入籍や結婚式、引っ越しをするとき、より良い日を選びたいと思いますよね。
吉日といえば「大安」をはじめ、「天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)」や「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」などが有名です。
では「母倉日」とはどういう日なのかご存知でしょうか?
今回は吉日といわれている「母倉日」についてご紹介します。
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母倉日とは?
読み方は「ぼそうにち」です。
「母が子を育てるのと同じように、天が人間を慈しむ日」という意味があります。
何事にも吉で、特に入籍や結婚式など婚姻関係は大吉とされています。
また、家を建てたり修理することも吉ですし、宝くじや財布を購入したり、引っ越しなども吉です。
カレンダーの暦注(れきちゅう・暦に記載されるその日の運勢など)には「母倉」とだけ書かれていることが多いです。
母倉日と一粒万倍日が重なったら?
「母倉日」と「一粒万倍日」のような吉日が重なる場合は、「良い日が重なって更に良い日となる」と考えます。
吉日には「大安」「巳の日」「寅の日」「鬼宿日」「天赦日」などがあります。
2024年の母倉日はいつ?
母倉日は、月ごとに選定基準が異なります。
月 | 選定日 |
1月・2月 | 子の日、亥の日 |
3月・6月・9月・12月 | 巳の日、午の日 |
4月・5月 | 寅の日、卯の日 |
7月・8月 | 丑の日、辰の日、未の日、戌の日 |
10月・11月 | 申の日、酉の日 |
これに当てはめると2024年の母倉日(赤は一粒万倍日と重なる日)は以下のようになります。
2024年母倉日カレンダー
月 | 日にち |
1月 | 6日(土)、7日(日)、18日(木)、19日(金)、30日(火)、31日(水) |
2月 | 5日(月)、6日(火)、17日(土)、18日(日)、29日(木) |
3月 | 1日(金)、12日(火)、13日(水)、24日(日)、25日(月) |
4月 | 11日(木)、12日(金)、23日(火)、24日(水) |
5月 | 14日(火)、15日(水)、26日(日)、27日(月) |
6月 | 7日(金)、8日(土)、19日(水)、20日(木) |
7月 | 1日(月)、2日(火)、16日(火)、17日(水)、28日(日)、29日(月) |
8月 | 8日(木)、11日(日)、14日(水)、17日(土)、20日(火)、23日(金)、26日(月)、29日(木) |
9月 | 1日(日)、4日(水)、10日(火)、13日(金)、16日(月)、19日(木)、22日(日)、25日(水)、28日(土) |
10月 | 1日(火)、4日(金)、7日(月)、8日(火)、9日(水)、20日(日)、21日(月) |
11月 | 1日(金)、2日(土)、16日(土)、17日(日)、28日(木)、29日(金) |
12月 | 10日(火)、11日(水)、22日(日)、23日(月) |
母倉日と仏滅が重なったら?
仏滅(ぶつめつ)は「仏も滅するような大凶の日」という意味があります。
六曜の中で最も凶の日です。
何をしても悪い日で、特に婚礼などのお祝いごとは避ける習慣があります。
但し、仏滅=物滅として、それまでの物事が滅び、新しく始まるという解釈もあり、大安よりも結婚や引っ越しには最適の日だと考えることもあるそうです。
また、凶日には、赤口や不成就日などがあります。
赤口(しゃっこう・しゃっく・せきぐち)は「万事に用いない悪日」という意味があります。
11時~13時のみ吉とされ、それ以外は凶です。
「赤」という字が火や刃物を連想させることから、火事やケガに注意が必要な日とされています。
仏滅や赤口のほかに「不成就日(ふじょうじゅび)」というのがあり、この日は何事も成就しない日、悪い結果だけを招く日という意味があります。
結婚や開店、引っ越し、契約、願い事など、色々なことが凶となっており、なにかを始めるには適さない日とされています。
母倉日とこれらの日が重なった場合どうなるのでしょうか?
これには二通りの考え方があり、 母倉日のほうが強いので気にする必要はないという考え方と、悪い日の影響が母倉日の効果を打ち消すので避けるべきだという考え方があるようです。
気になる方は避けたほうがいいのかもしれません。
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カレンダーに書かれている暦注は、たくさんあります。
暦注をすべて確認して、気にしながら生活するのはとても大変なことかもしれません。
また、暦注は科学的根拠のない迷信だとも言われているので、吉日と悪い日が重なった場合に何を優先するかを決めるのは最終的には自分自身・・・といったところでしょうか。
入籍や結婚式は親族にも関係することですから、暦注を考慮しつつ話し合いをして決めるといいですね。
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