年末に年賀状の準備をするとき、書き損じに備えて少し多めに購入する人が多いと思います。
では、書き損じた年賀状や、使わなかった年賀状はどうすればいいのでしょうか?
郵便局で交換してくれるそうですが、交換はいつまでできるのでしょう?
今回は、書き損じた・使わなかった年賀状はどうすればいいのかについてわかりやすく解説いたします。
使わなかった(未使用)の年賀状はどうすればいい?
使わなかった年賀はがきは、寒中見舞いや暑中見舞いなど別の用途で使うことはできません。
未使用の年賀はがきの場合は、その年の年賀はがきの販売期間中であれば、手数料無しで別の種類の年賀はがきと交換できます。
例えば、インクジェット紙を普通紙に交換したり、ディズニー年賀はがきを無地の年賀はがきなどに交換できます。
年賀はがきの販売期間や種類については以下のリンク先をご覧ください。
関連:【年賀状】2025年(令和7年)のお年玉付き年賀はがきの販売期間はいつからいつまで?抽選はいつ?
年賀はがきの販売期間を過ぎるとその年の年賀はがきと交換ができなくなり、書き損じた年賀状と同じ扱いになります。
書き損じた年賀状はどうすればいい?
年賀状を書き損じたときは、修正をするのではなく、新しい年賀はがきで書き直すのがマナーです。
些細な書き損じであれば、そのまま使うことも可能のように感じますが、相手に対して失礼に当たりますので新しい年賀はがきに書き直しましょう。
書き損じた年賀はがきは、販売期間中であれば1枚につき6円の手数料で新しい年賀はがきと交換できます。
※一度に100枚以上を交換する場合は、1枚につき13円の手数料がかかります。
しかし、販売期間を過ぎた場合は、別のものと交換することになります。
書き損じた年賀はがき(または、販売期間を過ぎて使わなかった年賀はがき)は、以下のものと交換が可能です。
通常切手(弔事用切手を含みます)
「通常切手(弔事用切手を含む)=1枚85円」-「85円(年賀はがき)から手数料6円を差し引くと79円」=6円
となり、窓口で、書き損じた・使わなかった年賀はがきと6円を渡せば交換できます。
※一度に100枚以上を交換する場合は、1枚につき13円の手数料がかかります。
通常はがき
「通常はがき=1枚85円」-「85円(年賀はがき)から手数料6円を差し引くと79円」=6円
となり、窓口で、書き損じた・使わなかった年賀はがきと6円を渡せば交換できます。
※一度に100枚以上を交換する場合は、1枚につき13円の手数料がかかります。
往復はがき(その他の郵便はがき)
「往復はがき=1枚170円」-「85円(年賀はがき)から手数料6円を差し引くと79円」=91円
となり、窓口で、書き損じた・使わなかった年賀はがきと91円を渡せば交換できます。
※一度に100枚以上を交換する場合は、1枚につき13円の手数料がかかります。
郵便書簡(ミニレター)
「郵便書簡(ミニレター)=1枚85円」-「85円(年賀はがき)から手数料6円を差し引くと79円」=6円
となり、窓口で、書き損じた・使わなかった年賀はがきと6円を渡せば交換できます。
※一度に100枚以上を交換する場合は、1枚につき13円の手数料がかかります。
外部リンク:ミニレター(簡易書簡) | 日本郵便株式会社
スマートレター
「スマートレター=210円」-「85円(年賀はがき)から手数料6円を差し引くと79円」=131円
となり、窓口で、書き損じた・使わなかった年賀はがきと131円を渡せば交換できます。
※年賀状2枚の場合
「スマートレター=210円」-「85円(年賀状)から手数料6円を差し引くと79円×2=158円」=52円
となり、窓口で、書き損じた・使わなかった年賀状2枚と52円を渡せば交換できます。
※一度に100枚以上を交換する場合は、1枚につき13円の手数料がかかります。
外部リンク:スマートレター | 日本郵便株式会社
レターパック
「レターパックライト=430円」-「85円(年賀はがき)から手数料6円を差し引いたら79円」=351円
となり、窓口で書き損じた・使わなかった年賀はがきと351円を渡せば交換できます。
「レターパックプラス=600円」-「85円(年賀はがき)から手数料6円を差し引いたら79円」=521円
となり、窓口で書き損じた・使わなかった年賀はがきと521円を渡せば交換できます。
※一度に100枚以上を交換する場合は、1枚につき13円の手数料がかかります。
外部リンク:レターパック | 日本郵便株式会社
交換はいつまでできる?
すでに説明した通り、
その年の未使用年賀はがきに限り、年賀はがきの発売期間であれば、手数料無しで別の種類の年賀はがきと交換ができます。
未使用の年賀はがきでも販売期間を過ぎた場合は、上記に説明した交換手数料を払って年賀はがき以外のものと交換できます。
また、交換期限はありませんので、何年前の年賀はがきでも交換できます。
書き損じた年賀状の見分け方は?
通常、郵便はがきには使用済みであることの証として消印が押されます。
しかし年賀状は、12月15日から翌年1月7日に投函されたものには消印が押されません。
年賀状の枚数が多いので、消印を押さずに作業効率を上げるためです。
ということは、書き損じた年賀状なのか、通常通り送られてきた年賀状なのか、どうやって見分けるのでしょう?
年賀状は、仕分け作業の最中に目に見えない特殊なインクで住所などの情報をバーコードで印字して機械による仕分けをスムーズにしています。
このバーコードを確認することで、使用済みかどうかを判断し再利用はできない仕組みになっています。
関連: 【年賀状】元旦に届くにはいつからいつまでに出せばいい?何日までに届けばマナー違反にならない?
書き損じた・使っていないはがきを寄付しよう
実は、書き損じはがきや使っていないはがきを集めて、ボランティア活動をしている団体がたくさんあります。
その目的は、「国際支援」や「難病支援」などさまざまですが、交換時の手数料を団体が負担し、交換したものを換金することで支援に繋げているそうです。
代表的な団体をいくつかご紹介します。
◆世界の子どもにワクチンを 日本委員会
外部リンク:書き損じはがき回収 – 世界の子どもにワクチンを 日本委員会 (jcv-jp.org)
◆公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
外部リンク: 書きそんじハガキ・キャンペーン– 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 (unesco.or.jp)
◆日本盲導犬協会
外部リンク:その他の支援方法 | 日本盲導犬協会 (moudouken.net)
◆公益財団法人緑の地球防衛基金
外部リンク:公益財団法人 緑の地球防衛基金 (green-earth-japan.net)
書き損じた年賀状を処分したり、使わなかった年賀はがきを取っている人もいるかもしれません。
しかし、手数料を払えば郵便局で他のものと交換できます。
はがきだけではなく、切手やレターパックなどにも交換可能なので、処分する前に郵便局に持って行ってみてはいかがでしょうか。
関連:【2024-2025年】年末年始の郵便局の営業日はいつ?窓口・配達・ATM
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