お正月の期間はいつからいつまで?正月飾りはいつ片付けるの?

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正月飾り

お正月の期間は、いつからいつまでだと思いますか?

三が日の3日間?

4日が仕事始めだということを考えると、お正月は三が日だけのような気がしますが、正月飾りは三が日を過ぎてもまだ飾っているような・・・?

いろいろ疑問が浮かんできますよね。

今回はお正月の期間や、正月飾りはいつまで飾るのかについてわかりやすく解説します。

 

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目次

お正月の期間はいつからいつまで?

お正月の期間は、特に決められていません。

ですので「お正月の期間はこの日からこの日ですよ!」と言い切ることはできません。

ですが、お正月の期間はとして考えられるものがいくつかありますのでひとつずつご説明します。

 

三が日(さんがにち)

●1月1日~1月3日

期間:3日間

 

1月1日、2日、3日の3日間で、多くの企業や官公庁は三が日を「正月休み」とし、1月4日が仕事始めとなります。

 

松の内(まつのうち)

●関東:1月1日~1月7日

●関西:1月1日~1月15日

期間:7日間または15日間

 

松の内の始まりは元日(1月1日)で、終わりは地域によって異なり、関東をはじめほとんどの地域では1月7日まで、関西では1月15日までのところが多いです。

一般的に、元日にお迎えした年神様(毎年お正月、各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)は松の内が明けたらお帰りになると考えられています。

 

松の内については後ほどご説明します。

 

二十日正月(はつかしょうがつ)

●1月1日~1月20日

期間:20日間

 

二十日正月とは、1月20日のことです。

残っていた正月料理や餅などを食べつくし、正月行事が全て終わる日と考えられています。

 

正月(しょうがつ)

●1月中

期間:一ヶ月間

 

もともと「お正月」とは1月の事を指していました。つまり、1月の1ヶ月間すべてが「お正月」だったのです。

 

正月飾りはいつ片付けるの?

正月飾りは、一般的には松の内が明けたら片付けます。

 

松の内とは、門松やしめ縄、正月花(縁起の良い花を活けたもの)などのお正月飾りを飾っておく期間のことをいいます。

年神様

年神様が迷うことなく家にいらっしゃるよう、目印になるのが「門松」で、年神様をお迎えするのにふさわしい場所であることを表すのが「しめ縄」です。

神棚また、年神様は「鏡餅」に宿ると言われており、松の内は鏡餅をお供えして年神様をお迎えし、松の内が終わった後に鏡餅をお雑煮やお汁粉などにして、無病息災を願って食べるのが「鏡開き」です。

 

鏡開き

 

松の内を1月7日までとする関東では1月11日に、1月15日までとする関西では1月15日または1月20日に鏡開きをすることが多いようです。

なぜ松の内が関東と関西で違うかというと、もともとは関東でも関西同様、1月15日までで、鏡開きは二十日正月である1月20日に行われていました。

徳川家光

しかし、江戸時代の慶安4年(1651年)4月20日に徳川三代将軍家光が亡くなったため、徳川幕府のお膝元である関東では月命日の20日を避けて、鏡開きが1月11日になったといわれています。

しかし、1月15日はまでは松の内で、まだ年神様がいらっしゃるのに鏡開きを行うのは、年神様に対して大変失礼なのではないか?ということになり、松の内を1月15日から1月7日に変更したのです。

このように関東では鏡開きが1月11日に変更されましたが、全国的に広まらなかったため、地域によって鏡開きの日が異なるのです。

 

 

また、二十日正月(はつかしょうがつ)で、お正月に関する行事がすべて終わるといわれています。

そのため一般的には「松の内」をすぎるとお正月飾りを片付け始め、二十日正月までにすべて片付けます。

また、地域によっては松の内をすぎてもそのまま飾っておいて二十日正月に一度に片付けることもあるようです。

ということで、

関東では1月7日~1月20日に正月飾りを片付けます。

関西では1月15日~1月20日に正月飾りを片付けます。

 

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正月飾り処分方法は?

松の内が明け、片付けた正月飾りは 一般的に神社やお寺で行われる「どんど焼き」で処分してもらいます。

 

どんど焼きは、年神様が空へ帰っていくのをお見送りし、無病息災や五穀豊穣などを祈願する行事です。

やぐらなどを組み火をつけ、お正月飾りや書き初めなどを燃やしますが、年神様はこの時の煙に乗って空へ帰っていくと考えられています。

松の内が明けて、どんど焼きまでに日数がある場合でも、正月飾りをそのまま飾りっぱなしにするのではなく、取り外して保管しておくのが作法です。

 

 

しめ飾り

 

どんど焼きは、もともと小正月の行事なので1月15日に行われていました。

関連:【2024年】小正月はいつ?語源と由来、行事と食べ物の意味とは?

 

以前、1月15日は成人の日でお休みでしたので、多くの地域でこの日に行われていたようです。

しかし、2000年からハッピーマンデー制度が導入され、成人の日が1月第二月曜日になってからは1月15日にこだわらず、成人の日に行ったり、1月15日が平日の場合には前後の土日に行うよう行われるようになりました。

松の内(まつのうち)が1月7日の地域では、1月7日から1月15日ごろにどんど焼きを行い、1月15日の地域では、1月15日から1月中に行われることが多いようです。

神社やお寺によって日程が異なりますので事前に確認しておきましょう。

 

燃えるゴミ

 

正月飾りは縁起物ですが、さまざまな事情でゴミとして処分することもあるかもしれません。

その際は、塩で清めてから燃えるゴミに出すようにしましょう。

また、門松は粗大ごみのサイズになることもありますので、お住いの自治体の粗大ごみ処理の方法を確認してくださいね。

 

どんど焼き

 

お正月の期間は特に決まっていないのですね。

官公庁や多くの企業では1月4日が仕事始めなので、三が日だけが「お正月」という人も多いかもしれませんが、7日間や15日間、20日間、31日間も「お正月」の期間なのですね。

正月飾りを片づけは、地域やご家庭によって異なりますので、年配の方などに確認すると良いですね。

 

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