新しい命を授かると「無事に出産をしたい」「難産よりも安産であって欲しい」と願いますよね。
そして、たくさんの人が「戌の日」に安産祈願をするのですが、「戌の日」とはどのような日なのでしょうか?
また、「戌の日」だけではなく「大安」が重なる日に安産祈願するとさらに良いといわれているのですが、2024年はいつなのでしょうか?
2024年の「戌の日」と「大安」が重なる日をご紹介しますので、参考にしてくださいね!
戌の日とは?
「戌の日」の読み方は「いぬのひ」です。
「戌(いぬ)」は、十二支のひとつです。
十二支とは
子(ね)
丑(うし)
寅(とら)
卯(う)
辰(たつ)
巳(み)
午(うま)
未(ひつじ)
申(さる)
酉(とり)
戌(いぬ)
亥(い)
のことです。
十二支は方角や年月日を表すために用いられており、日にあてはめると12日で一巡します。
つまり、戌の日は12日に一度訪れることになります。
関連:「十二支」と「月・時刻・方位」の関係とは?十二支で表すとどうなるの?
「戌の日」に安産祈願をすることを
「戌の日のお祝い」
「帯祝い(おびいわい)」
「着帯式(ちゃくたいしき)」
といいます。
なぜ「戌の日」に安産祈願をするのかというと、 お産が軽い犬にあやかり、無事に出産できるよう祈願するのです。
流産の可能性がぐっと減る「安定期(妊娠5ヶ月目に入る頃)」になって最初の「戌の日」に安産祈願をするのが一般的ですが、昨今は生活スタイルの多様化で最初の戌の日にこだわらず、安定期になって何度目かの戌の日に行ったり、そもそも「戌の日」にこだわらない人も多くなっているようです。
大安とは?
大安の読み方は「たいあん」や「だいあん」で、六曜(ろくよう)のひとつです。
六曜とは、
友引(ともびき・ゆういん)
先負(せんぷ・さきまけ)
仏滅(ぶつめつ)
大安(たいあん・だいあん)
先勝(せんしょう・さきかち)
赤口(しゃっこう・しゃっく・せきぐち)
のことです。「大安」は「大いに安し」という意味があり、六曜の中で最も吉(縁起の良い)の日です。
一日中吉で、婚礼関係、建築関係、旅行、引っ越し、開店など、すべてのことに吉となっています。
すべてのことに吉ですので、 安産祈願をするにも良く、戌の日と大安が重なる日を選ぶ人も多いのです。
関連:六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)の由来や意味、読み方とは?
2024年の安産祈願をすると良い日!戌の日と大安が重なる日はいつ?
戌の日だけでもいいのですが、大安が重なる日はもっと縁起がいいといわれていますので是非参考にしてみてくださいね。
戌の日と大安が重なる日は赤文字にしています。
1月の戌の日
戌の日・・・11日(木)、23日(火)
大安・・・6日(土)、16日(火)、22日(月)、28日(日)
2月の戌の日
戌の日・・・4日(日)、16日(金)、28日(水)
大安・・・3日(土)、9日(金)、14日(水)、20日(火)、26日(月)
3月の戌の日
戌の日・・・11日(月)、23日(土)
大安・・・3日(日)、13日(水)、19日(火)、25日(月)、31日(日)
4月の戌の日
戌の日・・・4日(木)、16日(火)、28日(日)
大安・・・6日(土)、11日(木)、17日(水)、23日(火)、29日(月)
5月の戌の日
戌の日・・・10日(金)、22日(水)
大安・・・5日(日)、9日(木)、15日(水)、21日(火)、27日(月)
6月の戌の日
戌の日・・・3日(月)、15日(土)、27日(木)
大安・・・2日(日)、6日(木)、12日(水)、18日(火)、24日(月)、30日(日)
7月の戌の日
戌の日・・・9日(火)、21日(日)
大安・・・11日(木)、17日(水)、23日(火)、29日(月)
8月の戌の日
戌の日・・・2日(金)、14日(水)、26日(月)
大安・・・8日(木)、14日(水)、20日(火)、26日(月)
9月の戌の日
戌の日・・・7日(土)、19日(木)
大安・・・6日(金)、12日(木)、18日(水)、24日(火)、30日(月)
10月の戌の日
戌の日・・・1日(火)、13日(日)、25日(金)
大安・・・5日(土)、11日(金)、23日(水)、29日(火)
11月の戌の日と大安
戌の日・・・6日(水)、18日(月)、30日(土)
大安・・・2日(土)、8日(金)、14日(木)、20日(水)、26日(火)
12月の戌の日と大安
戌の日・・・12日(木)、24日(火)
大安・・・7日(土)、13日(金)、19日(木)、25日(水)
安産祈願をするならどの神社?
安産の御利益があるといわれているのは、日本全国にある「水天宮(すいてんぐう)」です。
「水天宮」は水と子どもを守護するといわれ、漁業や海運など水に関するものと、安産や子授け、子育てについての信仰が厚い神社です。
福岡県久留米市にある「久留米水天宮」が総本宮で、ご祭神(祀られている神様)は「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」です。
天御中主神は、日本神話の古事記に最初に登場する神様で、男女の区別がなく女神と男神の両方の性質を持つ「独神(ひとりがみ)」で、日本の神々の祖先と考えられており、安産や子授けに御利益があります。
水天宮は日本全国にありますので、お近くの水天宮を探してみてくださいね。
戌の日と大安が重なる日に安産祈願をしたい!と思う人も多いかもしれませんが、最も優先しなければならないのは妊婦さんの体調です。
安定期に入ったとはいえ無理をしていいわけではありませんので、妊婦さんの体調を最優先で考えながら、日程を決めてくださいね。
戌の日や大安は日本全国の水天宮には多くの妊婦さんや、出産を無事に終えたお礼参りの人たちでにぎわっているそうですよ。
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