?」ということで議論もされているそうですよ。

必ずこれが正しい!という定義や決まりは特にないのですね。

書初め

現在は「元日の夜に見た夢が初夢」というのが一般的になっています。

1月1日の夜に眠って、夢を見て、1月2日の朝に目が覚めて・・・ということですね。

 

しかし、夢を見ていない、覚えていない場合もありますよね?

「夢を見なかった!覚えていなかった!ショックだ!」と落ち込んでしまいそうですが・・・

でも大丈夫です。

日にちに関係なく「新年になってから初めて見た夢」を初夢という考え方もあるそうですよ!

 

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