すいか割りとは?由来や正しいルール(距離・棒の長さ)をわかりやすく解説!

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すいか割りとは?由来や正しいルール(距離・棒の長さ)

すいか割りといえば、夏の風物詩のひとつですよね。

海水浴やキャンプなどですいか割りをしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

すいか割りの由来とはなんでしょうか?

すいか割りに正しいルールはあるのでしょうか?

わかりやすく解説します。

 

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目次

すいか割りとは?

砂浜で目隠しをしてすいか割りをする男の子と応援する女の子

すいか割りとは、目隠しをした人が周りの人の声を頼りに、地面に置かれた果物のすいかを棒で割る遊びです。

 

基本的には、以下のように遊びます。

① すいかを割る人(A)を決める

② Aは目隠しをする

③ Aは棒を持ち、すいかから少し離れたところで何度か回って方向感覚を無くす

④ A以外の人は「右だよ!」「もっと前!」などと声をかけて誘導する

⑤ Aは周りの人たちの声を頼りにすいかを割る

⑥ すいかが割れれば成功

⑦ すいかが割れなかったら、Aが再挑戦するか、別の人と交代するなどする

⑧ すいかを割った後は、みんなですいかを食べる

 

関連:お正月に福笑いをする由来と意味とは?遊び方のルール説明。なぜおかめとひょっとこなの?

 

すいかの歴史とは?

江戸時代に描かれたすいかの図

江戸時代のすいか。皮に縞がなく「スイクワ」と記されている(石崎融思筆)

すいかの原産地はアフリカで、エジプトやギリシャなどで栽培されるようになり、長い年月をかけて世界中に広がりました。

日本へいつごろ伝わったのかは不明ですが、平安時代(794年~1185年)ごろに中国から伝わったという説や、安土桃山時代の天正7年(1579年)にポルトガル人が長崎へ持ち込んだという説などがあります。

 

江戸時代の中期ごろには、日本ですいかの栽培が盛んに行われるようになりました。

江戸時代の農書『成形図説』に描かれた西瓜

江戸時代の農書『成形図説』(1804年)に載った西瓜。出典:ライデン大学図書館

明治時代(1868年~1912年)から大正時代(1912年~1926年)ごろには、西洋から複数の品種のすいかが輸入され、自然交配や選別が行われるようになり、現在のすいかの品種につながるものが生まれました。

 

すいかの主な品種

輸入された代表的なすいかの品種は、

 

アイスクリーム

アメリカから伝わり奈良で栽培されたもので、のちの「大和」に繋がる品種です。

 

マウンテンスイート

アメリカから伝わり、日本ですいかの改良を行う際の素材になりました。

 

日本で生まれた品種は、

 

権次(ごんじ)

奈良で農業をしていた巽権次郎(たつみごんじろう)が、行商先の愛知県で食べたすいかが美味しかったので種を持ち帰り、自分の畑で栽培して広めた品種だといわれています。

巽権次郎が食べたすいかの品種など詳細は不明です。

 

大和(やまと)

「アイスクリーム」と「権次」が自然交配して生まれた品種です。

「大和」は、その後も品種改良が続けられ、日本のすいかのルーツともいえる品種です。

 

縞王(しまおう)

北海道から沖縄まで栽培することができ、美しい縞模様と大きさが7〜9㎏になるのが特徴です。

芝生の上に置かれた縞模様の大玉すいか

縞皮の大玉すいか

 

祭ばやし777(まつりばやしスリーセブン)

果肉が鮮やかな紅色で、甘くて食感が良く、美しい縞模様と大きさが6〜8㎏になるのが特徴です。

 

ピノガール

大きさは1.6〜2.2㎏ですが、果肉は非常に甘く、タネまで食べられることが特徴です。

半分に切ったピノガールの断面

ピノガールの断面

 

現在は国内では20種類以上のすいかが販売されています。

ちなみに、世界では1000以上の品種があるといわれており、すべてを把握するのはとても難しいそうです。

参考:大和農園「縞王」萩原農場「祭ばやし777」ナント種苗「ピノ・ガール」

 

 

すいか割りの由来とは?

すいか割りの由来は諸説ありますが、文献や資料などがなくいずれも推測の域を出ません。

 

日本の居合切り(いあいぎり)が由来という説

居合切りとは、刀を鞘(さや)から素早く取り出し攻撃をする、武道の技術です。

その技術の高さを示すために、野菜や果物をすばやく切るというパフォーマンスをすることがあります。

その時にすいかを使用することがあり、すいか割りに繋がったという説があります。

 

江戸時代のひょうたん割りが由来という説

江戸時代、ひょうたん割りという遊びがあったといわれています。

目隠しをして棒でひょうたんを割る遊びが、すいかが安価に入手できるようになった明治後期~昭和にかけてすいかに変化したという説があります。

 

アフリカの豊作祈願が由来という説

アフリカの一部地域では、すいかは貴重な水資源であり、すいかの豊作を祈る風習があり、それがすいか割りとして日本に伝わり定着したという説があります。

ただ、具体的にアフリカのどこの国や地域なのか、豊作祈願の詳細などが不明なので、都市伝説や俗説だといわれています。

 

