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「地蔵盆」2017年はいつ?意味や由来とは?お供えの書き方や相場は?

      2017/08/20


 

優しいお顔で、赤い頭巾やよだれかけをし、私たちを見守ってくださるお地蔵様。

そんなお地蔵様のお祭り、「地蔵盆」という行事があるのをご存知でしょうか?

今回は地蔵盆の意味や由来などについて調べていきたいと思います。

関連:お地蔵さんってどんな意味あるの?なぜよだれかけをしているの?

 

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地蔵盆の意味は?

読み方は「じぞうぼん」です。

お地蔵様は正式には「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」といいます。

地蔵菩薩の縁日(えんにち・神仏に由来のある日、神仏の世界とこの世の縁がある日)は毎月24日なのですが、特に旧暦の7月24日を中心とした3日間、または2日間で行われる地蔵菩薩のお祭りが「地蔵盆」です。

地蔵盆は、寺院に祀られているお地蔵様ではなく、道祖神(どうそじん・集落や村の中心、境界や道の辻、三叉路などに祀られる神)信仰と結びついた辻地蔵(つじじぞう・街角や道端のお地蔵様)が対象です。

お地蔵様は子どもの守り神でもありますので、子どもが中心となってお地蔵様を供養します。

お地蔵様を洗い清めて新しいよだれかけをつけ、化粧(お顔を白く塗る)をして飾りつけます。

関西地方を中心とした行事で、発祥といわれている京都では、子どもが生まれると男の子は白、女の子は赤の提灯に名前を書いて奉納する風習があり、地蔵盆に参加している間は毎年飾られます。

提灯は、お地蔵様と子どもを結び、願い事を叶えてくれると考えられており、提灯には「子どもの名前」と「地蔵尊」と書きます。

子どもたちはお供えのお菓子をいただき、ゲームや福引をし、地域によっては子どもたちがお経を読んだり、盆踊りをするところもあるそうです。

また「数珠回し(数珠繰り)」といって、珠が大きくて直径2m~3mのくらいの長い数珠を僧侶の読経に合わせて回す儀式があります。

数珠回しでは、大人も参加し、みんなでお地蔵様の前で大きな輪になり、無病息災や幸せを祈願しながら数珠を回します。

 


 

地蔵盆の由来は?

地蔵盆の由来は諸説あり、はっきりとはわかっていませんが、地蔵菩薩の物語が背景になっていると考えられています。

親より先に亡くなった子どもは、三途の川の賽の河原(さいのかわら)で小石を積み上げていく修行をします。

ある程度まで積み上げると鬼がやってきてそれを壊してしまいます。

壊されたらまた最初から、子どもは小石を積み上げていきます。

そしてまた壊される・・・これが繰り返されるのです。

これを哀れんだ地蔵菩薩は、子どもたちを鬼から守ったといわれており、地蔵盆は子どもの幸せを願う行事として広まったといわれています。

関連:三途の川の三途の意味とは?どうして六文銭が必要なの?石積みって何?

 


 

また、平安時代(794年~1185年)の歌人、小野篁(おののたかむら)の話も有名です。

小野篁は、昼間は朝廷に仕え、夜になると井戸を通って地獄へ行き、閻魔大王(えんまだいおう)のもとで裁判の補佐をしていました。

ある日小野篁は、地獄で苦しむ死者の代わりに、閻魔大王が地獄の炎で自身の体を焼いて苦しんでいるのを目撃してしまい、閻魔大王を救おうと供養を始めたのが地蔵盆の由来といわれています。

閻魔大王は、地蔵菩薩の化身であると考えられています。

 


 

地蔵菩薩はあらゆる人を救済する方なので、地獄でも死者を救済すべく、死者の代わりに自らを焼いていたといわれています。

小野篁が地獄へ行くために通ったといわれる井戸は、京都府東山区の六道珍皇寺にあります。

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地蔵盆2017年はいつ?

旧暦をそのまま新暦に置き換えて7月24日前後に行うところもありますが、多くの場所では月遅れの8月23日、24日に行うようです。

また、地域によっては前後の土日や、24日だけということもありますので、事前に確認しましょう。

2017年は、8月23日(水)、8月24日(木)です。


お供えの書き方や相場は?

地蔵盆のお供えは、最後に子どもたちがいただくことを考え、お菓子やお餅、お花などが一般的ですが、お金を包む場合は2000円~3000円が相場です。

町内会や子供会など、地域で金額が決まっていたり、事前に集めることもありますので、お住いの地域でどのようにするのか確認してください。

のし袋は紅白の蝶結びの水引きか白い封筒「御供」「お供え」「御尊前」「灯明料」と書き、名前を書きます。

このとき、地域によっては黄白の仏事用の封筒を使うことがあり、その場合は「志」と書きます。

ほかに名前は親の名前なのか子どもの名前なのか、地域によって異なりますので事前に確認してください。

 


 

地蔵盆は、いつも見守ってくださっているお地蔵様を、子どもたちが中心となって供養するものだということがわかりましたね。

お地蔵様は、子どもたちが親より先に亡くなった時にも、子どもたちを守ってくださいます。

関西地方を中心とした行事ですが、ほかの地域でもお地蔵さまに感謝する人が増えるといいですね。

 

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