日本には、春夏秋冬以外にも季節を表す言葉があり「小寒」「大寒」もそのひとつです。
新しい年が始まって「寒さが厳しくなってきたな~」と感じるころ、「小寒」「大寒」といわれる季節が訪れます。
寒さが厳しく、空気も乾燥してくるので、風邪やインフルエンザが猛威を振るう時期でもあります。
今回は「小寒」「大寒」についてわかりやすく解説します。
「小寒」の意味とは?
読み方は「しょうかん」です。
一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「寒さが厳しくなり始めるころ」という意味があります。
二十四節気は太陽の動きを基準に決められているので、毎年同じ日になるわけではありません。
小寒は1月5日ごろで、この日だけを指す場合もあれば期間を指す場合もあります。
期間を指す場合は、次の二十四節気である「大寒」までになります。
「大寒」の意味とは?
読み方は「だいかん」です。
小寒と同じく、二十四節気のひとつで、「寒さが最も厳しくなるころ」という意味があります。
大寒は1月20日ごろで、期間を指す場合は、次の二十四節気である「立春(りっしゅん)」までになります。
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2025年はいつ?
小寒は1月5日(日)です。
期間を指す場合は1月5日(日)~1月19日(日)です。
大寒は1月20日(月)です。
期間を指す場合は1月20日(月)~2月2日(日)です。
「小寒」「大寒」の食べ物はなに?
「小寒」と「大寒」の食べ物は以下のとおりです。
小寒の食べ物はなに?
小寒には特別な行事食はありませんので、小寒に旬を迎えるものを食べるといいですね。
小寒に旬を迎えるものは・・・
・せり
・なずな
・はこべら
・すずな(蕪)
・すずしろ(大根)
・ごぎょう
・ほとけのざ
・鱈(たら) など
小寒に旬を迎えるものを見ると、なにか思い浮かびませんか?
1月7日に食べると良いといわれている七草粥に使われる「春の七草」ですね。
年末年始で疲れた胃腸を休めるためにも、寒い季節を乗り切るためにも、温かくて体に優しいものを食べるといいですね。
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大寒の食べ物はなに?
大寒に食べるといいといわれているのは「大寒卵(だいかんたまご)」です。
寒の内に産まれた卵を「寒卵(かんたまご)」といい、大寒の日(2025年は1月20日)に産まれた卵を「大寒卵」といいます。
大寒卵は、子どもが食べると体が丈夫なり、大人が食べると金運が上がるとされ、縁起が良いものといわれています。
現在は品種改良によってニワトリは一年中卵を産みますが、昔、寒い季節は卵を産まなかったそうです。
そのため、寒い季節に産まれる卵は大変貴重なもので、寒さに負けることなく産み落とされた卵には滋養があり、強運を持っていると信じられ、縁起物として扱われるようになったそうです。
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ほかに、大寒に旬を迎えるものは・・・
・小松菜
・大根
・水菜
・牡蠣
・公魚(ワカサギ) など
小寒と大寒がどういう日なのか、わかりましたね。
寒さが厳しくなるだけではなく、年末年始の忙しさで体力が落ちている時期でもありますね。
風邪やインフルエンザが猛威を振るう時期とも重なっていますので、手洗いうがいなど基本的な予防と合わせて、旬の食べ物や大寒卵で体力をつけておきましょう!
大寒卵は、お店によっては予約制になっていることもありますので、早めにチェックしてぜひ入手してくださいね。
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