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将棋のタイトルで一番格が高いのは?序列や賞金を紹介します!



平成30年(2018年)に国民栄誉賞を受賞した羽生善治さんや、平成28年(2016年)に14歳でプロ棋士となった藤井聡太さんをはじめ、将棋の話題はテレビなどでもよく取り上げられていますよね。

では「竜王戦」や「名人戦」などの「タイトル戦」についてご存知ですか?

今回は、将棋のタイトルの格付けや賞金などについていろいろ調べてみました!

 


将棋のタイトルとは?

現在、将棋のタイトルとは、スポンサーがついて賞金が出る大会のことで、タイトルは8つあり「八大タイトル」と呼ばれています。

「タイトル戦」とは、八大タイトルの各タイトル保持者と挑戦者が対局することで、それぞれのタイトルの名前をとって「竜王戦」や「名人戦」などと呼びます。

棋士には段位があり、普段は「藤井聡太七段」のように呼びますが、タイトルを取ると「羽生善治竜王」のようにタイトルの名前で呼ぶようになります。

 

※羽生善治さんは過去に多くのタイトルを獲得しており「羽生善治竜王」と呼ばれた時期もありますが、現在無冠なので、「羽生善治九段」と段位で呼ばれています。

※2020年7月16日、藤井聡太7段は棋聖戦で渡辺明棋聖を破り、棋聖位を獲得しました。17歳11ヶ月での八大タイトル獲得は史上最年少で、屋敷伸之九段の記録(18歳6ヶ月)を30年ぶりに更新しました。

※2020年8月20日、藤井聡太棋聖は王位戦で木村一基王位を破り、最年少の18歳1ヶ月で二冠となりました。羽生善治九段の記録(21歳11ヶ月)を更新し、段位もタイトル通算2期の規定により最年少で八段に昇段しました。


 

複数のタイトルを保持することもでき、その場合は保持しているタイトルの数で「二冠」や「三冠」のように呼びます。

これまでの最多は、羽生善治さんが平成8年(1996年)に全7タイトル(当時のタイトル数は7つ)をすべて取り、「七冠」を達成しています。

 

八大タイトルはそれぞれ、一年に一度挑戦することができ、各タイトルの予選で優勝した棋士だけが、タイトル保持者と対戦する権利を得ることができます。そして、勝者がタイトル名を名乗ることができます。

タイトル保持者との対戦数は、タイトルによって異なり、勝ち越した方が勝者となります。

 

将棋のタイトルで一番格が高いのは?序列や賞金とは?

八大タイトルの序列は、賞金額で順番が決まっており、以下のようになっています。

※賞金額が公表されていないものは推定金額を書いています。

 

「竜王戦(りゅうおうせん)」

開催時期:10月~12月

賞金額:4320万円

対局数:7番勝負(先に4勝した方が勝者)

主催:読売新聞社

 

竜王戦は、名人戦と並んでプロ将棋界の頂点といわれています。

 

 

「名人戦(めいじんせん)」

開催時期:4月~7月

推定賞金額:2000万円

対局数:7番勝負

主催:毎日新聞社と朝日新聞社

 

名人戦は、竜王戦と並んでプロ将棋界の頂点といわれています。

 

 

「叡王戦(えいおうせん)」

開催時期:4月~6月

推定賞金額:2000万円

対局数:7番勝負

主催:ドワンゴ

 

叡王戦は2015年に初めて一般棋戦(いっぱんきせん・タイトル戦以外の公式戦)として開催され、2017年度からタイトル戦になりました。

八大タイトルの中では最も新しいタイトル戦です。

 

 

「王位戦(おういせん)」

開催時期:7月~9月

推定賞金額:1000万円

対局数:7番勝負

主催:ブロック紙3社連合(北海道新聞社・中日新聞社・西日本新聞社)

 

 

「王座戦(おうざせん)」

開催時期:9月~10月

推定賞金額:800万円

対局数:5番勝負(先に3勝した方が勝者ということ)

主催:日本経済新聞社

 

 

「棋王戦(きおうせん)」

開催時期:2月~3月

推定賞金額:600万円

対局数:5番勝負

主催:共同通信社

 

 

「王将戦(おうしょうせん)」

開催時期:1月~3月

推定賞金額:300万円

対局数:7番勝負

主催:スポーツニッポン新聞社と毎日新聞社

 

 

「棋聖戦(きせいせん)」

開催時期:6月~7月

推定賞金額:300万円

対局数:5番勝負

主催:産経新聞社

 


 

さて、これら八大タイトルの中で一番格が高いのはどれになるのでしょうか?

一番格が高いのは、最も歴史が古い名人戦と、最も賞金額が高い竜王戦といわれています。

名人戦と竜王戦のどちらの格が高いのか?ということになると、明確な決まりがないため、将棋ファンの間でも意見が分かれるそうですが、名人戦と竜王戦が別格であることは間違いないようです。

他のタイトルの格は、賞金金額の高いほうが格上ということになっています。

 


永世称号とは?

永世称号とは、プロ棋士引退後に名乗ることができるもので、タイトルを指定の期間または回数保持することで得ることができます。

 

羽生善治さんは、将棋界初の永世七冠として2018年に国民栄誉賞を受賞しました。

「七冠」だけですと、7つのタイトルを保持しているということになりますが、「永世七冠」というのは、7つのタイトルを指定の期間または回数保持し、引退後に永世称号を名乗ることができる資格を得たということになります。

 

羽生善治さんの場合、2017年からタイトル戦に加わった叡王戦以外の7つすべての永世称号を名乗ることができるのです。

「永世叡王」というのは現時点では規定がありませんので、羽生善治さんはすべてのタイトルで永世称号を得るという偉業を成し遂げたのです。

 

永世称号の条件はタイトルによって異なりますのでひとつずつみていきましょう。

※タイトル戦は年に一度行われるので、一期は一年間です。

 

 

「永世竜王」

タイトル保持期間は、連続5期または通算7期

永世竜王は、渡辺明さん、羽生善治さん

 

 

「永世名人」

タイトル保持期間は、通算5期

永世名人は、木村義雄さん、大山康晴さん、中原誠さん、谷川浩司さん、森内俊之さん、羽生善治さん

 

 

「永世王位」

タイトル保持期間は、連続5期または通算10期

永世王位は、大山康晴さん、中原誠さん、羽生善治さん

 

 

「名誉王座」

タイトル保持期間は、連続5期または通算10期

名誉王座は、中原誠さん、羽生善治さん

王座戦のみ「永世称号」ではなく「名誉称号」なのは、囲碁が関係しています。

囲碁にもタイトル戦があり、指定の期間または回数タイトル保持をすると「名誉称号」を与えられます。

将棋の「王座戦」よりも囲碁のほうが先にあったため、囲碁にあわせて「名誉称号」になったといわれています。

 

 

「永世棋王」

タイトル保持期間は、連続5期

永世棋王は渡辺明さん、羽生善治さん

 

 

「永世王将」

タイトル保持期間は、通算10期

永世王将は、大山康晴さん、羽生善治さん

 

 

「永世棋聖」

タイトル保持期間は、通算5期

永世棋聖は、大山康晴さん、中原誠さん、米長邦雄さん、羽生善治さん、佐藤康光さん

 

 


 

 

将棋のタイトルがどのようなものかわかりましたか?

ひとつのタイトルを取るだけでもすごいことですが、複数のタイトルを保持したり、ひとつのタイトルを長年にわたって保持したりすることは、とても難しいことなのではないでしょうか?

棋士がそこに辿り着くには、私たちには想像もできないほどの努力をなさっているのでしょうね。

 

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