中国の儀式が由来という説

諸葛孔明の肖像画

諸葛孔明(張風筆・1654年)

三国時代(184年~280年)の中国では、戦いの前に罪人の頭を棒で叩き割る儀式がありました。

戦う相手の前で儀式を行うことで自分たちの残虐さを見せつけ、相手の戦う気力を無くすのが目的だったそうです。

しかし、あまりにも残酷な行為だと、軍師である諸葛孔明(しょかつこうめい・181年~234年)が嫌がり、罪人の頭をすいかに変更したことが、すいか割りとして広まり定着したという説があります。

ただ、この時代の書物に「罪人の頭をすいかに変更した」という記述が一切見つからないことや、三国時代の中国にはまだすいかが伝わっていなかったことから、この説も都市伝説や俗説だといわれています。

 

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すいか割りの正しいルール(距離・棒の長さ)をわかりやすく解説!

すいか割りは、気軽に楽しむレクリエーションとして大雑把なルールでもいいですが、実は、正式なルールが存在しています。

 

日本すいか割り協会のルール

最初にできたのは、日本すいか割り協会のルールです。

農業協同組合(JA)がスイカの消費拡大を目的としたキャンペーンのために平成3年(1991年)に設立した団体で、同時にルールも作られました。

日本すいか割り協会は解散しており現在は存在していません。

 

日本すいか割り協会のルールは以下のとおりです。

  • すいかと割る人の距離は、9m15㎝
  • 棒は、直径5㎝以内、長さ1m20㎝以内。(各自で準備する)
  • 目隠しは、日本すいか割り協会公認の手ぬぐい。
    目隠し度合いの確認のため1万円札を競技者の前に落としてみる
  • 割る人を回転させる回数は、7回と2/3回転
  • 使用するすいかは、よく熟れた国産すいか。
  • 制限時間は3分
  • 判定
    割れたすいかの断面の美しさによって審判員が判定する。
    すいかが2つに割れて、その2つの大きさが均等である状態を満点とし、割れた部分の不均衡具合によって減点法で採点する。
  • 審判員は、その年のすいかを10個以上食べている必要がある。

 

日本すいか割り推進協会のルール

日本すいか割り推進協会は、スイカの日本一の生産地として知られる山形県尾花沢市周辺を管轄する「JAみちのく村山」が平成21年(2009年)に設立した団体です。

日本すいか割り協会解散後に設立されました。

設立と同時に、日本すいか割り協会が作ったルールをベースに公式ルールを作りました。

 

競技場所

どこでも楽しめるが、砂浜または芝生の広場が最適である。

すいかと割る人の距離は、5m以上7m以内とする。

 

道具(各自で準備する)

棒は、直径5㎝以内、長さ1m20㎝以内とする。

目隠しは、手ぬぐいまたはタオル。

すいかは「日本国産すいか」を用いる。

 

競技者

すいかを割る人=1人、サポーター複数人で1組とする。

サポーターの人数に制限はない。

 

審判員

すいかが大好きで、公正な道徳心を持つ健康な人で、すいかの質問5つのうち3つに答えられることが条件。

  • 1:すいかの一番甘い部分はどこか?
    正解:真ん中の部分
  • 2:すいかの水分はどれくらい?
    正解:85~91%の範囲であれば正解
  • 3:おいしいすいかの見分け方は?
    正解:縞模様がはっきりしていること。手の平で軽く叩いたときやや濁った音がする。など
  • 4:すいかの種はどれくらいあるか?
    正解:400~500の範囲であれば正解
  • 5:すいかの原産地は?
    正解:南アフリカまたはカラハリ砂漠周辺のサバンナ地帯であれば正解

 

競技の開始

審判員は、距離と道具を確認する。

審判員は、割る人の目隠しを確認する。

割る人は、右回りで5回と2/3回転する。

 

競技の進行

割る人の持ち時間は1分30秒

サポーターは以下の行為を禁止する。

  • 「競技と関係ないアドバイス」
  • 「割る人を中傷するような言動」
  • 「すいかの真後ろに立って『私の声のする方へ』という指示」

棒を振り下ろしたら、審判員が判定を行う。

判定が終わったら、相手チームと交代する。

 

勝負の判定

すいかに当たらなかった場合、時間内であれば3回まで棒を振ることができる。

以下のように審判員が点数をつける

  • 空振り=0点
  • すいかに当たった=1点
  • すいかにひび割れができた=2~4点(ひび割れの程度による)
  • すいかの果肉が見えた5~10点(見え具合による)

 

後始末

勝ったチームはすいかを食べる権利がある。

負けたチームは、すいかが残ったら食べられる。

勝ち負け関係なく、競技場所をきれいにしゴミを持ち帰る。

 

出典:JAみちのく村山「すいか割りの主なルール」(PDF)

目隠しをして棒を振り上げる男の子とすいか

すいか割りがどのようなものかわかりましたね。

すいかを地面に直接置くと、割れたときに汚れたり後片付けが大変なので、レジャーシートやビニール袋を敷いて遊ぶ人も多いそうですよ。

公式のルール通りにしても良いですし、その場にいる人たちで独自のルールを作っても良いですし、みんなで楽しく遊んで、甘くておいしいすいかを食べてくださいね!

 

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