8月11日の「山の日」は祝日ですので有名ですが、10月3日の「登山の日」はどうでしょうか?
「知らない」という人が多いのではないでしょうか?
「山の日」と似ているようですが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は10月3日の「登山の日」の意味などについてわかりやすく解説いたします。
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10月3日の「登山の日」の意味とは?

平成4年(1992年)、一般社団法人日本アルパイン・ガイド協会の呼びかけにより日本山岳会が制定した記念日です。
「山に登ることで雄大な自然に触れ、自然の素晴らしさを知り、その恩恵に感謝する」という目的で制定されました。
10月3日の由来は、日本最初の山岳クラブの日本山岳会が明治38年(1905年)10月に発足したことと、「10=と 3=ざん(登山)」の語呂合わせです。

「登山の日」が制定された当初は、10月3日~10月11日の9日間を「登山週間」として登山奨励イベントなどを開催したり、都内で大規模な登山奨励イベントが開催されたりしていましたが、長続きせず「登山の日」は定着しませんでした。
現在も、大規模なイベントは開催されていません。
「登山の日」にSNSで自分が登山した山の画像をUPしたり、登山の楽しさや登山に関する注意喚起などをしたりする人はいますがあまり盛り上がっていないようです。
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8月11日の「山の日」との違い

「山の日」は、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを趣旨として、平成26年(2014年)に制定された祝日です。
平成28年(2016年)1月1日に施行され、その年の8月11日が最初の「山の日」でした。
山の日の詳細については以下をご覧ください。
関連:「山の日」はなぜ8月11日?由来とは?2023年のイベント情報 - 日本文化研究ブログ
「山の日」と「登山の日」は以下のような違いがあります。
日にちが違う
「山の日」は毎年8月11日
「登山の日」は毎年10月3日
祝日と記念日の違い
「山の日」は国が制定した国民の祝日です。
「登山の日」は公益社団法人日本山岳会が制定した記念日です。
制定年が違う
「山の日」は平成26年(2014年)に制定され、平成28年(2016年)1月1日に施行されました。
「登山の日」は平成4年(1992年)に制定されました。
認知度が違う
「山の日」は国民の祝日なので認知度が高く、日本各地の山でイベントが開催されたりSNSも盛り上がります。
「登山の日」は記念日なので認知度が低く、特別なイベントは開催されておらずSNSもあまり盛り上がっていません。

「登山の日」がどういう日かわかりましたね。
「山の日」も「登山の日」も山に関する日なので似ている部分もありますが、「登山の日」は祝日ではないので認知度が低いようです。
最近は登山をする人が増えていますので、「登山の日」には登山の装備を見直したり、登山の注意点を改めて学んだりするきっかけになると良いですね!
関連:「山の日」はなぜ8月11日?由来とは?2023年のイベント情報
関連:「海の日」と「山の日」があるのに「空の日」や「川の日」がないのはなぜ?
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